日本代表・長谷部誠のプレースタイルは?チームの穴を埋めるユーティリティプレーヤー

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日本代表のキャプテンと言えばすっかり長谷部誠の名前が定着していますよね。

元々そんなキャラクターではなかったはずですが、2010年の南アフリカワールドカップ直前にキャプテン就任を言い渡され、今ではそのイメージを揺ぎ無いものにしています。

しかしこの長谷部という選手は派手なスキルやぱっと見ですぐわかる身体能力を持っているわけではないのでどういう所が凄いのか分かりにくい選手でもありますよね。

この記事ではそんな長谷部誠のプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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長谷部誠のプロフィール

 

Ich habe meinen Vertrag bei Eintracht Frankfurt bis zum 30.06.2019 verlängert. Ich bin glücklich und stolz darauf, dass mir der Verein weiterhin vertraut und ich den Adler auf der Brust tragen darf. Ich werde auch in Zukunft alles für die SGE geben. Today, I signed a contract with Eintracht Frankfurt till June 30th 2019. I am very happy and proud for their trust and I am allowed to wear the eagle on my chest. I will continue to give all of my best for the SGE! この度、Eintracht Frankfurtと2019年6月30日までの契約延長で合意した事を報告させていただきます。このチームで戦える誇りを胸に引き続き全てを捧げていきます。 #eintrachtfrankfurt

長谷部誠 Makoto Hasebeさん(@makoto_hasebe_official)がシェアした投稿 –

名前ー長谷部誠(はせべ まこと)

出身地ー静岡県藤枝市

生年月日ー1984年1月18日

身長ー180cm

体重ー73kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

長谷部誠はサッカー王国として知られる静岡県の中でも特にサッカーが盛んな藤枝市の出身です。

高校は地元の名門である藤枝東高校でプレーし、大学進学という進路もありましたが結果浦和レッズに入団できることとなり、プロ入りを果たします。

浦和では2年目から出場機会を増やしJリーグ優勝などタイトルをいくつか獲得、2008年からドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクに移籍して海外初挑戦となりました。

ヴォルフスブルクではフェリックス・マガト監督に気に入られ(後半は移籍を試みて干されたけど)、初年度から出場機会はそれなりにもらえていました。2009年にはブンデスリーガ優勝も経験しています。

その後は評価を落とすこともありましたが、そのたびにプレーで取り返し2013年にニュルンベルク、2014年にフランクフルトに移籍してプレーしていますね。ブンデスリーガの選手の中でもけっこうな古株となっています。

日本代表としては2006年、ジーコが監督を務めるチームで初招集となり2010年南アフリカワールドカップでは岡田武史氏にキャプテンを務めるよう言われ、そこからは日本代表のチームキャプテンを務めています。

POINT

・浦和2年目から主力に

・ドイツで長期間プレー

・日本代表ではキャプテン

長谷部誠のプレースタイルは?

フォーメーションを「整える」

長谷部誠は本来センターハーフの選手です。日本では一般的にボランチと呼ばれることが多いですね。しかし長谷部は長いキャリアの中で様々なポジションを経験しておりサイドハーフやサイドバック、トップ下や臨時のゴールキーパーまで務めたことがあります。

現在所属するフランクフルトや西野氏が監督に就任した日本代表では3バックのセンターでリベロ的役割をこなすこともありますね。

長谷部のプレースタイルにおける特徴は前述のユーティリティ性、ポリバレント性の他に「カバーリングの勤勉さ」、「状況判断の良さ」です。

若い頃の長谷部は中盤から強引に持ち上がるドリブルでチャンスを作ったり「和製カカ」なんて言われていましたが、現在の長谷部はカバーリングによってチームに出来てしまった「穴」を埋められる縁の下の力持ち的なプレースタイルに変貌しています。

長谷部は決して細かいボールスキルに長けた選手ではなく、絶対的なスピードやフィジカルを持っているわけではありません。

しかし勤勉なその性格とブンデスリーガや日本代表で長く活躍してきた経験から守備時に自チームのフォーメーションに出来たスペースを堅実に塞ぎ、中盤の底付近で相手の攻撃の芽をつむことができるのです。

空いたスペースを埋めるというのは言葉でいうと簡単ですが、実際にはプレー予知能力や観察眼、危機感など優れたセンスないしは豊富な経験が必要ですよね。

その点長谷部は敵味方のフォーメーションを常に確認して攻撃のパターンを予測することができる選手ですね。危機察知センサーも他の選手よりずいぶん広いように見えます。

日本代表は香川真司や本田圭佑など中盤にできれば攻撃に専念させてあげたい選手が多いので長谷部のカバーリングは非常に重要になってきますね。

香川真司のプレースタイルはこちらも参考に→日本代表・香川真司のプレースタイルは?凄さと欠点について紹介

本田圭佑のプレースタイルはこちらも参考に→本田圭佑のプレースタイルと凄さは?フィジカル技術頭脳を兼ね備えているが・・・

フランクフルトでは3バックのセンターとして起用されることも多いですが、3バックは文字通り4バックの2センターよりセンターバックの人数が多いので相互カバーリングがやりやすく、真ん中の選手は比較的アグレッシブにボールに対してアプローチすることができます。

中盤の底、いわゆるアンカー的な守備も求められることが多いポジションになるので本質ディフェンダーではない長谷部でも違和感少なくやれますね。

むしろ長谷部のカバーリングの勤勉さを考えると最後方から敵味方のフォーメーションをつぶさに観察しながらプレーできる3バックのセンター(リベロ)は適職とも言えます。

ビルドアップの助けにも

欧州トップリーグのミッドフィルダーとしては少し物足りない(悪いわけではない)長谷部のボールスキルもディフェンダーでは活かすことができますね。

特にビルドアップの面。

3バックフォーメーションは主流の3-5-2にしろ3-4-3にしろ最終ラインから最前線までを攻守において連動させないと機能しないフォーメーションになるため、攻撃を組み立て、中盤より上のラインを上げてプレーエリアを創り出すビルドアップパスは極めて重要なプレーになりますよね。

長谷部をミッドフィルダーではなくディフェンダーとして分類した場合、ビルドアップの技術は一定以上のものが見込めます。

現日本代表のセンターバックでそこそこ以上ビルドアップスキルのある選手は吉田麻也くらいしかいないので長谷部からのビルドアップはキーになってくるでしょう。

では最後にブンデスリーガ公式チャンネルによる長谷部誠のゴール集をシェアしたいと思います。

ロシアワールドカップに挑む日本代表は急造のフォーメーションで挑まざるを得ないので成功するのは簡単ではないですが長谷部のカバーリングやポジション取りには注目です。

現在でこそ長谷部はまとめ役のキャプテンみたいに思われていますが、デビューしたての頃は瞬間湯沸かし器みたいな短気で熱のある人だったのでワールドカップ、そして残り少なくなったキャリアでのさらなる奮起に期待したいですね。

POINT

・スペースと選手の穴を埋められる経験

・DFとしてならパス技術もなかなか

・3バックのセンターは性に合っている