2016年12月、日本で行われたクラブW杯であのレアル・マドリード相手に2ゴールを決めてスペインリーグ2部テネリフェに移籍した柴崎岳選手。
胃腸炎や不安障害を発症したり適応に苦しんでいる姿が日本でも報道されていましたが・・・どうやら試合に出られる状態にはなっているらしく、途中出場ながら出場機会を得始めています。
スペインはイングランドやドイツとは違う独特の環境で、私生活でもサッカーでも適応は難しいのでしょう。
そしてスペインで苦しんでいる現状には柴崎選手の性格も関わっているのではないかと思います。柴崎選手はポーカーフェイスで有名ですが・・・実際はどんな性格なのでしょうか?スペインで苦しんでいる理由とは?
柴崎岳の性格は真面目だが神経質で人見知り
柴崎は負けず嫌いで真面目
柴崎岳選手は日本にいた時からプレー中あまり表情が変わらないタイプの人です。クラブW杯でレアル・マドリードに2点決めた際もそんなに喜ばず努めて冷静な表情をしていたことが思い起こされますね。
しかし感情が薄いというわけではなく、内に秘めるタイプというだけで柴崎選手本人はとても負けず嫌い。子供の頃は試合に負けるとよく人のいない所で泣いていたそうです。表には出さないですがサッカーに掛ける情熱は人一倍高いでしょう。
20歳のとき、Jリーグのベストヤングプレーヤーに選ばれたときもスピーチで「今年ベストヤングプレーヤーに値する選手はゼロ。ネイマールやヴァランなど世界には若くてもっとすごい選手がいる。」とスピーチしたのは語り草。非常に負けん気も強い選手です。
元々神経質で胃腸が強くない柴崎
しかし柴崎選手は非常に真面目なのですが、真面目すぎて「神経質」とも取れるような性格なのがたまにネックになります。
テネリフェに移籍して直後、胃腸炎や不安障害に罹ってチームを離脱したことが報道されましたが日本にいた時から柴崎選手は胃腸炎で離脱することがありました。どうやら環境が変わったり過度のプレッシャーを受けるとすぐに消化器官に影響が来てしまうタイプのようで・・・
それがテネリフェでも出てしまったようですね。テネリフェ島はスペイン領ですが位置自体はモロッコの隣で「完全にアフリカ」と言ってもいい気候条件です。そういった日本とは大きく違う環境、食生活であることも大きかったでしょうね。
「挨拶できた」柴崎の人見知りな性格・・・
さらに自分でも言っている通り柴崎選手は極度の「人見知り」でもあります。
当時アギーレが率いていた日本代表に初めて合流したときは「初めまして、柴崎ですって挨拶できた」と自ら自負するほど。そんな挨拶くらい普通だろと思われますが、それが話題になるほど柴崎選手は人見知りなのです。
ただしその性格がスペインで出遅れた原因の一つになっていると思います。スペイン人は日本人よりコミュニケーションを取りたがる人種ですし、コミュニケーションを取れない人間は輪の中に入れてくれないことも少なくありません。
日本だとサッカーが上手ければパスは回ってきますが、スペインなどラテン系の国では言葉の喋れない人にパスは出されない事もしばしば。ましてや英語を話せない人も多い環境ですからね・・・
こちらも参考に→スペインリーグで活躍する日本人が少ない理由は?
人見知りで言葉もろくに喋れない人がどういう扱いを受けるかは・・・なんとなく想像がつきますよね。
柴崎はコミュ力を伸ばすべき?乾は明るいから成功!
Aqui tenemos a #GakuShibasaki #GetafeTenerife rumbo en su Primer Desplazamiento con el @CDTOficial pic.twitter.com/ILrhyQlAua
— HintxasCdt (@hintxascdt) 2017年3月11日
スペインで活躍したいならスペイン語の習得とコミュニケーション能力の会得は必須だと思います。
スペインリーグ一部、エイバルで活躍する乾貴士選手も言葉は喋れませんが持ち前の明るい性格でチームメイトとのコミュニケーションは良好のようです。パスもよく回ってきますよね。
「人見知り」を改善するのは簡単なことではないですが・・・海外でプレーするなら身に付けないといけないでしょう。
柴崎選手は見た目がとても爽やかなのでそんなに言葉が上手くなくてもコミュニケーションの意思さえ示せば可愛がってもらえると思うんですけどね。
Jリーグ復帰報道もありますが、柴崎選手がより高いステージに行くにはなんとかスペインで踏ん張って欲しいと思います。