試合中にエルボー!?浦和レッズと韓国済州が大乱闘の経緯まとめ

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5月31日のアジアチャンピオンズリーグベスト16日本の浦和レッズ対韓国の済州ユナイテッドの試合でレッドカードが乱れ飛ぶ大乱闘が起こってしまいました。

それもただの乱闘ではなく、済州の控え選手が試合中にも関わらずピッチに乱入して浦和の阿部勇樹選手にエルボーを食らわす、試合終了後に槙野智章選手が追いかけまわされるなど正気の沙汰とは思えないモノでした。

サッカーのアジア、特に日本・中国・韓国の国際試合の際には稀に起こる小競り合いですが・・・今回の乱闘は明らかに度が過ぎちゃっています。

それでは一体どんな事件だったのでしょうか?原因は?経緯を紹介したいと思います。

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ACL浦和対済州戦で大乱闘!経緯は?

1、序盤から小競り合いしていた浦和と済州

この試合はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト16の試合で、ホームアンドアウェーの2試合合計で勝ちチームを決めるレギュレーションとなっていました。

先に韓国済州ユナイテッドのホームで行われた試合は済州が2得点を奪って先勝。2試合目にあたる今回の試合では浦和が最低でも2点を取らなければいけない状況。しかも浦和はホームです。

当然両チーム気合は十分。

気合が入り過ぎていたのか序盤から浦和のズラタンや済州の選手が口論、小競り合いを繰り返していました。

まあサッカーではよくある事と言えるでしょう。

2、浦和が合計スコアで逆転となる3ゴール目を決める

勝つためには3点が必要な浦和は90分までに2ゴールを決め延長に持ち込みます。そして114分に暴言騒動から復帰した森脇良太選手が逆転となる3点目を決めて浦和が勝ち越し

森脇選手は槙野智章選手は観客席に向けて大きなガッツポーズを繰り返します。

3、乱闘開始

試合終盤、リードしている浦和は時間を使うためにコーナーフラッグ付近でボールキープを開始。ここでも激しいフィジカルプレーが展開していました。サッカーでは珍しいシーンではありません。

その小競り合いの中で浦和のズラタンと済州のクォン・スンヒョンが挑発合戦のような形になります。ズラタンは口の前に手を持っていくジェスチャーを見せているので何か言われたか唾を吐かれたか・・・いずれにせよ両チームメイトが駆け寄ってきて引き離しますが双方興奮したままで緊張感が張りつめます。

まあ・・・ここまでも世界中のサッカーでたまにある事です。

4、阿部がエルボーを食らう

この件が異常性を示し始めたのはここから。

済州に所属する控えペク・ドンギュ選手がビブスを着たままベンチから飛び出し、ピッチを横切って揉め事の輪に突入。助走をつけて何にも関係ない浦和・阿部勇樹選手の顔に向かって突然エルボータックルを食らわせたのです。この「暴行」を食らった阿部勇樹選手はピッチに倒れこんでしまいました。

サッカーはピッチ内で蹴り合うような小競り合いは珍しくないですが、試合中にも関わらずベンチにいる選手が揉め事に突っ込んでいくなんて前代未聞です。当然ペク・ドンギュ選手にはレッドカードが与えられます。

5、試合終了後に槙野が韓国人に追いかけまわされる

騒然としたまま試合は終了。しかし終了のホイッスルが鳴った直後に済州の選手、スタッフが大挙してピッチに乱入し、また大きなもめ事の輪ができました。

そして浦和の槙野智章選手がベンチに戻ろうとしたところ・・・槙野選手目がけて複数の韓国人選手が猛ダッシュで突撃。追いかけっこのようになり、槙野選手はギリギリで入場口に逃れます。

さらに済州スタッフがペットボトルなどを浦和に選手に投げつける始末。

どう考えても通常のリアクションではありません。なんだかいつぞやのインテル対ヴァレンシアの試合が思い出されましたね。

ちなみにこういう時真っ先に問題を起こしそうな森脇良太選手は暴言問題から復帰して決勝ゴールを決め、一人で号泣していたため今回の件には一つも関わっていません。

モニターでは韓国の選手と槙野選手が迫真の追いかけっこを展開している画と森脇選手が感涙している画が交互に映し出されてなんだかとてもシュールでした。

森脇暴言騒動についてはこちらも参考に→森脇良太の暴言騒動まとめ!森脇はどういう性格か?差別かどうかはグレー

あそこまでの乱闘に発展した原因は?

済州側の言い分は・・・

ちょっと済州の韓国人選手の怒り方は普通ではなかったですよね。

済州側の言い分では「槙野が挑発したから」だそうです。

動画をいくつか見てみた所、確かに槙野選手は試合終了後スタッフ達と抱き合って大喜びしています。しかしこれが挑発に値するとは思えません。相手ベンチに向かってセレモニーをしていたという話もありますが・・・これもはっきりした画像が出てきていないので断定はできない状況ですね。画面で見る分には普通に浦和ベンチとサポーターに向かって喜びを表していただけの気がします。

まあ槙野選手はJリーグでも頻繁に相手を煽ったりしていますから可能性はゼロではないが・・・という感じ。

追加処分は?

結局済州は試合後にプレーと関係ない所で済州の韓国人選手に2枚のレッドカードが提示されるという処分を受けましたが、この後のAFCの調査によっては追加処分が下る可能性もあります。

百歩譲って挑発などがあったとしたとしてもあのエルボーはどう考えても異常な行動ですし、試合後に選手を追いかけまわすなんてあってはならない事。

韓国の選手たちは日本のチームに負けて感情が暴走しているようにしか見えなかったです。

プレー中であれば多少のいざこざもサッカーの一部として楽しめますが、今回の乱闘とエルボーはプレーに全く関係ない所で起こったのが残念ですね。サッカー界だけの処分では済まない可能性もあるでしょう。

いずれにしても後味の悪い試合になってしまいましたね。