イングランド代表カイル・ウォーカーのプレースタイルは?シティの右サイドを制圧するSB

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2017-2018シーズン絶好調で首位をひた走るマンチェスター・シティですが、この好成績には今季大型補強で加入した選手の貢献は大きいでしょう。

その選手とはイングランド代表の右サイドバック、カイル・ウォーカーです。

移籍金はおよそ79億円とも言われ、現在では金満チームの名を欲しいままにしているシティにおいてもディフェンダーとしては史上最高額で加入しています。

今回はそんなカイル・ウォーカーのプロフィールやプレースタイルを紹介していきたいと思います。

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カイル・ウォーカーのプロフィール

 

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名前ーカイル・アンドリュー・ウォーカー(Kyle Andrew Walker)

国籍ーイングランド

出身地ーシェフィールド

生年月日ー1990年5月28日

身長ー178cm

体重ー70kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

カイル・ウォーカーはイングランド中部の大都市シェフィールド生まれで、サッカーキャリアも地元のシェフィールド・ユナイテッドの下部組織からスタートしています。

2008年、カイル・ウォーカーが18歳になる頃に当時チャンピオンシップ(2部相当)を戦っていたトップチームに昇格、同年出場経験を積むため3部相当のフットボールリーグに所属していたノーサンプトン・タウンにレンタル移籍します。

その後才能を見込まれ2009年にはプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに獲得され、ここでも出場機会を積むためクイーンズパークレンジャース(QPR)、アストン・ヴィラにそれぞれレンタル移籍して研鑽を積むことになります。

2011-2012シーズンにトッテナムに復帰するとそこからは右サイドバックとして主力となり、怪我で離脱することもありましたが絶対的な存在感を示します。

そして2017-2018シーズンにマンチェスター・シティがおよそ79億円にも上るというクラブのディフェンダー史上最高額でカイル・ウォーカーを獲得することになりました。

またイングランド代表にもUー19世代の頃から招集されており、こちらも主力としてプレーしています。

POINT

・シェフィールドからサッカー人生スタート

・レンタルで経験を積みながらトッテナムで主力に

・2017年マンチェスターシティにクラブDF史上最高額で移籍

カイル・ウォーカーのプレースタイルは?

後方から走りこむスピードがプレミアトップクラス

カイル・ウォーカーの主なポジションは右サイドバック、右ウイングバックです。しかしサイドハーフでのプレーもできないことはなく、また3バックにおけるストッパーなどセンターバックでも状況によってはプレー可能な選手です。

カイル・ウォーカーのプレースタイルで特徴的なのは「後方から駆け上がるスピード」、「フィジカルコンタクト」、「強烈かつ正確なクロスボールの質」が挙げられます。まさにサイドバックをやるために生まれてきたようなプレースタイルを持っていると言えるでしょう。

過去には時速約35kmというスピードを記録したこともあり、ボールを持っているときでも持っていないときでも瞬く間に右サイドをビュンビュン突破していく縦へのスピードを持っています。

おそらくプレミアリーグのサイドプレーヤーの中でもウォーカーのタッチライン際で発揮するスピードについていける選手はそうそういないでしょう。スタミナも豊富で90分間ずっと快速を飛ばすこともできます。

その姿はトッテナムでサイドバックをやっていた頃のベイルにも例えられることがあるほどですね。(ベイルは左だけど)

ベイルのプレースタイルはこちらも参考に→ウェールズ代表ガレス・ベイルのプレースタイルは?復活を期すレアルの怪物

またカイル・ウォーカーは爆発的なスピードだけでなくフィジカル能力も高く、非常にパワフルな対人守備を披露することもできます。

身長は178cmとディフェンダーとしては小柄ですが、それを感じさせないくらいジャンプ力も高く、空中戦でタフな競り合いを演じることもありますね。

実際にカイル・ウォーカーはサイドバックだけでなく、3バックの右ストッパーを任されることもあります。マンチェスター・シティ監督のジョゼップ・グアルディオラも「カイルはセンターバックもできるよ」と言っています。

ペップ戦術におけるビルドアップと守備は広大なエリアを一人でカバーしなければならない状況も多いので抜群のスピードがあってタフなフィジカルを持つウォーカーのプレースタイルは重要ということなのでしょう。

シティの右サイドで共にプレーすることが多いラヒーム・スターリングとウォーカーによるスピード地獄は対戦相手にとって攻守両方で非常に脅威となります。

スターリングのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表スターリングのプレースタイルは?シティのスピードスター!

筋肉質かつ美しい軌道を描くクロスボール

またカイル・ウォーカーはサイドバックの主な仕事の一つであるサイドからのクロスボールの精度と威力が素晴らしいです。

絶妙にカーブをかけることができますし、蹴り方も脚力が強い人特有の蹴り方で40mくらいの距離からでもゴール前に巻くようなクロスを放り込むことができます。

このキック力と精度からトッテナム時代は直接フリーキックを蹴って見事決めた事もありますね。

右サイドにおいて発揮されるスピードとパワフルな推進力、ロングキックの質を考えるとプレミアリーグの中でも最高にタフなサイドバックらしいサイドバックだと言っていいと思います。

2017-2018シーズンはグアルディオラ特有の戦術に若干戸惑っている感もありますが、持ち前のスピードとタフさでシティの強さによく貢献していると思います。戦術理解の方は経験のあるデルフが左サイドバックで定着しているように徐々に改善されていくものと思われます。

デルフのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表デルフのプレースタイルは?ペップシティで進化する偽の左サイドバック

後は怪我ですね。カイル・ウォーカーだけに限った話ではないですが、爆発的なスプリントを多く行うプレースタイルだとどうしても筋肉系の怪我が多くなってしまい、実際カイル・ウォーカーも何度か筋肉をやっていますので怪我だけが注意してもらいたいです。

順調にいけば2018ロシアワールドカップイングランド代表にも選ばれるはずなので2018年のカイル・ウォーカーも楽しみですね。

POINT

・プレミアトップクラスのスピード

・センターバックができるほどのフィジカル能力

・クロスボールがパワフルで強烈!