サッカーにおけるグリーンカードの効果。セリエBでも正式採用

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サッカーで「カード」と言えば選手が反則や倫理に反した行為をしたときに出される「警告」のイメージが強いですよね。

実際に試合中にレッドカードを1枚、イエローカード2枚貰うと即退場ですし、イエローカード1枚でも溜まれば累積警告で次の試合に出られないこともあります。

しかしサッカーには「グリーンカード」という第3のカードが存在することをご存知でしょうか。

このグリーンカードは名前の通り緑色のカードで、選手がとある行動を取ったときに提示されるカードなのです。

ではそのグリーンカードの意味と効果、実際に提示された例を見てきましょう。

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グリーンカードの意味と効果。フェアプレーの証

グリーンカードとは?どんな時に出される?

                画像引用元:楽天市場 

グリーンカードとはサッカーの試合中に「フェアプレー」をした選手やチームに提示される緑色のカードのことです。

サッカーでいうフェアプレーとは反則しないというだけでなく、倒れた相手を起こしてあげたり、負傷した相手選手のためにプレーを止めたり、審判のジャッジが間違っていたときに自己申告でジャッジの訂正を求めたり、喧嘩の仲裁に入って止めたりすることをいいます。

実際に若年代でのサッカーではかなり導入が進んでいて、日本だけでなく世界でも導入の動きが見られます。

グリーンカードの効果

グリーンカードを提示されたからといって何か得点が入ったりするわけではないのですが、子供の年代における「スポーツと教育」としてはかなり有用とみなされていて、小さなころからフェアプレー精神を身につけプロとして育つための教育として使用されることが多いです。

また子供の年代は褒めて育てることも大事だという考えから「その行動は正解だよ」と教える意味もありますね。

しかし時に度が過ぎたラフプレーが多いサッカーという競技の特性上、最近ではプロリーグでも導入している所があります。

セリエBでグリーンカードが実際に提示される

イタリアの2部リーグ、セリエBで実際にこのグリーンカードが提示されたことがあります。

フェアプレー精神の向上のための実験としてセリエBでは正式にグリーンカードが採用されていて、ヴィチェンツァに所属するクリスティアン・ガラーノという選手が自身の蹴ったボールが相手の誰にも触ってないのにコーナーキックになった件について、「誰も触れてないよ」と審判に自己申告。

これによって審判はコーナーキックの判定を覆し、ゴールキックにジャッジを変え、ガラーノにグリーンカードを提示しました。

ブラジルでもグリーンカードが公式大会に使用開始

ブラジル・サッカー連盟も2017年のコパ・ヴェルデからグリーンカードを正式採用すると発表しています。ラフプレーやマリーシアが当たり前のブラジルでどのような効果を生むか楽しみですね。

プロサッカーは体をぶつけ合うコンタクトスポーツですし戦うことが求められるスポーツなのでプロリーグでの導入は簡単ではないかもしれませんが、プロスポーツ選手には子供の手本となるような振る舞いが求められるのも事実だと思います。

少々のラフプレーはサッカーの醍醐味でもありますが、行き過ぎた行為を抑止するためにこのグリーンカードは一つ有効な手段と言えるでしょう。