日本代表金崎夢生のプレースタイルは?フットサルテクニックと獰猛さを持ち合わせるFW

シェアする

※当サイトは記事内にアフィリエイト・アドセンス広告を含む場合があります。

昔から言われていることですがサッカー日本代表は得点力不足です。サッカーファンであれば何度も目にしてきたかと思いますが、一生懸命守備に走って、小気味よくパスを繋いで圧倒的に攻めていても最後のシュートが決まらない事が多いですね。

日本人は優しい性格ですが、ストライカーというポジションはゴリゴリのエゴを出しまくって結果を残している人が多いのも事実です。世界でストライカーとして成功している人にはこういう選手が多いですよね。

しかし日本にもそういったストライカーとしての素質と激しい気性を持っている選手がいます。

その選手とは鹿島アントラーズに所属する金崎夢生(かなざき むう)です。

※2018年7月追記 サガン鳥栖に移籍

今回は2017年11月に日本代表復帰も果たした金崎夢生のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

金崎夢生のプロフィール

 

明日はオフです! #鹿島アントラーズ #kashimaantlers #jリーグ #jleague #金崎夢生 #mukanazaki

鹿島アントラーズ公式さん(@kashima.antlers)がシェアした投稿 –

名前ー金崎夢生(かなざき むう)

出身地ー三重県津市

生年月日ー1989年2月16日

身長ー180cm

体重ー70kg

ポジションーFW

利き足ー右足

金崎夢生は元々フットサルをやっていた選手で、小学生期の途中からサッカーも並行してプレーしていた選手です。

その卓越した技術とフィジカルから早い段階でJリーグのクラブも注目する存在でしたが、金崎はJリーグのユースを選ばず、高校時代も強豪の滝川第二高校で過ごすことになります。

2007年にはJリーグの大分トリニータに入団、初年は公式戦23試合3ゴールとまずまずの成績を残すと翌年には43試合、よく翌年には35試合に出場するなど若くして主力となっていました。

この成績により2010年からは名古屋グランパスに完全移籍。名古屋では2011年こそスタメンから外れるも他のシーズンは安定的に出場機会を得ていましたね。

元々金崎は海外志向の強い選手でもあり、2012年にはドイツブンデスリーガのニュルンベルクに移籍、2013年にはポルトガルリーグ2部のポルティモネンセに移籍しています。

ポルトガルでは2部とはいえ2シーズンで公式戦53試合17ゴールを記録して活躍するも欧州内移籍は断念。2015年に鹿島アントラーズにレンタルで移籍してその後完全移籍しています。

※2018年7月追記 サガン鳥栖に移籍

また日本代表では意外?とキャリアが長く、初招集は岡田武史氏が監督を務めていた2009年にまで遡ります。しばらく招集されていませんでしたが2015年に代表復帰しています。

POINT

・幼少時代はフットサルとサッカーを並行

・ポルトガル2部でも主力としてプレー

・鹿島復帰後もJリーグ屈指のストライカーとして活躍

金崎夢生のプレースタイルは?

日本では珍しいエキセントリックなストライカー

 

やっぱりすごいぜ、夢生さん! #鹿島アントラーズ #kashimaantlers #jリーグ #jleague #matchday #エース #金崎夢生 #mukanazaki

鹿島アントラーズ公式さん(@kashima.antlers)がシェアした投稿 –

金崎夢生は現在ではセンターフォワードとしてのイメージが強いですよね。しかし元々プロ入り直後はミッドフィルダーとしての評価が高かった選手で、センターハーフ、トップ下、サイドハーフを主戦場にしていた選手です。

金崎のプレースタイルで特徴的なのは「ゴールへの貪欲さとエゴ」、「フィジカルパワーと強引な突破力」、「フットサル仕込みのボールスキル」、「運動量とプレーエリアの広さ」が挙げられ、ストライカーとして非常に優秀な性能を持つ選手です。

金崎夢生の最大の魅力はやはり日本人らしからぬ意思の強さとハングリーさにあります。いつも自分がゴールを決めると考えていますし、誰が相手でも要求はしっかり行います。鹿島では交代に激怒し、当時監督だった石井氏にベンチで詰め寄ったりなどという事件もありましたね。アンダー世代の代表では柴崎岳とも練習中に揉めています。

その分ピッチ上で発揮される闘志も凄まじく、レヴァンドフスキやアレクシス・サンチェスのように味方に厳しい要求をします。ストライカーならこういう少しイカれた「何が何でも決める」という精神性は重要なのでその意味で金崎は貴重な存在だと思いますね。

レヴァンドフスキのプレースタイルはこちらも参考に→ポーランド代表レヴァンドフスキのプレースタイルは?その凄さはどこにある?

アレクシス・サンチェスのプレースタイルはこちら→アレクシス・サンチェスのプレースタイルと貧乏エピソード

プレースタイルに話を戻しましょう。金崎が本格的にセンターフォワードとしてプレーし始めたのは意外と最近でポルトガル時代にトップ下からコンバートされたのがきっかけでした。

それまでの金崎はどちらかというとテクニック系、上記したように元々フットサル出身の選手で、大分トリニータや名古屋グランパスにいた頃はテクニックでサイドとバイタルエリアを切り裂くドリブラーでした。現在の金崎夢生のイメージとはずいぶん異なりますね。

センターフォワードにコンバートされてからはよりフィジカル面で大きく成長し、ポルトガルでも大柄なデェフェンダー達を背負いながらボールをキープすることもできていましたね。鹿島に移籍し、久しぶりに日本に復帰した金崎のプレースタイルの変化に驚いたJリーグファンも多いのではないでしょうか。

しかしプレースタイルこそ変化しましたが、フットサル出身だけあって基本のボールタッチ技術は相変わらず高いですし、足裏を使ったりアウトサイドを使ったりアイデアも豊富です。

センターフォワードとしてのプレーが板についた現在でも相手に突っかけながらマークを突破していくドリブルを見る事ができますね。ボールを足元に押しとどめておける金崎のテクニックは鹿島にも日本代表にも非常に重要なピースとなるでしょう。

運動量も多くプレーエリアが広い

さらに金崎夢生はセンターフォワード起用時でもプレーエリアが広く、必要に応じてサイドに流れてボールを引き出すことができます。レアル・マドリードのベンゼマなんかもそうですが、センターフォワードがセンスよくサイドに流れてくれると2列目の選手はとてもプレーしやすくなります。

ベンゼマのプレースタイルはこちらも参考に→レアル所属ベンゼマのプレースタイルは?最高とは?事件やエピソードも

サイドに流れた時は上記のようなドリブルを見せてくれますね。金崎が流れたサイドからダイレクトにゴールが生まれる事も多いです。ヨーロッパでフィジカルが鍛えられたこともあり、デイフェンダーにゴリゴリ体をぶつけながら強引に突破していくドリブルも身に付けましたね。

シュートエリアも広く、エリア外でもキツイ角度からでもパワフルなミドルシュートを枠に飛ばせます。身長は180cmでそこそこながらヘディングも上手いです。

ハリルホジッチはどうやら金崎にドンと中央で構えていて欲しいと要求していますが、流動性も金崎の魅力なのでもうちょっとお互いに理解を深める必要があるでしょう。

いずれにしても金崎夢生は持ち前のテクニックに加え、ヨーロッパで身に着けたフィジカルと得点能力、貪欲にゴールを狙う姿勢など日本代表のセンターフォワードとしては稀有な才能を持っているので代表での開花も期待したいですね。

POINT

・貪欲にゴールを狙えるストライカー

・フットサル出身だけにテクニックもある

・サイドに流れてパスを引き出す動きも可能!