3月26日の日曜日、中京競馬場で春のスプリント王決定戦G1高松宮記念が行われます。
今年は昨年の覇者ビッグアーサーやシルクロードステークスを勝ったダンスディレクターがケガで出られず、ミッキーアイルも引退。
例年よりどの馬にもチャンスがある混戦状態と言えるでしょう。
さてどんな馬が出走するのか見てみましょう。
2017高松宮記念出走馬
1枠1番 ティーハーフ 国分優作
1枠2番 フィエロ 内田博幸
2枠3番 レッツゴードンキ 岩田康誠
2枠4番 ラインスピリット 森一馬
3枠5番 レッドアリオン 菱田裕二
3枠6番 セイウンコウセイ 幸英明
4枠7番 レッドファルクス ミルコ・デムーロ
4枠8番 バクシンテイオー アンドレアス・シュタルケ
5枠9番 シュウジ 川田将雅
5枠10番 クリスマス 藤岡佑介
6枠11番 スノードラゴン 大野拓弥
6枠12番 メラグラーナ 戸崎圭太
7枠13番 ソルヴェイグ 田辺裕信
7枠14番 トーキングドラム 藤岡康太
7枠15番 ヒルノデイバロー 四位洋文
8枠16番 トウショウピスト 吉田豊
8枠17番 ナックビーナス 石川裕紀人
8枠18番 ワンスインナムーン 石橋脩
参照:JRA公式ホームページ
2017年高松宮記念注目馬
1枠2番フィエロ
フィエロはG1マイルチャンピオンシップで2着が2回、安田記念で3着が1回とG1でも常に好勝負を演じてきた馬です。
昨年末の阪神カップ、年明けの京都金杯でも3着に入っており、年齢を重ねてはいますがまだまだ侮れない馬の一頭でしょう。
初のスプリント戦となりますが中京の1200mは末脚を発揮できる流れになることも多いのでフィエロは力を発揮しやすいと思いますし、陣営も早々にこのレース参戦を決めていて自信がある様子。初G1獲りのチャンスと見ていいでしょう。
2枠3番レッツゴードンキ
2015年の桜花賞馬レッツゴードンキが復調して春のスプリントG1に参戦です。
桜花賞を勝って以来低迷が続いていましたがそれまでの先行から末脚を伸ばすスタイルに転換してからは重賞で3着が2回、2着が1回、そして今年2月に行われた京都牝馬ステークスでは桜花賞以来の勝利を飾ります。
脚質転換をしてからの成績は安定しており、ここでも好走できると考えます。鞍上の岩田騎手も今年に入って調子を戻しているのも好材料ですね。
唯一ネックなのは内枠に入って捌ききれるかどうかという所。
4枠7番レッドファルクス
休み明けで挑んだ昨年のスプリンターズステークスを見事な末脚で差し切ったレッドファルクスがおそらく一番人気に推されるでしょうか?
同じコースで行われる昨年のCBC賞も勝利しており、中京1200mは向いている馬ですね。
12月の香港スプリントは惨敗してしまいましたが香港はスプリント路線のレベルが高いので度外視でいいでしょう。
ダートで4勝しているようにパワーも兼備しているタイプで多少馬場が悪くなっても対応できそうなのもいいですね。
5枠9番シュウジ
昨年の阪神カップを勝ったシュウジ。スプリンターズステークスでも4着に来ているように力のある馬です。
大人しく走るときはとても強い馬なのですが入れ込み癖が強く、折り合いを欠きやすい馬なので当日の状態が鍵になりますね。
阪急杯は良くない負け方でしたがこれもひどい入れ込みで力を発揮できる状態ではありませんでした。
6枠12番メラグラーナ
初のG1挑戦となるメラグラーナ。
オープンクラスに挑戦し始めたのは昨年の夏と、まだ未知数な所も多く、スプリント界に新星誕生なるかと期待を受けていますね。
前走中山で行われたオーシャンステークスを外から素晴らしい末脚で差し切っており、この主役不在のメンバーなら上位着順に来てもおかしくありません。
2017高松宮記念の展開は
今年の高松宮記念で重要になりそうなのが展開。
何が何でも逃げたいという馬はトウショウピスト一頭だけ。セイウンコウセイやソルヴェイグ、ナックビーナス、ワンスインナムーンと前から行きたい馬は何頭かいますが、トウショウピストにハナを主張されれば控えるのはないかと予想します。
シュウジも前から行くタイプですが、前走折り合いを欠いたことで今回は川田騎手が無理やりにでも抑えにかかるかもしれません。
フィエロ、レッツゴードンキ、レッドファルクス、スノードラゴンは中団より後ろで競馬を進めることとなりそうですが内枠の馬は多少ゲートを出して行く可能性もあります。
中京1200mで仮にスローになった場合、内で進路を失ってしまうかもしれませんから・・・
混戦模様が強く、先行勢と差し勢にも有力馬が散らばっているので展開とペース一つでどんな結果になっても驚かない楽しみなレースです。
G1高松宮記念は3月26日(日)15:40に発走です!