2016年、25年ぶりにセ・リーグを制し2017年も好調を続ける広島東洋カープ。
その中でも中心になっているのがセカンドの菊池涼介選手です。
WBCでも大活躍しメジャーリーグのスカウトも注目しているという現在日本ナンバー1二塁手菊池涼介の性格やその驚異的な守備範囲を見てみましょう。
驚異的な守備範囲を持つ菊池涼介の出身高校大学は?
無名だった学生時代
東京都で生まれた菊池涼介選手は高校時代を長野県の武蔵工業大学第二高等学校で過ごします。甲子園に出場した経験はなし。高校野球界では全くの無名だったと言っていいでしょう。
そして大学は金銭面での理由のため元々の志望校ではなく「アルバイト」をしながら野球を続けることができる岐阜県の中京学院大学に進学します。アルバイトはパチンコ屋で行っていて、時給は安かったが賄いが出るので割が良かったと仰っています。
大学ではショートとしてベストナインを受賞するなど活躍を見せますが、大学日本代表には候補止まりで選ばれず。ドラフトでもそこまで注目度は高くありませんでした。
今や広島カープと日本を代表する存在に
菊池選手は今からは考えられないくらい学生時代は地味な野球生活を送っていましたが、ドラフトでは広島東洋カープが2位で指名。晴れてプロ野球選手となることができました。
1年目の夏から一軍に定着し始め、2年目には完全にレギュラーに。そして徐々に侍ジャパンにも選出されるなど一気に活躍の場を広げていきます。
菊池涼介はメジャーでも通用する驚異的な守備範囲の持ち主。日本記録も独占。
日本記録の上位を独占するセカンドの守備
菊池涼介選手はバッティングもいいモノを持っている選手ですが、最大の特徴はやはりセカンドでの守備。
171cmと小柄ながら驚異的な身体能力を持っており、目の良さと足の速さ、肩の強さで鉄壁かつ見るものを魅了する守備を披露します。その機敏でトリッキーな動きからついたあだ名は「忍者」。
それは内野手だと主にゴロを処理したときに記録される「補殺」という数字にも表れていて、なんと歴代のシーズン補殺日本記録の上位3位はいずれも菊池選手で占められています。
驚愕に値する守備範囲の広さ。秘密は普通のセカンドよりも後方に構えるポジション
この補殺記録の多さは普通にセカンドとしてゴロ処理をするのはもちろんのこと、菊池選手の守備範囲の広さに大きく関係しています。
菊池選手は前述の通り「犬が走ってる」と言われるほど足が速く、大学のときには投手も務めたことがあるなどように肩も強い選手です。その身体能力から通常のセカンドより多くのエリアをカバーすることができるため、補殺の記録が多くなるという訳です。
そして守備範囲が広いため、通常のセカンドよりかなり「後方」に位置していること多くあります。後方にいることのメリットとしては打球を見れる時間が長くなるため捕球しやすくなるという点で、デメリットとしては前方に落ちる球を処理する際に絶対的な足の速さと判断力がないと処理できないという点が挙げられます。
普通のセカンドはこのデメリットの方が大きいため、セカンドベースからそれほど離れずに守備をするのですが・・・
菊池選手は足、目、肩という長所が揃っているため後方に位置していてもデメリットがほとんどなく、むしろ後ろにいることで対応できる打球が増えるというメリットの方が大きいのです。外野に抜けるヒット性の当たりでも捕球してしまいますからね・・・
プレーがメジャーリーガーっぽい?
そして菊池涼介選手の魅力は常識にとらわれ過ぎない守備の方法にもあると思います。
例えばメジャーリーグではよく見る打球の素手処理、いわゆる「ベアハンドキャッチ」と呼ばれるプレーは日本ではあまり見かけません。日本では学生時代にそんなプレーをしたら怒られますからね・・・しかし現代野球においてはベアハンドやランニングスロー、ジャンピングスロー、グラブトスといった「送球の時間を短縮するプレー」は非常に重要です。
しかし菊池選手はそういった「日本ではあまり推奨されてないプレー」も恐れずに取り入れ、ビッグプレーを連発していますね。
カープに所属していたころの前田健太選手を見に来たメジャーのスカウトから「あの菊池ってやつは何者?」と問い合わせが入るほど。日米野球やWBCでも活躍したことからメジャーリーグも注目しています。
打撃は現状メジャーだと少しパワー不足かもしれませんが守備は間違いなくメジャーの内野手に交じってもトップクスラスだと感じますね。
菊池選手が将来メジャーを代表するセカンドになっていても全く驚きはありません。
菊池涼介の性格はポジティブ!浅田真央さんとの噂は?
底抜けに明るいポジティブマン
菊池涼介選手は非常に明るい性格です。ミスをしても全く気にする素振りも無く次のプレーに向かうポジティブさがあるので今では丸佳浩選手とともにチームリーダーの役割を担っています。
また入団の際に希望の背番号を聞かれたとき、当時広島の監督でレジェンドの野村謙二郎さんが現役時代に背負っていた背番号7番を要求したため周囲が驚いたそうです。すごい度胸ですね。笑
浅田真央さんとの噂は?
報道陣に「彼女はいる?」と聞かれると「います!」とか「今はしばらくいないですね」などと女性との関係を正直に答える菊池選手ですが、なんとあの先日引退された元フィギュアスケーター浅田真央さんと関係が噂されたことがあります。おそらく野球ファン全員がなんでだ!?と感じたと思います。笑
この件について日刊ゲンダイが直撃しました→浅田真央の結婚相手と噂に…渦中の広島・菊池涼介を直撃 引用元:日刊ゲンダイ
どうやら会ったことすらない上に人の取り違えというひどいガセ情報だったようです。しかしこんな噂を勝手に流されたにも関わらず浅田さんにも気を遣う菊池選手はとても誠実な方だと思いますね。
このポジティブな性格は広島ではもちろんのこと、メジャーリーグに行ったとしても生かされるでしょう。菊池選手の今後の活躍に期待しています。