日本代表小林悠のプレースタイルは?川崎と日本が誇るラインブレイカー

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2017年のJリーグは川崎フロンターレが悲願の初優勝を飾りました。その川崎においてシーズン序盤からキャプテンを務め、23ゴールを挙げて得点王にも輝いたのが日本代表の小林悠です。

これまでも日本代表にはちょくちょく招集されていましたが、2017年12月に行われる東アジアカップにも招集され、ここで活躍できればワールドカップメンバー入りの可能性も高くなるでしょう。

今回はそんな小林悠のプロフィールや優れているポイント、プレースタイルを見ていきたいと思います。

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小林悠のプロフィール

 

ルヴァン杯決勝 ルヴァン杯決勝戦。 まず最初にあれだけの雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝の気持ちでいっぱいです。 また、テレビで応援してくれたサポーターの皆さんもありがとうございました。 試合が終わるときにはこのサポーターと一緒に喜びを分かち合えると思って試合にのぞみましたが、まだまだ自分達の力不足でした。 試合が終わってからたくさん考えましたが、やっぱり最終的に思うのは勝たなければ何を言っても結果論になってしまうということです。 タイトルをとれなければ何も変わらないということです。 Jリーグも残り3試合になりました。 自分達の今年やってきたことを1試合でも多く出せるように努力します。 また次の試合に向けて今日から練習頑張ります!

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名前ー小林悠(こばやし ゆう)

出身地ー東京都町田市

生年月日ー1987年9月23日

身長ー177cm

体重ー72kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

小林悠は東京都の町田市生まれで、高校時代は麻布大学付属大渕野辺高校サッカー部に所属していました。

ここで小林は冬の全国高校サッカー選手権に2年連続で出場し名前を挙げました。しかし卒業後すぐにJリーグに進む事はなく、これまた大学サッカーの名門である拓殖大学に進学。

大学リーグでも存在感を発揮した小林悠は学生でもJリーグのチームに所属することができる「特別強化指定選手」に選ばれ、大学に在学しながら水戸ホーリーホックに所属してJリーグデビューを飾ります。

J2の水戸では5試合の出場に止まりましたが、大学卒業と同時に川崎フロンターレが獲得、小林はJ1でプレーすることになります。

川崎では2年目に公式戦39試合出場で14ゴールを記録するなどブレイク。その後も怪我で離脱はありつつ重要なゴールを決め続け2017年には23ゴールでJ1得点王、シーズンMVPを獲得し川崎フロンターレの初優勝に貢献しています。

この得点力の高さから元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニも注目しブラジルワールドカップメンバー入りも期待されていましたが負傷もあってメンバー入りはならず、その後もたびたび招集されるも実力のわりにプレー機会は少ないですね。

POINT

・拓殖大学在学中にJ2デビュー

・川崎でも初年度から定着で2017年得点王

・代表でも歴代監督が注目をしていた

小林悠のプレースタイルは?

日本人アタッカーではナンバー1のラインブレイカー

小林悠の主なポジションは左右のウイングとセンターフォワードと主にアタッカーのポジションを得意としています。川崎ではサイドハーフを務めることも多いですね。

小林悠のプレースタイルで特徴的なのは「スペースの使い方、作り方」と「ワンタッチによるポストプレー」、「高い決定力」です。

小林は元イタリア代表、フィリッポ・インザーギを思わせるような縦横無尽のフリーランでスペースに鋭く飛び込んでゴールを決められるプレースタイルを持っている選手なのです。

特に裏に抜け出す時のタイミングの良さ、中に入るフリをしてアウトサイドに出る動き、逆に外を意識させておいてゴール前に入っていく動きは一級品でとても美しく、Jリーグのプレーヤーではナンバー1のスペースアタッカーと言っていいほどです。

その動きと駆け引きのテクニックは時折マンチェスター・シティのアグエロを思い起こさせることもあります。

アグエロのプレースタイルはこちらも参考に→アルゼンチン代表アグエロのプレースタイルは?ラインの駆け引きが抜群に上手いCF

フォワードの位置にスペースを上手く使える選手がいれば相手はディフェンスラインを下げざるを得ず、2列目以下の選手に大きなチャンスが生まれることになります。

日本代表には2列目に優秀な選手がたくさんいますので小林悠のようなスペースに飛び込む、または味方にスペースを作ることができるアタッカーは大事ですよね。

またハリルホジッチはボールを奪ってからすぐに縦の攻撃につなげるトランジションサッカーをメイン戦術にしているので、カウンターアタックという意味でも小林のスペースを使う動きは得点に直結するでしょう。もちろんスピードもあります。

ポストも上々、大事な時に決めきる決定力も

また小林悠は身長こそ177cmとアタッカーとしては少し低めですが、ボディバランスは良く少々のタックルなら踏ん張ってボールを2列目の選手に落としてあげる事ができます。

特にワンタッチによるポストプレーで周囲と連携しながら攻める攻撃は川崎フロンターレの強力な攻撃手段となっており、日本代表でも期待されますね。日本代表には大迫勇也という素晴らしいポストプレーヤーがいますがスピードと裏抜けに長けた小林とはプレースタイルが異なるので相手によって使い分けると効果的でしょう。

大迫のプレースタイルはこちらも参考に→大迫勇也のプレースタイルは?特徴は半端ないポストプレー!

そして小林悠のプレースタイルでさらに注目すべきは決定力です。怪我の無いシーズンは毎年のように二桁ゴール、2017年には23ゴールを奪っているように小林は日本人フォワードとしては得点能力が非常に高いです。

しかもただ単にゴールを決めているというわけではなく、優勝の掛かる状況や負けられない状況でチームを救う重要なゴールを何度も決めています。優勝が決まった大宮戦でもハットトリックを決めています。

年齢も30歳になりましたし経験も豊富でどんな状況でも焦らずゴールを狙えるのが小林の強みですね。決定力不足が叫ばれて久しい日本代表ですが、今の小林ならその状況を改善できるかもしれません。

下にJリーグ公式チャンネルにあるベガルタ仙台戦での小林のゴールシーンをシェアしますが、スペースへのランが素晴らしいですし、シュートもハイレベルです。

2017シーズンの好調をこの先も維持する事ができれば2018ロシアワールドカップのメンバーに入ってもおかしくないと思うので期待したいですね。

POINT

・スピードと駆け引きで裏を取れるタイプ

・ワンタッチで落とすプレーが絶品

・ゴール前で冷静に決めきる決定力も魅力