ファンディーナがフラワーカップ圧勝！
３月２０日に行われたＧ３フラワーカップでディープインパクト産駒の期待馬ファンディーナが期待に応える圧巻の走りを見せつけ、話題になっています。
ファンディーナは中山競馬場１８００ｍで行われた３歳牝馬限定重賞フラワーカップで２着シーズララバイに５馬身差をつける圧勝で、レベルが高いと言われている桜花賞戦線に名乗りをあげました。
レースの展開は好スタートを切ったファンディーナが先に一頭行かせて２番手を確保、スローペースで進む中、鞍上の岩田騎手が懸命に手綱を抑えて我慢させます。そして４コーナーを向く直前に軽く促すとファンディーナは一気に加速、あっという間に差を広げて直線の半ばでは手綱を抑える余裕っぷり。
タイムは前週に行われた３歳牡馬重賞スプリングステークスに0.3秒だけ劣る1:48:7。ファンディーナの上がり３ハロンは34.9秒で最速タイ。抑えてこれですから本気で追えばタイムと上りはもっと上がったでしょうね。
レース情報はＪＲＡ公式ＨＰを参考にしています。
この馬の登場で昨年の阪神ジュベナイルフィリーズから続く牝馬の桜花賞戦線に楽しみがますます増えた印象です。
アンカツさんも楽しみな様子。
ファンディーナ。パドックの雰囲気もフットワークも雄大。ひとつ注文つければ4番手くらいからの競馬が見たかったけど、今回の相手だとスピードが違っとるからね。本番に向けては中2週の体調面だけ。今年は牝馬のレベルが高い。桜花賞はとんでもない決戦やし、その後は各馬が取るローテにも注目やね。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) 2017年3月20日
ソウルスターリングとの比較は？
現在桜花賞路線で一番の評価を受けているのは昨年の２歳Ｇ１阪神ジュベナイルフィリーズを制したソウルスターリングでしょう。父が世界的名馬フランケルという良血場で、先行してあっさり抜け出すという隙の無いレースを続けている馬です。
おそらく本番の阪神１６００ｍで行われる桜花賞ではファンディーナと上位人気を分け合う形となるはずです。
この２頭の対決という意味ではやはり位置取りが鍵になってくるのは間違いないでしょうね。共にスタートが良く、すんなり先行できる馬ですから桜花賞でもおそらく２頭並んで似たような位置でレースを運ぶことになるかと思います。
さらに２頭とも前に付けつつ早い上がりタイムを出せるのも共通した特徴です。ソウルスターリングは東京と阪神で上がり3ハロン33秒台を記録していますし、ファンディーナは京都で行われたつばき賞で前に行って上がり3ハロン33.0という古馬でもあまり見ない驚異の上がりタイムを記録しています。
桜花賞でソウルスターリングとファンディーナに付け入る隙は？
ではこの強いパフォーマンスを続ける２頭に付け入る隙はあるのでしょうか？桜花賞への出走権を獲得している馬のリストを見ると他の有力馬であるリスグラシューやアドマイヤミヤビ、ミスエルテ、カラクレナイなど比較的後方からレースを進める馬が揃っているので、ソウルスターリングとファンディーナが経験したことがないようなハイペースに巻き込まれたときにはもしかしたら万が一があるかもしれません。
先行脚質でこの２頭に勝つのは難しいと思うので波乱があるとしたら後ろが来る展開でしょうね。
近年でも特にレベルが高いとされる３歳牝馬がぶつかるＧ１桜花賞は４月９日（日）に阪神競馬場で行われます！
※３月２５日追記：ファンディーナは桜花賞ではなく皐月賞に向かうことが発表されました。