セスク・ファブレガスのプレースタイルは?チェルシーでは戦力外候補から再び主力へ

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一時期はパフォーマンスを落とし、戦力外候補とまで言われていたスペイン代表のセスク・ファブレガスですが、2016-2017シーズンの後半から出場機会を増やしてチェルシー優勝の原動力となりました。

2017-2018シーズンもチェルシーにとって貴重な戦力になるでしょう。

セスク・ファブレガスは今までにアーセナル、バルセロナ、チェルシーとビッグクラブを渡り歩いてきましたが、どんなプレースタイルを持っている選手なのでしょうか?

今回はスペイン代表への復帰も期待されるセスク・ファブレガスのプロフィールやプレースタイルを紹介したいと思います。

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セスク・ファブレガスのプロフィール

 

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名前ーフランセスク・ファブレガス・ソレール(Francesc Fàbregas Soler)

国籍ースペイン

出身地ーアレニズ・ダ・マール(カタルーニャ)

生年月日ー1987年5月4日

身長ー180cm

体重ー75kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

セスク・ファブレガスはスペインの自治州カタルーニャ州生まれの選手で、幼い頃は同州のトップクラブFCバルセロナの下部組織「カンテラ」でプレーしていました。リオネル・メッシらと近い世代ですね。

しかしセスクはトップチームでのプロキャリアは別のチームで開始することになります。

そのチームはイングランドプレミアリーグのアーセナルFC

若手マニアのアーセン・ヴェンゲルがその才能に惚れ込み、セスクをイングランドに連れてきたのです。18歳未満の選手を他国リーグに無償で移籍させる行為は物議を醸しましたが(後にアーセナルに移籍金支払い命令)、ともかくセスクはイングランドでプレーすることになりました。

デビューはなんとセスクがまだ16歳の時。翌シーズンから公式戦46試合に出場するなど若くしてアーセナルの中盤にスタメンとして名を連ねる事になります。

2008年には21歳にしてキャプテンマークを巻くなど「ヤング・ガナーズ」の象徴的存在でしたね。

しかしセスクはユース時代の古巣であるバルセロナへの思いが常に強くあり、結局2011年にバルセロナに戻ってしまうことになりました。

バルセロナではコンスタントに試合に出場こそしていたものの、イニエスタやシャビらスタメンの牙城は崩せず、2014年に再びイングランド行きを決意。

そしてセスクが新天地に選んだのは同じロンドンのライバルクラブであるチェルシーFCだったためにアーセナルのサポーター達は大激怒しました。今でも一部のアーセナルサポーターはチェルシー戦でセスクが出場するとブーイングを浴びせています。

チェルシーでは最初の2シーズンこそ主力でプレーし、優勝にも貢献しましたが2016年に監督に就任したアントニオ・コンテ監督からは当初あまり信頼を得られず「戦力外」候補とまで言われていました。

しかし徐々にコンテの戦術にフィットするとシーズン後半はコンスタントに出場、チェルシーのリーグ優勝に貢献しています。

POINT

・バルセロナのカンテラ出身

・アーセナルにて16歳でデビュー

・バルセロナに戻るも再びプレミアリーグチェルシーに移籍

セスク・ファブレガスのプレースタイルは?

プレミアリーグトップクラスのパサー

セスク・ファブレガスの主なポジションはトップ下やインサイドハーフ、ボランチといった中央のミッドフィルダーです。スペイン代表ではゼロトップ気味のフォーメーションにおいてワントップもやっていましたね。

セスク・ファブレガスのプレースタイルにおいて最も特徴的なのは類まれな「パスの精度」とすぐにゴールへの最短距離を見つける事ができる「広い視野」です。

スペインの選手らしくショートパスももちろん巧いのですが、セスク最大の武器はピッチのどんなところにいても確実にアタッカー(もしくはその前方のスペース)の元にボールを送り届けるロングパスの精度にあります。

常に首を振って周囲の状況を細かく確認しているので相手ディフェンスラインの高さも見えています。逆サイドに自チームのウイングやサイドバックが走っていることも、相手のチームで誰が守備に戻ってきていないのかも常に見ています。

なのでセスクは下がり目の位置にいても一発でゴールに直結するロングパスを通すことができるのです。チェルシーでもセスクのパス一発で局面が大きく有利になるシーンはもうお馴染みですよね。

同じくスペイン人でサイドでのプレーを得意とするマルコス・アロンソと長い距離のパスを交換することもあるように本当にピッチ全体を広く見えています。

マルコス・アロンソのプレースタイルはこちらも参考に→マルコス・アロンソのプレースタイルは?地味だがチェルシー優勝の立役者

そして通常こういった司令塔タイプのパサーは得点力に欠けることも多いですが、セスクはそこそこ得点も取れる選手です。バルセロナではシーズン二桁ゴールを決めたこともありますし、プレミアリーグでは通算49ゴールを記録しています。

セスクはパスの能力と共通しますが、相手のフォーメーションに空いたスペースを見つけるのが早いため、簡単に相手のボックス内に侵入することができるのです。コースを狙ったシュートも正確です。セスクが時折トップ下で起用されるのはこの得点力があるためですね。

バルセロナで期待ほどじゃなかった理由は?

バルセロナでは正直期待されたほど活躍していませんでしたが、それは適性の違いでしょう。バルセロナは基本的に相手の素早いカウンターを防ぐため選手同士の距離を近くして細かくパスを交換しつつゆっくり攻めるポゼッションタイプのチームです。

セスクだってショートパスの交換は巧いのですが、上記の通りセスクは比較的中盤から一発で局面を決めるパスを主体としたプレースタイルです。どちらかという速攻やカウンターのパス出し屋としてのプレーの方が向いているのです。そういうセスクの長所と当時のバルセロナの哲学に若干乖離があったのは否めないでしょう。

実際セスクがチェルシーに移籍した当初の監督ジョゼ・モウリーニョは「バルセロナはセスクの使い方を分かっていなかった」と公言しています。

確かにセスクはアーセナルでもそうですしチェルシーでもそうですが、プレミアリーグのようによりダイレクトなスピードとパワーを求められるチームの方が輝いて見えます。

皮肉にもセスクが離れた後の現在のバルセロナはラキティッチのようにダイレクトなパスができる中盤が活躍しているだけに少し移籍が早かったかなとは思いますけど・・・

ラキティッチのプレースタイルはこちらも参考に→クロアチア代表ラキティッチのプレースタイルは?バルセロナ攻守の要

セスクは足も遅いですし、守備も上手くないので現監督のアントニオ・コンテが中盤に求める適正とは少し違うかもしれません。実際2016-2017シーズンの序盤は出場機会が少なかったですからね。しかしコンテもセスクを起用する試合が徐々に増えてきており、またセスクもコンテの守備戦術に少しずつ慣れ始めているためまだまだチェルシーでは主力として活躍できるでしょう。

POINT

・現役トップクラスのロングパス精度を持つ

・ポジションの割にゴールも取れるタイプ

・プレミアリーグはセスクにぴったりの舞台