23日、日本は久保裕也選手、今野泰幸選手のゴールで苦手なUAEをアウェーで下し、W杯最終予選の2位をキープしています。
28日のタイ戦の結果次第ではありますが、比較的順調に来ていると言えるでしょう。
しかし別グループでは強豪国が格下に負けるという番狂わせが起きていました。
その順調じゃなくなってしまった国は韓国。
なんとこの最終予選で一回も勝利をあげていない中国に1-0で完封負けを喫してしまったのです。
他人事ですが韓国はW杯への出場が少し危うくなりました。果たして韓国はW杯に出場することができるのでしょうか?また中国に出場の目は?
この結果いかんでは日本にも全く無関係とは言えなくなります。日本は現在グループBの2位ですが、もし仮に最終結果が3位になってしまうとプレーオフで対戦する可能性が出て来てしまいます。
そういう意味では少し気になりますよね。
韓国、中国に完封負け!
試合はホームの中国で行われました。
韓国はプレミアリーグのトッテナムに所属するエース、ソンフンミンを累積警告で欠きますが、迫力のあるミドルシュートなどで中国を追い詰める展開でした。
しかし前半33分、中国がコーナキックからヘディングを叩き込んでゴール!
韓国相手に貴重なチャンスを生かして先制します。
その後も韓国は必死に攻め立てますがきっちりと守る中国のゴールを割ることが出来ません。
しかも試合終了間際に韓国の選手が倒れた中国の選手をボールごと蹴り飛ばすというラフプレーを仕掛けて乱闘寸前、一触即発の雰囲気になります。(やっぱりこうなるんですね・・・)
しかし中国代表は意外と冷静にその場を乗り切り、見事1-0で勝利を手にします。
この勝利に現在、中国中がお祭り騒ぎとなっているようですね。
中国代表の監督は名将リッピ
この大番狂わせを演じた中国代表の監督はイタリア人のマルチェロ・リッピ。
ユベントスやインテル、イタリア代表などの監督歴があり、チャンピオンズリーグとW杯を共に制しているサッカーファンなら知らない人はいない名将です。
若干オールドスタイルながら堅実な守備を築くことができ、サッカー組織を一から作るのでしたら今でもトップクラスの監督と言えるでしょう。
2012年から中国リーグの広州恒大の監督に就任し、2016年には長期的な中国代表の育成を目指して中国代表の監督に就任しました。
今回のW杯出場は厳しいかもしれませんが、リッピによって着実に強化されつつある中国代表は、将来的に日本の強敵となる可能性があります。
韓国、中国の勝ち点と順位は?
韓国と中国が入っているグループはグループA、他にイラン、ウズベキスタン、カタール、シリアがいるグループです。
正直日本のいるグループAよりきついメンバーが揃っているなという印象です。これらのチームには日本もさんざん苦しめられた苦い記憶を持っている人も多いでしょう。
これでグループAは1位がイランで勝ち点14、韓国は負けたものの3位ウズベキスタンもシリアに負けたためなんとか2位に踏みとどまっています。しかし2位韓国から4位シリアまで勝ち点差わずか2という大混戦模様を呈していますね。
中国は勝ち点5の5位、正直2位以内に入るのは難しいでしょう。この後全部勝つくらいの勢いなら3位は少しだけあるかもしれませんが・・・
首位イランは試合ぶりも安定していて今後も大崩れは考えにくく、2位以内はほぼ決まりでしょうか。
となるともう一つの枠争いということになりますが・・・このまま韓国のチーム状態が上向かないと3位でフィニッシュということもあり得そうです。もちろんその下も。仮に韓国が3位だとグループBの3位とプレーオフということになりますね。
グループBの日本は最終的に3位になってしまう可能性も十分ありますからそうなるとプレーオフで日韓戦という心臓がいくつあっても足りない状況に・・・笑
正直それだけは避けたいですね。
日本代表がなんとか2位以内で予選を終えられますように・・・
日本代表は28日にホームでタイと対戦します。韓国代表は28日にシリアと対戦。もし気になる人がいたらそちらの経過もチェックしてみましょう!