イングランド代表ハリー・ウィンクスのプレースタイルは?トッテナムのリトル・イニエスタ

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イングランド代表の選手は大柄でタフな守備が得意でよりゴールにダイレクトに迫っていくようなプレースタイルを持つ選手が多いですよね。しかしそのおかげで中盤において華麗なゲームメイクを披露する選手が他国に比べて少なくなりがちです。

しかしそんなイングランドにも若手で期待のゲームメイカーが現れています。

その名はトッテナムに所属する1996年生まれのハリー・ウィンクスです。トッテナム監督のポチェッティーノからは「リトル・イニエスタ」と称されていますね。

今回はそんなウィンクスのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ハリー・ウィンクスのプロフィール

 

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名前ーハリー・ビリー・ウィンクス(Harry Billy Winks)

国籍ーイングランド

出身地ーヘメルヘムステッド

生年月日ー1996年2月2日

身長ー178cm

体重ー73kg

ポジションーMF

利き足ー左足

ハリー・ウィンクスはロンドン近郊にあるヘメルヘムステッドという街で生まれたサッカー選手で、キャリアのスタートはロンドンにあるプレミアリーグのビッグクラブであるトッテナム・ホットスパーの下部組織から始まります。

ユース時代からウィンクスの才能は光り輝いており、数多くの時間をトッテナムのトップチームの選手と共に過ごしてきました。

ウィンクス自身のトッテナムのトップチームデビューは2014年、ウィンクスが18歳になった年の事です。

しかしヨーロッパリーグなどには何試合か出場できたものの、さすがにトッテナムの選手層は厚く移籍して出場機会を得る事も考えたそうですが、監督のポチェッティーノらが説得し残留。

プレミアリーグデビューは2016年になりました。このシーズンは飛躍を遂げられたシーズンで結局2016-2017は公式戦33試合に出場し、プレミア初ゴールも決めています。

2017-2018シーズンもスタメン確保とはいかないまでもチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦でMVPクラスの活躍を見せ才能を徐々に発揮し始めていますね。

またイングランド代表ではU-16世代の頃から招集されている逸材で、2017年10月にはA代表にも召集されています。ロシアワールドカップ予選リトアニア戦ではMVPを獲得しするなどアピールは出来ていると言えるでしょう。

POINT

・スパーズ下部組織生え抜きの選手

・選手層の壁に阻まれるも徐々に出場機会を増やす

・2017-2018シーズンに覚醒の予感

ハリー・ウィンクスのプレースタイルは?

イングランドでは珍しい創造性のあるセンター

 

That feeling when you 🔝the group💪fans were excellent!! #coys

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ウィンクスの主なポジションはインサイドハーフやボランチ、センターハーフという中盤の中央のポジションです。

ウィンクスのプレースタイルで特徴的なのは「繊細なボールタッチ」、「俊敏性」、「天才的なゲームメイクセンス」といったプレーです。

ウィンクスは「リトル・イニエスタ」という愛称の通り、優れたボールタッチ技術と相手マークの間をすり抜けていく敏捷性を持ち、細かくボールに関与してチームにリズムをもたらせる貴重なゲームメイカーなのです。

イングランド代表の試合でプレーするウィンクスを見た時は「イングランドにこんな上手い選手いたっけ・・・」と思ってしまうほどボールタッチが細かく繊細で美しいと感じました。

特にウィンクスのプレースタイルで注目すべきはファーストタッチのセンスです。常に2手3手先のイメージを持ったままファーストタッチを置くので相手のマークを外しやすく、またボールを前に運びやすくなります。

アイデアも独創的でクリエイティビィティがありますね。試合を観戦していても「その発想はなかった」と言いたくなるパスを一試合中に何本も通しています。コンビネーションプレーのセンスも光っていますね。ウィンクスのプレービジョンが優れている事の証明だと言えるでしょう。

ウィンクスのプレースタイルを見ていると、圧倒的な創造力を持ちながら度重なる怪我によってキャリアを伸ばし切れていないアーセナルのジャック・ウィルシャーを思い起こさせます。

ウィルシャーのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表ウィルシャーのプレースタイルは?アーセナルが誇る天才プレーヤー

またウィンクスは基本的にはボールを自分に集めてゲームメイクを行っていくタイプの「プレーメイカー」ではありますが、運動量も豊富でスペースへのランも欠かさずに行える勤勉性も持ち合わせていますね。

スペースを見つける、または創り出すオフザボールのセンスもサッカー脳の良さを感じさせます。正直イングランドでこういうイニエスタ系のセンターハーフはかなり貴重なのではないでしょうか?

事実フル出場したチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦ではスペインの王者相手に才能を発揮し、91%と高いパス成功率を記録しておりプレーメイカーとしての素質を見せつけています。

トッテナムの同僚であるエリクセンも運動量が豊富で華麗なボールスキルを持つ司令塔ですが、ウィンクスの方がよりアイデアとビジョンの独創性があるので上手く併用していけば非常に怖いゲームメイカーユニットになりそうですね。

エリクセンのプレースタイルはこちらも参考に→デンマーク代表エリクセンのプレースタイルは?トッテナムの絶対的司令塔!

フィジカルコンタクトには課題も徐々に向上

ただウィンクスは持っている能力は高いですが常にスタメンで出場するような位置は確保できていません。フィジカルが強い方ではないのでタフにプレスをかけまくるプレミアリーグとトッテナムの戦術だとどうしてもデンベレなどが優先されてしまう状況ですね。

ムサデンベレのプレースタイルはこちらも参考に→ベルギー代表ムサ・デンベレのプレースタイルは?もっと評価されるべきトッテナムの心臓

このフィジカルコンタクトをどういなすかというプレーを伸ばせればもっとウィンクスの価値は高まるでしょう。トップチーム昇格後は守備の拙さが目立ちましたが、守備に関しては一試合ごとに成長しており徐々にプレスのタイミングやポジショニングも良くなってきていますのでこれからに期待ですね。

ロシアワールドカップに出場するイングランド代表に入り込めるかはまだ分かりませんが、2017年10月の代表戦で急遽招集されたように期待は大きく、また上記したようにイングランドでは比較的レアな才能を持っているので可能性はあると思います。

POINT

・絶妙なボールコントロールと繊細なタッチ

・独創的なプレービジョンを持つ

・線は細いが守備はだんだん上手くなっている