松本人志「野球長くない?」現代野球の時短案について

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松本人志「野球は試合時間が長い」

某ワイドショーで、現在開催されている野球の国際大会WBCについてダウンタウンの松本人志さんが「試合長くない?」と感想を漏らして話題になっています。

松本さんは元々あまりスポーツ観戦に興味があまりない方で、そういった人からの野球の感想として試合時間の長さは結構言われることですよね。

確かに野球はスポーツの中でも試合時間はかなり長い方です。日本のプロ野球だと大体短くても2時間半~3時間ほど掛かることが多いですよね。試合の展開が遅い場合だと5,6時間やっていることも決して珍しくありません。

高校野球は早い?

プロ野球に比べて高校野球は比較的早く試合が終わると言われています。理由としては

・守備についている選手達が全力ダッシュで戻ってくる

・投手が投げる間隔が短い

・ベンチに入っているメンバー自体多くないから選手交代が少ない

・タイムの回数にも制限がある

・特にセレモニーなどもない

などといった理由が挙げられます。

確かにプロ野球は長いが・・・

プロ野球の試合時間は確かに長いです。おそらく野球ファンでも長いと感じている人は少なくないはずです。遅ければ終電間際に終わることもあるくらいですから翌日に予定のある人は最後まで試合を見られない可能性もありますよね。

最近一時期に比べてテレビでの中継がめっきり減ってしまいましたが、それも試合時間の長さと無関係ではないでしょう。

特に野球ファンではない方や、またテレビ局としてもナイター中継を行うと貴重なゴールデンタイムがまるまる潰れてしまい、さらに延長によって予定通りに番組表が進まないこともあって良く思っていない方もいらっしゃるかと思います。

個人的には試合時間は確かに長いけれども、見やすく楽しみやすいスポーツだと思うんですけどね。回ごとに攻撃が入れ替わるので、仕事など「ながら作業」をする際に切り替えやすいですし、ゆっくりお酒など飲みながら楽しむには最適のスポーツだと思うのです。

サッカーやバスケットはずっと目が離せないないので何かやりながら観戦するのにはあまり向いていません。

解説者として活躍している野村克也氏は「試合の長さ云々を言っているのは勝敗に興味のない人間だけ」とバッサリ。

結局の所野球の醍醐味であるサイン交換や守備位置、バッティングの駆け引きなどを楽しめるかどうかという部分に関わってくる問題だということ。それを知れば無駄に長いと感じることも少なくなるでしょうが、実際問題その野球の深さ、面白さを知る前に「野球って長い」と感じて嫌いになってしまう人がいるのも事実。

確かに無駄な動作はもう少し減らせるかな?とも思うので日本やアメリカ球界の「試合時間の短縮」についての取り組みを紹介したいと思います。

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野球の試合時間を減らす取り組み

敬遠の際は投球をせず、申告制に

これはアメリカのメジャーリーグでもしかしたら来シーズンから導入されるかもしれないプラン。

強力なバッターを迎える際にボール球をわざと投げて塁を一つ進めるだけに抑える「敬遠球」という作戦があります。

ボール判定4つで成立しますから少なくとも4回ボールを投げる必要があり、この時間を削ろうと考えたMLB機構はこの敬遠を申告さえすればボールを投げなくてもフォアボールが成立するようにしているそうです。

これには賛否両論。

「いちいち投げるのは無駄だから賛成」という意見もあれば、「ボール投げないのに野球って言えるの?」などといった否定意見もあります。

これはあまりにも味気なさすぎると思うのですが・・・過去には新庄剛志選手が敬遠球を打ってヒットにしたこともありますし、敬遠させられるピッチャーの心理状態にも影響してくるものなのでそこの駆け引きが失われてしまうとちょっと寂しい・・・

入場曲カット

ピッチャーがマウンドに、バッターが打席に入るときにそれぞれの選手が独自に設定した入場曲が流れます。好きな曲を聴いて気持ちを盛り上げるのと、いつもと同じ雰囲気でプレーに臨むルーティン的な意味もあるでしょう。

最近この入場曲を途中でカットする事例が増えています。前は長々とワンフレーズ流していたのが数秒で打ち切られることも多くなりましたね。それが選手のプレーにどこまで影響するかは分からないですが、確かに入場曲は長すぎたのでこのカットはありでしょう。

イニング間、投球間の時間制限

日本のプロ野球では、無走者のときにピッチャーがキャッチャーからボールを受け取ったあと、15秒以内に投球しなければいけないルールが定められています。15秒以内に投球しなかった場合はピッチャーに「ボール」が宣告されます。

また攻守交代時のイニングインターバルには「2分15秒」、投手交代を伴う場合は「2分45秒」という制限が設けられており、球場にいるタイムキーパーによって一応管理されています。

野球の面白さを損なわないような案を

MLB、NPB共にこういった試合時間短縮の取り組みを進めていますが、劇的な効果は得られていないのが現状です。野球は駆け引きが面白いスポーツなのでその駆け引きの妙を失わないように時間を短縮するというのはとても難しいこと。

ましてやたまに言及されるカウント数を減らしたり回を5回までにするなどの案は野球というスポーツを根幹から変えてしまう可能性があるのですぐに実行するのは絶対に無理でしょう。

野球に詳しくない方にもなんとかファンになってもらうためには無駄な時間の削減は必要なことだと思いますが・・・時短することによって野球の面白さが失われたり、淡泊になってしまうようなことは避けてもらいたいですね。

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