日本代表吉田麻也の足の速さと得点力、キャプテン向きの要素

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日本代表の吉田麻也選手が最近プレーの精度やDFとしての自信、持ち前の得点力を高めています。

日本代表の試合でも数多くゴールを決めていますし、サウサンプトンでも度々「あなたは本当にDFですか?」と言いたくなるゴールも何度か決めています。

そしてさらに最近では代表、クラブ共にキャプテンマークを巻くことも増えてきた吉田選手。まだ30前にも関わらず代表でもイングランドでもキャプテンを任されるというには本当にすごいことですよね。

今回はその吉田麻也選手の特徴や足の速さ、DFらしかぬ謎の得点力、キャプテン適正について見てみたいと思います。

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吉田選手の意外な足の速さと謎の得点力。

日本人では貴重な長身選手

吉田選手はJリーグ名古屋グランパスのユースチーム時代から年代別の日本代表に選ばれるなど若くして注目を集めていた選手です。

190cm近い長身選手は日本のサッカー界ではかなり貴重な存在で、海外の大柄な選手とも渡り合えて、長身選手にしては珍しくパスなどボールコントロールも上手かったためDF、ゴランチ、緊急時にはFWも任されるなどJリーグの若手でも屈指の存在でした。

早くから英語を学び、海外志向も強かったためオランダのVVVフェンロに移籍、活躍して2012年からイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンでプレーしています。

意外と足が速い

そんな身長が高い吉田選手ですが、長らく弱点であると言われていたのがスピードの欠如。

日本代表でもカウンターで裏を取られるシーンがたくさん見られました。

しかし2016年、英紙ミラーの調査によって、吉田選手の試合中のスプリント速度があの快速で知られるアーセナルのセオ・ウォルコットと同じスピードであることが判明されました。

イギリス人のみならず日本人も「本当かよw」と疑いの目を向けたこのデータですが、確かに吉田選手はサウサンプトンでサイドバックをやっているときのプレーを見ると、長い距離を走る分には結構速いです。

センターバックだとどうしても長い距離の「トップスピード」ではなく短距離のボールを処理するための「加速力」が必要になるので吉田選手はこの「加速力」に欠けるため足も遅いというイメージを持たれているのだと思います。

こちらはサウサンプトン公式twitterにアップされている動画、2015年のキャピタル・ワンカップでの吉田選手のスーパーゴール。

最終ラインからゴールまで一気に駆け上がっています。スピードに乗ってからはかなり速いです。それにしてもすごいゴール。

ミラー紙のデータがどこまで正しいかは分かりませんが、「トップスピード」という点では決して遅くない選手です。それに最近は成長も見えて「加速力」という欠点をそれほど見せなくなりました。(たまにあるけど)

得点力が高い

吉田選手はDFながら日本代表で10ゴールも決めています。

所属のサウサンプトンでも毎年のように決めていますし、VVVフェンロのときには漫画のようなジャンピングボレーを叩き込んだこともあります。

この吉田選手の得点能力はやはり「高さ」でしょう。特に平均身長の低い日本代表だと必然時にセットプレー時は吉田選手を目がけてボールを蹴ることになり、代表の重要な得点源になっていますよね。

そしてもう一つの良さが攻撃時の「ポジショニングの良さ」です。元々ボランチやFWでも使われたことがあるなど嗅覚に優れ、上記のゴール動画のようにドリブルやシュートのタッチも上手でとてもDFだとは思えません。

守備時には考えすぎていまいちポジションが良くないことがありますがオーバーラップ攻撃だとずば抜けたセンスを度々見せてくれます。

吉田麻也はキャプテン向きの理由は語学力?

最近吉田選手は所属のサウサンプトンでキャプテンマークを巻かされることもあります。イングランドでキャプテンをやる日本人選手は初めてではないでしょうか?それもチームメイトから「お前が巻け」と促されてのことなので信頼を得ている証拠ですね。サウサンプトンでの在籍年数も5年を超え、チーム内でも古株となりつつあります。

また日本代表でも3月の長谷部誠選手の離脱時、キャプテンを任されたことも記録新しいです。

吉田選手がキャプテンを任される理由としては気配りの効く性格や、センターバックというリードしなければいけないポジションであるという理由ももちろんあるでしょうが、大きい要因としては語学力が挙げられると思います。

若い頃から勉強している英語はペラペラ。海外のインタビューでも冗談を交えて応えられるほどの語学力を誇ります。

キャプテンは試合中に審判に抗議や意見、質問することが求められ、Jリーグ以外ではほぼ全て英語で会話が行われます。なので代表や海外クラブでキャプテンをやるにはまず英語力が必要なのです。

そして周りとの連携が必須なセンターバックというポジションも英語が必須な環境と言えるでしょう。センターバックは最終ラインの上げ下げやボランチの守備のコーチングなども重要な仕事ですからね。言葉が喋れないと海外でセンターバックは難しいでしょう。

吉田選手がキャプテンを任されることが多いのはこういった理由が関係していると思われます。

最近は出場機会も増え、キャプテンもたまにやっていることで自信を深めたのか以前問題視されていた集中力の欠如による初歩的なミスも大分減ってきている吉田選手。代表でもクラブでもさらに期待が持てますね。