皐月賞のレース回顧。ファンディーナの敗因は?マイラー有利だった?

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牝馬ファンディーナの参戦で注目が集まった2017皐月賞ですが、結果は1:57:8のレースレコードで毎日杯勝ち馬のアルアインが勝ちました。2着にはアーリントンカップで強い競馬を見せたペルシアンナイト。3着はきさらぎ賞、弥生賞3着のダンビュライト。

カデナ、レイデオロ、スワーヴリチャードらも足を伸ばしますが届かず。

注目された牝馬ファンディーナは最後の直線で失速し、7着に敗れています。

それでは2017皐月賞のレース回顧とファンディーナが負けた原因を見ていきましょう。

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皐月賞のレース回顧。速すぎた馬場。マイラー有利か?

皐月賞、アルアインの勝ちタイムは1:57:8。これは昨年のディーマジェスティを0.1秒上回る非常に速いタイムです。

レースラップは12.1 – 10.8 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.4 – 11.9 – 11.4 – 11.4 – 11.7で前半速く、そして後半に向けても加速していくというタフで持続力が必要とされるラップ。パッと見とても速いラップに見えますがこの日と前日は、先週までと違い超高速馬場に仕上げられていました。

皐月賞の前に行われた1200mのオープン戦春雷ステークスも勝ち時計1:07:5とこのレベルにしてみればかなり速い決着となっていましたね。

流れ自体は速い馬場を考えるとハイペースまではいかないミドルペースだったかなと思いますが、全体的にスタートとゴールでポジションが大きく変わることなく流れ込んだ感じですね。

実際に上位は前に行った馬で占められていました。勝ったアルアインも先行集団にいましたし、ペルシアンナイトは2コーナーまで後方でしたが向上面で前に押し上げて2着。

そのような流れだったためレイデオロやスワーヴリチャード、カデナといった中距離以上のスローペースで結果を残してきた馬たちは後方からそれぞれ悪くない差し脚を見せるも5着、6着、9着と間に合わず。

ペースはそこそこ速くてタフなのですが、展開が速くて前の馬がバテて下がる前にゴール板を通過してしまったというイメージですね。

勝ったアルアインとペルシアンナイトはマイル付近を主に使われてきた馬なのでこういった速い馬場と出入りの激しい展開という意味では有利だったのでしょう。

皐月賞ファンディーナの敗因は?

期待された牝馬ファンディーナですが、結果は7着。1番人気の期待に応えることはできませんでした。道中のポジションはずっと4番手。上述した通りペースはそこそこタフでしたが前にいた馬が残る展開で、決して不利な展開ではありませんでした。この馬にはおあつらえ向きに見えたのですが・・・

敗因としてはキャリアの浅さと経験の少なさが挙げられるかと思います。

パドックでは落ち着いていましたが・・・キャリア3戦で経験のないタフなペースは苦しかったのかもしれません。

加えてこれまでの3戦は逃げ馬の直後に付けていて外から他の馬に被せられた経験がなかったことも影響しているでしょう。今回の皐月賞は外からダンビュライトとアルアインに終始被されていました。

ファンディーナの馬体は牡馬並みに立派ですが、経験したことのない流れや状況に対応しきれず無駄に消耗してしまった感じですね。

しかしこの経験は必ず先に生きてくるはずです。次走はオークスかダービー、2400mのレースになりそうですが精神的な成長があれば問題なくやれるはず。

皐月賞組はダービーでどうか?

さて一冠目の皐月賞が終わり、この上位馬たちはおそらく東京2400mの日本ダービーに向かうことでしょう。

今回は超高速馬場でマイラー寄りの馬が上位を占める特殊な馬場と展開だったのでダービーでそれをそのまま評価するかどうかは悩みどころ。

アルアイン、ペルシアンナイト共に持ち時計の裏付けはある馬ですが、マイル中心に使われてきた馬で東京2400mのタフなコースがどうか。個人的には距離の壁はそこまで感じなかったですが・・・

そしてレイデオロ、スワーヴリチャード、カデナといった距離が伸びてゆったりした展開の方が明らかに良い馬たちのダービーでの巻き返しは濃厚だと思います。今回、これらの馬たちは上にも書きましたが流れと馬場が速くて「追いつかなった」という言葉が一番しっくりくる負け方でした。

今回の皐月賞はかなり特殊な馬場でしたがダービーはどうなるでしょうか?青葉賞や京都新聞杯も非常に楽しみですね。少なくとも皐月賞に続き混戦であることは間違いないでしょう。

2017東京優駿日本ダービーは5月28日(日)発走です。

ダービーで有効な枠やローテーションのデータはこちらも参考に→【過去10年】ダービーのデータと傾向と穴馬探し

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