2016ー2017シーズンのチェルシーで前年より出場機会が減っているブラジル代表のウィリアン。
モウリーニョがチェルシー時代から非常に気にいっている選手で、2017-2018シーズンにマンチェスター・ユナイテッドに移籍するのではないか?と言われています。
ユナイテッドかどうかは分かりませんが、ウィリアンは一つのクラブにこだわりそうなタイプにも見えないので移籍の可能性は十分にあると思います。
では今回はそんなウィリアンのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
ウィリアンのプロフィール
名前ーウィリアン・ボルヘス・ダ・シウバ(Willian Borges da Silva)
国籍ーブラジル
出身地ーリベイラン・ピレス
生年月日ー1988年8月9日
身長ー174cm
体重ー70kg
ポジションーMF、FW
利き足ー右足
ウィリアンのサッカーキャリアスタートは日本でも比較的な有名なブラジルのクラブであるコリンチャンス。
そこで南米の強豪から有望な若手を獲得するべく送り込まれていたヨーロッパのクラブ関係者の目に留まり、いくつかオファーが舞い込みます。
ウィリアンが最初に選んだのは商売上手で有名なウクライナの強豪シャフタール・ドネツクでした。シャフタールを選んだのはチャンピオンズリーグにも出場できる可能性がある事と、歴史的にブラジル人が数多く在籍しているという要因も大きかったでしょう。
実際にウィリアンはシャフタール在籍時にクラブ史上最高位のCLベスト8進出に貢献しています。
この活躍によりヨーロッパのビッグクラブが獲得に動きますが・・・シャフタールが移籍金を高額に設定し、下げる気がなかったため他のクラブは手を引いてしまい結局ウィリアンは2013年ロシアの金満チームであるアンジ・マハチカラに移籍する事になります。
しかしウィリアンが加入した直後アンジ・マハチカラは資金繰りが苦しくなり、加入したばかりのウィリアンは再び放出される事になってしまいました。複数のクラブに噂が出ましたが・・・同年8月最終的にプレミアリーグのチェルシーに移籍という結果になります。
アンジ・マハチカラに所属していた期間はわずか半年。シャフタールの移籍金が高すぎてロシアに飛ばされ、さらにそこも経営が苦しくなってメガクラブであるチェルシーに移籍する事になるとは・・・現代サッカービジネスにモロに巻き込まれている選手の一人であると言えるでしょう。
ブラジル代表にもU-20世代から選ばれています。
ウィリアンのプレースタイルは?
モウリーニョお気に入りのウィリアン
ウィリアンは元々評判の高い選手でしたが、特に名声を高めたのはチェルシーに加入してからでしょう。
当時監督だったモウリーニョが非常に気にいって重用していた事でも知られています。
ポジションはウイング、サイドハーフ。右利きですが両サイドどちらでもプレーできるタイプの選手です。
南米選手らしい細かいテクニックとスピードを両方備え、特にカウンター時の縦への推進力に長けている選手です。
またテクニック系で身長が174cmと大きくはないですがその割にフィジカルも強く、運動量が豊富なのもこの選手の特徴的なストロングポイントと言えるでしょう。フリーキックも上手いです。
とにかく守備の際ボールに対してアグレッシブに当たりに行くのでウィリアンの所でボール奪取→そのままカウンターでチャンス、というシーンはモウリーニョ期のチェルシーでよく見られたシーンです。
キープも上手くてカウンターでボールを前に運べて守備時の運動量が豊富・・・まさにモウリーニョが好きそうな選手と言えるでしょう。
2016-2017は出場機会減少で移籍も
新たにコンテが監督に就任した2016-2017シーズンも当初はスタメン起用されていましたが、シーズン後半は出場機会が減少しました。理由としては10月に親族の不幸のためブラジルに帰国していた間にスタメンに定着した元バルセロナのペドロ・ロドリゲスが台頭してきたからです。
ただウィリアン自身のパフォーマンスが悪いわけではありません。それだけに移籍するか否かが気になる所ですね。
噂ではウィリアンを気にいっているジョゼ・モウリーニョのマンチェスター・ユナイテッドなどが移籍先として報道されていますが・・・さてどうなるでしょう。ウィリアンはどこに行っても活躍できるので、移籍するとしたらスタメンで出場できるチームに行って欲しいですね。もちろんチェルシーでもスタメンを奪い返せるポテンシャルは持っています。