レアル・マドリード、ブラジル代表で不動の左サイドバックのポジションを確率しているマルセロ。
個性的なアフロヘアが特徴で2016年鹿島アントラーズと戦ったクラブワールドカップで印象に残るプレーをしていたので記憶に残った方も多いのはないでしょうか。
今回はそんなマルセロの普段のプロフィールや性格、プレースタイルなどを見ていきたいと思います。
マルセロのプロフィール!性格は?
マルセロのプロフィール
名前ーマルセロ・ヴィエイラ・ダ・シウバ・ジュニオール(Marcelo Vieira da Silva Júnior)
国籍ーブラジル、スペイン(代表はブラジル)
出身地ーリオデジャネイロ
生年月日ー1988年5月12日
身長ー175cm
体重ー72kg
ポジションーDF
利き足ー左足
「アフロ系イケメン」マルセロのサッカキャリアスタートはブラジルの名門・フルミネンセのユースチームから始まりました。
2005年にフルミネンセのトップチームに加入、若くして大活躍しヨーロッパのビッグクラブから大変注目を集める事となります。
いくつか候補はありましたがマルセロが選んだのは同じブラジル人の大先輩ロベルト・カルロスの後釜探しに躍起になっていたスペインのレアル・マドリード。
まだ18歳という若さだったため当初はユースチームでのプレーも検討されていましたが、移籍した初月からスタメン起用され「ロベルト・カルロスの後継者あらわる!」と話題になったものです。
しばらくサイドハーフで使われるなど起用法が定まっていませんでしたがモウリーニョが監督に就任するようになってからサイドバックに定着。現在までの活躍に至ります。
ブラジル代表にもU-17世代から選出されているエリートでもあります。
マルセロの性格は?
マルセロはその見た目通り「ラテン系」の気質を持っている選手でとても明るい性格をしています。ピッチの上でもいつも一生懸命ですよね。
同じ左サイドでコンビを組むクリスティアーノ・ロナウドとも非常に仲が良く、プライドが高くエゴの強いレアル・マドリードという難しいチームのまとめ役として機能しています。
まだ30歳前にも関わらずレアルの副キャプテンに任命されるなどマルセロのコミュニケーション能力の高さが伺えますね。
ただそんな明るさからマルセロは物事を頼まれやすいらしく、試合に負けた際に敗因を説明するという選手したらあまりやりたくないインタビューはよくマルセロが担当しています。
これについては「こういう時(負けた時)はいつも俺だよ・・・」と少しだけ損な役回りである事も自覚している様子。
マルセロのプレースタイル
世界最高クラスの技術を持つサイドバック!
マルセロは世界最高クラスの「左サイドバック」です。
マルセロが他のサイドバックより優れているポイントは「技術の高さ」だと言えるでしょう。
ブラジルのサイドバック、「ラテラウ」と呼ばれるポジションはカフー、ロベルト・カルロス、マイコン、ダニエウ・アウベスなど昔から「フォワードでもやれるのでは?」という技術の高い選手が担当する事が多いですが、マルセロもその例に漏れず前線でも十分にやれるようなテクニックを持っています。
ドリブルをさせれば相手をスルスル交わしていくし、南米的なタッチでキープするのも上手いです。
パスセンスも高くサイドバックの位置から一発で「BBC」にパスをつけるシーンも珍しくありません。中盤でのパス交換にももちろん顔を出します。
「BBC」の「B」ベンゼマのプレーはこちらも参考に→レアル所属ベンゼマのプレースタイルは?最高とは?事件やエピソードも
たまに決めるカットインミドルが凄い
そしてマルセロが度々決めるゴールが左サイドからエリアギリギリの所でカットインしてミドルシュートを打つ形です。左足でももちろん決めますが、右足でも上手くカーブの掛かったミドルをゴールの端に突き刺します。
サイドバックでここまで左右両足を使えるのは非常に貴重だと言えるでしょう。そもそも高精度でカットインしてくるサイドバックは本当に怖いです。
守備も上手い、サイドバックがベストの選手
デビュー当初は守備が不安視されていましたがあの守備的戦術を好むモウリーニョにサイドバックに固定され、対人守備やゾーン守備もずいぶん上手くなった印象です。
スライディングも非常に鋭いですね。鋭すぎてファールになる事も少なくないですが。
マルセロはよくそのテクニックから「前のポジションでやれば?」と言われるそうですが、本人は「後ろから広くピッチを見渡してプレーする方が自分に合ってる」と言っているのでポジションを上げる気はないようです。
たしかにマルセロはスタミナも豊富ですし攻撃時にオーバーラップするときはまさに「機を見るに敏」といった抜群のタイミング、スピードで上がっていくのでサイドバックの方が合っていると思います。
レアルとの契約も2020年まで延長しましたし、セルヒオ・ラモスの後を継いでキャプテンに就任するのもそう遠くない話かもしれません。