中田翔、ウォシュレットがないとアメリカで嘆く
3月21日に決勝ラウンド初戦を迎えるWBC日本代表侍ジャパンは現在アメリカのアリゾナ州に滞在して調整を進めています。
その侍ジャパンの一員、予選ラウンドで3本のホームランを放つなど好調を維持している中田翔選手。
しかしどうやらアメリカでその好調を邪魔する意外な要素が出てきてしまったようです。
中田翔選手が嘆いたのはトイレについて。
「ウォシュレットがねえからさ…。毎回シャワーだよ」
引用元:日刊スポーツ 侍中田が復帰も「ウォシュレットがねえからさ…」
と見た目にあまり似合わない潔癖症ぶりを発揮しています。確かに日本では一般家庭にもすっかり普及しているウォシュレットですが、外国にはほとんど存在しません。お尻を洗わないと気持ち悪いと感じる方も多いかと思いますが・・・あの見た目迫力のある中田選手が嘆くとちょっと面白いですねw
では海外でどうしてウォシュレットはないのでしょうか?海外に行った時に中田選手のように悩まないよう少し海外のウォシュレット事情を見てみましょう。
海外でウォシュレットが普及しない理由
治安の問題
日本ではあまり信じられませんが海外では「便座が盗まれる」という事件が頻繁に起きます。便座なんか盗んでどうするんだと思いますが犯人はそれを貴金属ショップなどに売りさばいて利益を得るそうですね。
ですので高機能な便座なんて付けたら数時間後には無くなっているでしょう。
海外の公共トイレ(そもそも公共トイレ自体少ない)では最初から便座が無いトイレが多いため、日本からの旅行者は本当に戸惑うようです。便座の無いトイレで用を足すのはトイレットペーパーを敷くとか中腰でするとか便座を拭き取れるウエットティッシュを常備するとか国によって様々な対策があります。
水質の問題
日本で普段飲んでいる水のほとんどが「軟水」というミネラル分の少ない水なのですが、外国では「硬水」と呼ばれるミネラルや石灰質を豊富に含んだ水がメインの飲み水になります。
この硬水は慣れないとお腹を壊す要因にもなり、まさに「水が合わない」という状況に苦しむ日本人もたくさんいらっしゃるそうですね。
硬水は上記の通りミネラルや石灰質を多く含むためウォシュレットのような精密機械に使うと機械の不調やノズルの詰まりなど様々な不具合が考えられるためあまり導入に積極的な国が無いそうです。
電圧の問題
現状ウォシュレットを制作している会社のほとんどは日本の企業で、当然日本向けに制作されているので海外だと他の電化製品と同じように使えない可能性が高いです。
日本だと100Vくらいの電圧ですが海外と200V以上はザラ。スマホを充電するのにも変圧器が必要な場合があるくらいですからウォシュレットを使用するにはより複雑な変圧システムを作らないといけません。
便利な携帯型ウォシュレットもある
上記の理由から海外でウォシュレットがある所は相当な高級ホテルに限られますがどうしても海外でウォシュレットが使いたい!と思っている人には携帯ウォシュレットという便利なものも販売されています。
海外でも使えるよう電池式になっているものがほとんどで、値段も安いものでは2000円くらいから買えるので海外のみならずどこに行ってもウォシュレットにこだわりたい人は試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに冒頭で登場した中田選手も所属する日本ハムでの海外キャンプの際は携帯ウォシュレットを使っているそうですが、今回のWBCでは忘れてしまったのでしょうか??例えウォシュレットがなくともそれにめげず豪快な一発を期待したいですね!