レアル・マドリードで「BBC」と交代で投入されることが多いスペイン代表のアルバロ・モラタ。
レアル・マドリードでは出場機会が少ないなりに2016-2017シーズン20ゴールを挙げるなど活躍を見せています。
しかしその結果に見合わず出場機会をあまり得られない事に不満を覚えているとも言われ、マンチェスター・ユナイテッドなど他クラブへの移籍が噂されている選手です。
2017年7月追記チェルシーへの移籍が決定しました。
今回はそんなモラタのプロフィールや経歴、プレースタイルを見ていきたいと思います。
アルバロ・モラタのプロフィールと経歴
名前ーアルバロ・ボルハ・モラタ・マルティン(Álvaro Borja Morata Martín)
国籍ースペイン
出身地ーマドリード
生年月日ー1992年10月23日
身長ー189cm
体重ー85kg
ポジションーMF、FW
利き足ー右足
アルバロ・モラタはスペインの首都マドリード出身。
なんだかレアル生え抜きのイメージが強いモラタですが、一時期レアルではなく同じ街のライバルチームであるアトレティコ・マドリードの下部組織に在籍していたことがあります。
アトレティコの頃はスペイン代表GKダビド・デ・ヘアともチームメイトだったそうですね。
その後ヘタフェのユースを経てレアル・マドリードに所属。2010年に当時監督だったジョゼ・モウリーニョに評価されてトップチームデビューを果たします。
2011年にはU-19欧州選手権で得点王になるなど活躍しますが、さすがにレアル・マドリードの選手層は厚く、思うような出場機会が得られなかったため2014年にイタリアセリエAのユヴェントスに買い戻しオプション付きで移籍することになります。
ユヴェントスでは安定的に出場機会を得られ、2シーズンで公式戦81試合に出場。28ゴールを決めるなど活躍。
これにより2016年からはレアル・マドリードが買い戻し、公式戦20得点を記録するなど活躍していますが安定的に出場機会が得られていないため、ユベントス時代の恩師アントニオ・コンテが率いるチェルシーやモウリーニョのマンチェスター・ユナイテッドに移籍するのではないか?と噂が出ています。
2017年7月追記チェルシーへの移籍が決定しました。
・アトレティコ→ヘタフェ→レアルという経歴
・ユヴェントスで主力として活躍
・レアル復帰後は結果残すもスーパーサブで出場機会少なめ
アルバロ・モラタのプレースタイルは?
まずモラタの特徴として目に付くのは身長の高さ。
189cmとスペイン代表のアタッカーとしては比較的珍しい高身長プレーヤーです。
この高身長ですからポジションは主にセンターフォワード。しかしサイドでもプレーすることができ、ユヴェントス時代は守備時にサイドに開いてプレーしていましたね。一列下げてトップ下のポジションもこなせます。
身長が高い選手の欠点としてありがちなのが「足元の下手さ」とか「スピードの欠如」といった欠点が挙がる事があります。
しかしそこはスペイン人。スペイン代表で足元の下手な選手なんて存在しません。モラタもその例に漏れず足元の技術が非常に高く、一介の高身長フォワードとは違う魅力を持っています。
ワンタッチで相手の逆を取る技術、相手に囲まれたときに足裏を使ってキープする技術、サイドを突破していくドリブル、パス・シュートの精度・・・基本的な技術はリーガでもトップクラスで、主にポジションを争っているカリム・ベンゼマに勝るとも劣らないセンスを持っています。
身長の数字が示す通りフィジカルにも一定の評価。パワーでゴリゴリキープというよりボディバランスの良さで当たられてもバランスを崩すことは少ないタイプのフィジカルで、安定して次のプレーに向かう巧さがあります。
大きいわりにスピードも速く、ポゼッションだけでなくカウンターサッカーにも適応が可能ですね。
こちらはモラタのプレー動画。
「デカい速い上手い」と三拍子揃っているプレーヤーで、万能。欠点らしい欠点はほとんど見当たりません。これほどの選手があまり出場機会を得られていないのは非常にもったいないので、これ以上出場機会が得られなさそうならレアルから移籍するという決断をするべきだと思いますね。
セリエAも経験済みで合うでしょうし、プレミアでも適応すれば問題なくやれるはずです。
いずれにしてもこれほどの万能フォワードは滅多に得られないので移籍するとしたら争奪戦になるのは間違いないでしょう。
2017年7月追記チェルシーへの移籍が決定しました。
・190cm近い高身長という魅力
・スペイン人らしく抜群のテクニックもあり
・現役トップクラスの万能フォワード