中日にトレードされた谷元圭介の凄さは?身長は低いがストレートが強烈

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2017年7月31日、北海道日本ハムファイターズと中日ドラゴンズに衝撃のニュースが飛び込んできました。

それは日本ハムの中継ぎエースである谷元圭介選手が金銭によって中日にトレードされたというニュースです。

昨年日本一に輝いた日本ハムの胴上げ投手も務めたベテランなので驚きの声が多く聞かれましたが、実際にはどういう選手なのでしょうか?

今回は谷元圭介選手のプロフィールや投球の凄さについて見ていきたいと思います。

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谷元圭介のプロフィール

実は帰国子女!?

名前ー谷元圭介(たにもとけいすけ)

出身地ー三重県鈴鹿市

生年月日ー1985年1月28日

経歴ー稲生高校→中部大学→バイタルネット

身長ー167cm

体重ー72kg

ポジションー投手

スタイルー右投げ右打ち

谷元圭介選手はサーキットコースがあることで有名な三重県鈴鹿市の出身ですが、2歳から7歳くらいまでアメリカで過ごしていた帰国子女であり、英語がペラペラです。

日本に戻ってきた谷元選手は野球を始め、公立高校である稲生高校から中部大学に進学。高校までは内野手だったそうですね。

大学時代は愛知大学リーグでベストナインに選ばれるなど活躍しました。

しかしあまりにも身長が低かったためドラフトにはかからず、さらに社会人強豪チームにも誘われなかったため当時無名チームだったバイタルネットに入社。バイタルネットは決して強豪チームではないため谷元選手も普通に働いていました。

まだプロの道を諦めていなかった谷元選手は2008年にひっそりと北海道日本ハムファイターズの入団試験を受け、見事合格し社会人ドラフトで指名されてプロ入りを果たします。

日本ハム入団後は先発を努めることもありましたが主に中継ぎの柱として活躍。2016年には日本シリーズを制した広島カープとの試合で胴上げ投手を務め、2017年には通算100ホールドを記録しています。監督推薦によってオールスターにも選出されていますね。

2017年7月に中日へ電撃トレード

しかし100ホールドを記録した矢先の2017年7月31日、中日ドラゴンズへ金銭トレードされることが電撃的に発表されました。

その年のオールスターにも出場した主力選手がトレード、しかも金銭でということで日本ハムファンからはフロントに怒りの声が挙がっていますね。中日ファンも突然の有力選手加入に喜びつつ戸惑っているようです。

谷元選手が放出された理由としては日本ハムのベテランに対するシビアさが一番だと思います。さらに谷元選手がFA権を取得していることからFAで出ていく前に金銭で売ってしまおうという思惑が日本ハムにはあったのでしょう。

日本ハムのベテランへの厳しさはこちらも参考に→谷元圭介をトレード!日本ハムがベテランの査定にシビアな理由は?

いずれにしても中日ドラゴンズは谷元選手にとって高校大学と過ごしてきた地元中部地方のチームなので頑張ってもらいたいですね。

POINT

・実はアメリカからの帰国子女

・無名の社会人チーム「バイタルネット」で活躍、日本ハム入り

・2017年7月中日に電撃トレード

谷元圭介のピッチングの凄さは?

低い位置から繰り出されるストレートの威力が抜群

谷元圭介選手のピッチングで最も印象に残るのはやはりその低い身長からバッターに突き刺さるように伸びていくストレートのクオリティですね。

身長は167cmと日本プロ野球界の投手ではトップクラスに小さいですが、MAXスピードは150kmにも上ります。

谷元選手のストレートが強力な秘密は回転数の多さにあるでしょう。

2017年のオールスターで導入された弾道計測器「トラックマン」による計測ではメジャーリーグの平均すら超える毎分回転数2600rpmを記録し、「トラックマン谷元」などと揶揄されました。

ストレートの回転数が多いと打者からは伸び上がってくるような軌道に見えるため非常に打つのが難しいのです。いわゆる「ノビる」タイプのストレートですね。谷元選手の場合身長が低くリリースポイントも低いですからなおさらホップアップしているように見えるでしょうね。

ストレートのノビについてはこちらも参考に→野球におけるストレートのノビとキレとは?大谷のストレートはノビないが・・・

身長160cm台で150kmの球を投げる投手はなかなかいないため非常に強力な武器になっています。

変化球も豊富でリリーフならどの場面でも出場可能

他の変化球としてはカーブ、カットボール、スライダー、シュート、フォーク、チェンジアップを持ち球種として持っていて、打たせて取りたい時はシュートとカット、三振を取りたい時は上述のストレートとフォークを駆使して三振を狙います。中継ぎにしては球種が豊富でどんな状況にも対応できると言えますね。

さらに先発陣が崩れた時のロングリリーフ、ワンポイント、火消しや2016日本シリーズで胴上げ投手となったときのように抑えまで努め、およそ「リリーフ」「救援」と呼ばれているポジションはどこでもこなせる万能選手でもあります。

通算100ホールドを超える数字が示しているようにメンタル的に落ち着いていますし、経験豊富でコントロールもいいです。まさに中継ぎの鏡と言ってもいい存在でしょう。

いつも笑顔を絶やさないナイスガイであり、常々「身長の低い子供の希望になりたい」と言っている心優しい選手ですので中日ドラゴンズでもきっと活躍してくれることでしょう。

POINT

・回転数が多くリリースポイントが低いストレートが強力

・中継ぎにしては球種も豊富

・リリーフならどこでもできる万能さ