藤田伸二元騎手に異例の復帰報道!現実的に可能性はあるか?

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競馬ファンにとって衝撃的なニュースが飛び込んできました!

2015年9月に電撃引退をした藤田伸二騎手がなんと地方競馬である「ホッカイドウ競馬」で騎手に復帰する可能性があるとのことなのです!

藤田元騎手はJRA通算1918勝、G1競走を17勝という歴代の騎手の中でもトップクラスの成績を残した騎手です。

確かに年齢的にはまだまだやれる年齢ですが・・・そもそもなんでそんな偉大な成績を残した騎手が引退したのか?現実的に復帰する可能性はあるのでしょうか?藤田騎手の信念と考え方と共に振り返ってみましょう。

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騎手・藤田伸二とは

現役時代の藤田伸二

藤田伸二元騎手は1972年、馬産地である新冠で生まれ、小さい体ながらもパワフルな姿を見た知り合いから騎手になることを勧められ、後に騎手になることを志します。

性格は「ヤンチャ」の一言で競馬学校時代や騎手時代に幾度となく問題行動を起こしてきた人で、警察のお世話になったこともあります。

しかしそんなヤンチャな性格とは裏腹に騎乗技術は超一流

デビュー2年目にブービー人気のタケノベルベットでG1エリザベス女王杯を制したのを皮切りにフサイチコンコルドでホースマンの憧れ日本ダービーを制し、さらにシルクジャスティスで有馬記念を制するなどG1通算17勝で通算勝利数は1918勝という成績を残しました。

そして私生活とは真逆に故意のラフプレーを一切せず、毎年のようにフェアプレー賞の表彰を受け、2004年と2010年には一定の成績を収め年間の制裁点数が0の騎手に与えられる「特別模範騎手賞」を受賞するなどその技術とギャップのあるキャラクターでファン(アンチも)が多かった騎手です。

突然の引退

しかし2015年の9月、札幌開催の終わりに突如騎手から引退。普通これだけの成績を収めた騎手なら告知の徹底や引退式などが用意されますが、それも一切なく突然辞めてしまったのです。

競馬ファンは寝耳に水でびっくりだったのですが、今振り返ってみると兆候はすでに出ていましたね。藤田元騎手は著書やブログなどでJRAや競馬会に常に言いたいことをはっきり言っていましたが、この引退した時期は特にこうした苦言が多かった時期です。

藤田元騎手が特に苦言を呈していたのは2点、「エージェント制度」と「ラフプレーの増加」です。

エージェントとは騎手の騎乗を管理する人たちのことで、以前は新聞記者などがその仕事をこなしていましたが、ここ最近はJRAが公式にエージェントの存在を認可することになりました。

JRAが公式に認可したことによってトップジョッキーだけでなくベテランから若手までエージェントを仲介して乗り馬を確保するようになり、良い馬に乗れるかどうかは騎手としての腕よりもエージェントの営業能力によって決まるようになってしまったのです。

藤田騎手ももちろんエージェントを起用していましたが、だんだんと騎手の腕よりもエージェントの営業能力で順位が決まってくるその状況に嫌気がさしてきたそうですね。

また自身がフェアプレーを信条とするタイプの騎手であるため、他の騎手のラフプレーの増加、JRAによる降着基準の変更なども相まってJRAに愛想をつかして騎手を引退するという決断に至ったと思われます。

ホッカイドウ競馬で復帰報道

引退したあとはバーを経営したり競馬評論をして北海道でマイペースに生活を続けていた藤田元騎手ですが、2017年3月上旬、ホッカイドウ競馬で騎手に復帰するという情報が流れました。

引退したJRA騎手が復帰するとなれば異例の出来事。

藤田元騎手は引退するときに上記したようにエージェント等の問題で「もうJRAに未練はない」と仰っていましたが、JRAほどエージェント制の強くない地方競馬であるホッカイドウ競馬での復帰ということであれば一応筋は通っているように見えます。

藤田伸二元騎手の現実的な復帰の可能性

藤田伸二の北海道競馬愛とトレーニング好きの性格

この報道に対して当の藤田元騎手はブログで、地方競馬が盛り上がるなら・・・と復帰に含みのある発言をしています。

元々JRA所属の騎手だったときから先輩の武豊騎手や現在競馬解説者として活躍している安藤勝己元騎手、後輩たちを引き連れてばんえい競馬のイベントに取り組むなど馬産地北海道の競馬を常に案じてくれていた人ですから盛り上げるためにホッカイドウ競馬参戦、というのはありえる話だと思います。

また、藤田元騎手は現役時代から体を鍛えるのが好きで今でもトレーニングは欠かしていないそうなので、肉体的には問題ないでしょう。元々体重管理に悩まされたことも無いようですしね。年齢もまだ40代前半と騎手としてはまだまだ十分にやれる年齢です。

藤田元騎手がホッカイドウ競馬に乗るようになるにはもちろん騎手試験を突破せねばならず、唯一復帰に支障があるとしたら筆記試験でしょう。文章を書くのは上手いのですが本人も言っている通り勉強するのが競馬学校の時から苦手だったようなので・・・

しかしすぐに、というわけにはいかないかもしれませんが、復帰の可能性は十分にあるでしょう。

個人的には藤田伸二の引退は早すぎたと思っているので、また競馬場で彼を見ることができるなら是非門別まで足を運んでみたいですね。

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