大迫がスーパーミドルでケルンに勝利をもたらす!
3月18日に行われたブンデスリーガ第25節でFCケルンに所属する大迫勇也選手が先制点となるミドルシュートを叩き込みました。
同じく日本代表の原口元気選手が所属するヘルタ・ベルリンとの対決はそれぞれケルンが7位、ヘルタ・ベルリンが5位とヨーロッパリーグ出場権がかかる重要な試合。
ケルンはここ6試合リーグ戦で勝ち星がなく、中位に踏みとどまるには落とせない一戦です。
序盤から前線でキープ力とタイミングのいい反転でチャンスを作る大迫は前半8分、後方からのパスをゴール前約35mほどの距離で完璧に収め、2タッチ目でシュートを放つと相手ゴールキーパーの手を弾き飛ばしながらゴールネットに突き刺さりました!
さらに35分には左サイドに流れて中央にマイナスのクロス、それをアントニー・モデストが流し込んで大迫にアシストが記録。
最終スコアは4対2でケルンが勝利し、大迫選手は1G1Aで代表招集前最後の試合を良い形で終えました。この後大迫選手はベルリンの原口選手と共にUAEに向かいます。
参照:ブンデスリーガ公式サイト
大迫好調の理由
大迫選手は現在ケルンでの3シーズン目を迎えています。
1、2年目は試合の出場機会はそれほど少なくなかったものの、本職のセンターフォーワードではなくサイドハーフやトップ下で使われることが多く、本領を発揮するには難しい状況でした。
大迫選手の最大の特徴は「前線でボールを収めて展開、または自分が前を向いて得点にからむ」というプレーです。スピードが必要とされるサイドハーフやゴールから少し遠いトップ下で起用される状況が続き、なかなか得点という結果が出ない時期が続きましたがそれでも大迫選手は腐らずチームのために運動量を落とさず走り続けたのです。
チームのために献身的にプレーする姿を見たチームメイトは徐々に大迫選手に信頼を寄せるようになり、3年目の現在では後ろの選手がボールを持った時にまず大迫選手を探しているようなシーンもたくさん見受けられるほどになりました。
やはりチームメイトと信頼関係を築き、プレースタイルを理解してもらうことができているのが今の大迫選手の好調に繋がっているのは間違いないでしょう。
フォワードのポジションでコンビを組むアントニー・モデスト選手との相性も抜群でブンデスリーガの中でも屈指の攻撃ユニットだと思いますね。
日本代表でも期待
そんな大迫選手はW杯最終予選23日のUAE戦、28日のタイ戦に挑む日本代表に招集されています。
長らく日本代表ではポストプレーをそれなりのレベルでこなせる選手が本田圭佑選手くらいしかいませんでしたが大迫選手が入る事によって最前線で「タメ」を作ることが可能になり、日本代表のストロングポイントである2列目の選手をより活かすことができるようになると思います。
UAEはカウンターが速いチームなので前線で簡単に奪われない大迫選手は個人的に「最重要」の選手になり得ると考えているのでハリル監督には是非大迫選手の先発起用を期待したいですね。