一時期は能力に見合わない不遇生活を過ごしていたアルゼンチン代表のゴンサロ・イグアインですが、イタリアに移籍して以来その能力を存分に発揮しています。
ナポリでは得点王を獲得するほどの活躍でしたね。
今回は現在ユベントスに在籍する世界トップクラスのストライカー、イグアインのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
※2019年1月追記 チェルシーに移籍決定
ゴンサロ・イグアインのプロフィール
名前ーゴンサロ・ヘラルド・イグアイン(Gonzalo Gerardo Higuaín)
国籍ーアルゼンチン、フランス(代表はアルゼンチン)
出身地ーブレスト(フランス)
生年月日ー1987年12月10日
身長ー184cm
体重ー82kg
ポジションーFW
利き足ー右足
フランス生まれですが生後すぐにアルゼンチンに引っ越しました。
アルゼンチンとフランス両方の国籍を持っていますが、両親は共にアルゼンチン人だという事と物心がつく前にアルゼンチンに移住したためアルゼンチン代表を選択しています。
イグアインのキャリアスタートはアルゼンチンの名門リーベルプレート。
2005年にトップリーグデビューを果たし、若干17歳ながら大活躍をして2007年にスペインのレアル・マドリードに引き抜かれました。
レアルでは公式戦通算121ゴールを決めるなど得点能力を発揮していましたが・・・会長のフロンティーノ・ペレスお気に入りのフランス代表、カリム・ベンゼマが優先して使われることが多く、イグアインは移籍を決断します。
移籍先に選んだのはイタリアのナポリ。
ナポリでもゴールを量産し、2015-2016シーズンでは得点王と共にセリエA新記録となる36ゴールを記録しました。
そしてこの成績を引っさげて2016シーズンからメガクラブのユヴェントスに移籍しています。
※2019年1月追記 チェルシー移籍が決定しました。
ゴンサロ・イグアインのプレースタイル
イグアインの特徴は何と言ってもゴールを奪う能力でしょう。
とにかくシュートが正確かつパワフルでいわゆる「ストライカー」です。来たボールをゴールに叩き込む能力は世界でもトップクラスで、一応利き足は右足となっていますが両足をほぼ同じ水準(シュート時)で扱うことができるのも特徴ですね。
シュートは基本的に「インステップ」で蹴っているそうです。
それと裏へ抜け出す際のスピードとDFとの駆け引きの上手さも特徴的ですね。チームメイトもそれを分かっていてイグアインが相手のDFより「一歩先」を取れるポイントにパスやクロスを出しています。
右足でも左足でもすごい精度と威力・・・
またゴール前で待つだけのクラシカルなFWではなく、展開が行き詰っている時にはトップ下の位置まで降りて自らボールを運ぶこともあります。ドリブルのタッチは細かいとは言えませんが南米選手が得意な相手を「外す」タッチができるのでそうそう取られません。
ユヴェントスに来てからはプレスも以前より精度と量が増しましたね。たぶんですがイグアインは前線でじっとしているより南米選手らしく動き回った方が調子も良くなるタイプなのではないかな?と思います。アレクシス・サンチェスとかルイス・スアレスもそうですよね。
レアルではベンゼマとの競争に敗れた形にはなりましたが、それはチームの戦術上アシストも多くなければいけなかったから。
イグアインはキックが上手いのでいいラストパスを出しますが、やはりあのボックス内での動きの質と、両足シュートの質の高さを考えればゴールを獲る仕事に集中させてあげるべきでしょう。
2017年12月で30歳になりますが、この手のフォワードは長く持つのでしばらくこの活躍は続くでしょうね。