甲子園春夏連覇(ノーヒットノーラン付き)
高卒新人でベストナイン、ゴールデングラブ賞
3年目で沢村賞を受賞
WBC2006、2009で優勝。両方ともMVP
メジャーリーグでワールドシリーズを制覇
こんな成績を残した選手が日本球界に他にいるでしょうか?いないはずです。
この選手は誰かと言うと現在福岡ソフトバンクホークスに在籍している松坂大輔選手。
はっきりと偉大な成績を残していると言えますが・・・現在松坂選手の投球にはあの「怪物」と言われたころの面影は全くありません。
この偉大な選手がなぜここまで成績が下降してしまったのでしょうか?2017年現在復活の兆しはあるのでしょうか?
松坂大輔の成績が落ちた理由。怪我と太りすぎ
肘と肩に大怪我
高校時代から大活躍で「平成の怪物」と呼ばれ主要な賞を総ナメにしてきた松坂大輔選手。メジャーリーグに籍を移し2006年に西武ライオンズからボストン・レッドソックスに移籍します。
そしてレッドソックスでも1年目に15勝、2年目に18勝など上々の成績を収めていた松坂選手ですが、3年目から肩や肘、下半身などの不調を訴えて故障者リスト入りするようになってきました。
3年目は結局4勝と低迷、2009年は9勝と少し持ち直しますが・・・2011年とうとう本格的に肘を壊し、「トミージョン手術」と言われる肘の側副靭帯再建手術を受けるまでに悪化してしまいます。
その後は中継ぎなどで生きる道を探すもほとんど勝ち星を挙げられず、インディアンスのマイナーチームやメッツなどチームを変えるも成績は残せませんでした。
そして2015年シーズンから福岡ソフトバンクホークスと契約し、日本球界に復帰することを発表。年棒は3年で12億と超大型契約でした。
しかし・・・
大事な初年度のオープン戦で今度は肩を故障。8月に手術を受けるなどの影響で一軍登板はゼロ。
2016年の10月に日本復帰初となる一軍登板を果たすも四球、暴投などもあって1回5失点と散々な内容。
その高い年棒から「給料泥棒」、「プロリハビラー」などと揶揄されてしまいます。
太りすぎ・・・
まとめで松坂大輔の腹をディスってたけど
僕にしたら嬉しい(笑) pic.twitter.com/azRt3WAmap
— けんた◢ (@tenka0425) 2015年1月30日
そんな松坂選手不調の原因の一つとよく槍玉に上がるのがその体型。2009年ごろから徐々に、そして明らかに見た目が太くなり始めました・・・
筋肉とのバランスもあるので太ったからダメ、痩せたからいいということは単純には語れないと思いますが・・・
これはただ単に太っているだけですよね。
怪我などで登板機会が少ないのは仕方ないことですが栄養管理がなっていないのでは?と疑ってしまいます。ダルビッシュ有選手ほどマニアックじゃなくてもいいのでもう少し食事に気を使ったほうがいいのではないでしょうか?
聞けば出身の横浜高校の選手はプロ入り後に太る選手が多いと聞きます。確かに成瀬善久選手や涌井秀章選手、筒香嘉智選手など高校時代に比べると太った選手が多いですよね。(筒香は元々かも笑)
横浜高校は練習はきついし、高校時代は若くて新陳代謝もいいので太ることはないのですが、年を取るにつれて痩せにくくなってきます。横浜高校の選手は練習がハードすぎて本来の体型より細く見えているのかも?
フォームが・・・
故障してから2016年までのフォームを見ればいい時の松坂大輔にほど遠いのは明らかです。
高校時代、西武ライオンズ時代は投げた後に軸足の左足がバッターに食い込むように動き、右足が投げ出されるほど豪快な投球フォームで投げています。
しかしここ数年の松坂選手は以前より腕の位置が下がり、下半身の動きも少なくなり・・・いわゆる「手投げ」のような感じになって球速も変化球のキレも別人かと思うほどです。
このようにフォームが変わってしまった原因はやはり「太りすぎ」で体が回らなくなってしまったことと「肩、肘や股関節の怪我及びその再発への警戒」という原因が挙げられるでしょう。これを取り戻すのは簡単ではないと思います。
性格に問題は?
松坂選手は中学生時代「サボリのマツ」と呼ばれるほど練習をしないことで有名でした。高校、プロと経て少々マシになったようですが・・・しかしあの体型を見ると練習量足りてるの?と感じる人が多いのは仕方ないでしょう。
松坂選手と同じく常に大きなプレッシャーを受け続けているイチロー選手はWBCでチームメイトになったとき「唯一同士と言える」と評価はしつつも「お前深い所では(野球を)舐めてるだろ?」とかなりシリアスなトーンで語り掛けるなど練習に臨む姿勢に問題があるかもしれません。
松坂大輔の復活は?プエルトリコに遠征するなど期待
2017年は3年12億円という大型契約最終年になります。本人も結果を残せていないのは理解しているはずなので意気込んでいるでしょう。
2016年末には自分から申し出てプエルトリコのウインターリーグに参戦して調整するなど今までは違った思いが感じられますね。ソフトバンクに戻ってからも精力的に投げ込みに励んでいます。
⚾️ソフバン松坂が体重9kg減!
練習中にトレーナーからハサミを借りてベルトを5㎝切ったとの事です!😅
因みに切った5㎝はトレーナーがファンにプレゼントしたらしい。← いるか?ww確かに痩せたよ。👍#松坂大輔 pic.twitter.com/54wsZ4dSCX
— ⚾️埼とら⚾️今季は怪我無く! (@yakyuragu) 2017年2月1日
うん、かなり痩せてる(比較的)
体重も細いとは言いませんがこれまでのシーズン比べればかなり絞ってきています。そして肩の調子も良好な様子で往年のようなワインドアップも復活。松坂選手もケガへの不安はなくなったように見えますね。昔のように「投げ込み」もこなしているのでこれなら期待できるかもしれません。
年棒4億、「怪物」の異名に見合う活躍と言われると難しいかもしれませんが、やれてもおかしくありません。一野球ファンとしては是非松坂大輔の復活を見たいと切に願います。
※2017年11月追記ソフトバンク退団が決まりました。どこかでプレーを続けて欲しいですね。