日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグで違う所はたくさんあります。
バントの多さだったりパワーの違いだったり選手登録システムの複雑さだったり・・・しかしメジャーリーグの中継を見て日本人として一番気になるのは「メジャーリーガーの唾吐き」ではないでしょうか?
日本ではグラウンドに唾を吐くなど言語道断で、そんなことをすれば即座に各方面から叩かれますよね。
しかしメジャーリーグではマウンド、ダグアウトお構いなしに唾を吐きまくります。
正直見ていて気持ちのいいものではないですが・・・そこにはやはり文化の違いがあるのです。そしてダグダウトで食べている「おやつ」も唾の回数に関わってきます。
ではその文化の違いとは何なのでしょうか?メジャリーガーがベンチで好んで食べるおやつと共にご紹介します。
日本野球とメジャーリーグの道具に対する考え方の違い
グラウンドは日本では「神聖なもの」、アメリカでは「土」
日本は「万物に神が宿る」という神道をベースとした考え方が生活に定着していますよね。
日本で野球をやると小さなころから使っている道具やプレーするグラウンドに敬意を払うように教えられます。グラウンドを出る際に必ず一礼をするのも日本人ならでは。
当然グラウンドは神聖なもので、そこに唾を吐くという行動はその神聖なものに対して無礼という考え方です。
対してアメリカではそのような考え方はありません。「道具」は「道具」でしかないし「グラウンド」はただの「土」でしかなく、それ以上の気持ちはありませんので別に唾を吐いても問題ないと考えられています。日本でも下水に向かって唾を吐いたりしますがあんな感じでしょうか?
ただの文化の違いなので別にどちらが正しいということはありませんが、日本人とアメリカ人ではグラウンドに対する考え方が違うのは間違いないでしょう。
何せダルビッシュ有がマウンドのゴミを拾っただけで拍手、称賛されるくらいですからね→「ゴミを拾っただけ」でダルビッシュが海外から特集される。日本と海外のゴミ事情
メジャーリーグでは「ひまわりの種」がおやつ?
しかし文化の違いはあるにしても唾吐きすぎじゃない?と思ってしまいますが、それにはメジャーリーガーが好んで食べる「おやつ」も関わっているそうです。
メジャーリーガー達がダグアウトで好んで食べているおやつはなんと「ひまわりの種」。
I feel like I’m at a baseball game….not much action and I get to chew sunflower seeds pic.twitter.com/FW8tEftPyp
— Bilchak (@MBilchak7) 2017年3月30日
・・・ハムスターかな?と思いますが、ひまわりの種はアメリカではポピュラーなおやつです。
小さいわりに栄養価が高く、ビタミンB群やビタミンE、ミネラル分やタンパク質など栄養素が豊富です。また塩味が付いているものもあり、運動時の簡単な塩分補給にも適していますね。日本人でも健康志向の強い人の中には食べている人もいます。
このひまわりの種は殻を割って中身を食べるのが通常の食べ方。口に含んで歯や舌を使って殻を割り、中身を食べて殻は「唾と共に」吐き出します。メジャーリーガーは本当にひまわりの種が好きなため、唾(ひまわり種の殻)を吐く機会が多いというのも間違いありません。
職場のテレビが野球なんだけど向こうの選手はひまわりよ種食べるって話聞いてウッソだろって調べたらマジだった… pic.twitter.com/06FULucjlN
— Lita (@nyaancocco) 2017年3月22日
食べすぎw
以前はダグアウトでのおやつ?といえば有害な噛みタバコが主流だったそうなので、それに比べればひまわりの種の方がまだ健康的でいいかなとは思います。吐くのはゴミ箱にして欲しいですけどね。笑
ベンチで唾を吐いている姿はあまり美しいものではないので日本の選手にはやって欲しくないですが、アメリカでは文化が違うので致し方ないかなとは思います。