2017日本ダービー回顧!時計もラップもスロー!アドミラブルの敗因は?

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5月28日行われた第84回日本ダービーはクリストフ・ルメール騎手騎乗のレイデオロが制しました。

藤沢和雄調教師の悲願のダービ―初制覇となりましたね。

青葉賞で強い勝ち方をし、青葉賞馬初のダービー制覇なるか?と1番人気に推されていたアドミラブルは3着。共同通信杯を勝ったスワーヴリチャードが2着でした。

では2017日本ダービーを回顧していきたいと思います。

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2017日本ダービー回顧。ペースもタイムもスロー

騎手であれば誰もが獲りたいタイトルというレースの性質上、毎年わりと厳しめのペースになることが多い日本ダービーですが、2017年の同レースは極端なスローペースで前残りの展開となり、後方に待機していた馬はほとんど勝負にならず、といったレースになりました。

レースラップはこちら

13.0 – 11.2 – 12.9 – 12.8 – 13.3 – 12.5 – 12.1 – 12.6 – 12.7 – 11.5 – 10.9 – 11.4

前半の1000m通過はなんと63.2秒という超絶スローといっていい流れ。勝ちタイムも2.26.9と遅い時計でした。出てる馬は違いますが・・・このタイムはこの日の8レースに同コースで行われた1000万条件の青嵐賞より3.1秒も遅いタイムです。

ペースが遅いからレベルが低いとは思いませんし、今年のダービーで上位に来た馬は強い馬達だと思いますが・・・さすがにレースレベルが高かったかと言われる非常に微妙です。

このラップを作ったのは逃げたマイスタイル横山典弘でした。こういう時のノリは本当に怖いですね。

勝ったレイデオロは1コーナーこそ12番手でしたが向こう正面でスローペースを読んだルメールが一気に先頭集団まで押し上げていき、ペルシアンナイト戸崎圭太もそれに続いてポジションを押し上げる展開。遅れて最後方付近にいたアドミラブルも大外を通って少し上げていきました。結果的に4コーナーで先頭付近にいたレイデオロがスワーヴリチャードを振り切ってそのままゴール。

レイデオロのルメールの判断や思い切りは素晴らしかったと思いますが、これだけ思い切り行けたのはパドックでの状態が影響しているとも思います。レイデオロはパドックで引き手を振り回すほどイレ込んでいて心配になるほどでしたので・・・ここまでイレ込んでしまっていたからルメールもドスローと分かった瞬間に開き直って手綱をぶっ放す判断ができたのかと思います。

事実逃げたマイスタイルが4着に残り、その他の着順も道中の位置ほとんどそのまま入線する流れでしたので正解だったと言えるでしょう。

レース自体のラスト3ハロンは33.8秒、勝ったレイデオロの上がりが33.8秒、2着スワーヴリチャードが33.5秒だったので後ろからレースを進めた馬にとってはほぼノーチャンスに近い展開でした。後方にいたカデナやサトノアーサーは見せ場すらないという残念な結果に。

3番手付近を追走していた皐月賞馬アルアインは直線外を回される不利なコース取りだったにも関わらず最後までしぶとく脚を使って5着。最後もまた伸びてきているので力は示したと思います。

ズブくて切れる脚が使えないタイプなだけにスローペースは苦手そうで、もう少し流れてくれれば・・・といったレースでした。この分だと距離はある程度問題なさそうだし秋が楽しみになりましたね。アルアインはけっこう強い競馬をしていると思います。

アドミラブルの敗因は?

1番人気に推されていたアドミラブルは3着。

後方にいた馬でかつ大外を通って33.3という最速の上がりを使っていましたが、さすがにこの流れで大外、後方では歴史に残る名馬だったとしても苦しい展開でしたね。

レイデオロと同様この馬もパドックで結構うるさかったので思い切ってポジションを上げていけば・・・とは思いますが気性の悪さと大外枠を考えると少し難しかったかな・・・?という印象です。デムーロも1コーナーでは行く気ゼロに見えたので、ここまでスローになるとは考えていなかったのでしょう。やりたい事を先にルメールにやられてしまいましたね。

坂で少し苦戦しているような場面も見られましたが、それでもこの流れの中よく脚を伸ばしているとは思います。

秋はどの路線にいくのか分かりませんが・・・この敗戦で評価を下げる必要はないかと思いますね。やはり東京2400mで大外枠は簡単ではないと思った一戦でした。

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