変則フォームの左キラー!日本ハム宮西尚生のスライダーが凄い!

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現在NPB歴代2位となるホールド数を記録しているのは北海道日本ハムファイターズの宮西尚生選手。

変則的なサイドスローという独特の投げ方をする選手で9年連続50試合登板、12試合連続ホールド達成など現役トップクラスの中継ぎ投手です。

2017年はWBC侍ジャパンにも選ばれ、ブルペンのリーターとしても活躍していますよね。

今回はそんな宮西選手の凄さをプロフィールや経歴、記録や投球スタイルなどと共に見ていきたいと思います。

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宮西尚生のプロフィールと経歴、エピソード

宮西尚生のプロフィール

名前ー宮西尚生(みやにし なおき)

出身地ー兵庫県西宮市

生年月日ー1985年6月2日

出身校ー尼崎高校→関西学院大学

身長ー180cm

体重ー75kg

ポジションー投手

スタイルー左投げ左打ち

宮西尚生選手の出身は兵庫県西宮市。高校は数多くの芸能人やプロスポーツ選手を輩出している歴史の長い尼崎市尼崎高校を卒業しています。

尼崎高校はたまに地元である甲子園に出るほど名門校ですが、宮西選手の在籍時は甲子園に出場する事はできませんでした。

ちなみに宮西選手の1年先輩には現楽天ゴールデンイーグルスに金刃憲人選手がいて、同チームでプレーしていました。

高卒即プロ入りではなく関西学院大学に進学。同期の現千葉ロッテマリーンズ荻野貴司選手らがいました。

現在では中継ぎエースのイメージが強い宮西選手ですが大学時代は中継ぎに加えて先発を務めることもありましたね。

プロ入り決定は2007年のドラフト会議。地元の阪神タイガースなどに獲得の噂がありましたが、結局北海道日本ハムファイターズに3位指名を受けてプロ入りします。

プロ入り後は初年度から中継ぎとして1軍に定着し、2016年までで9年連続50試合登板を達成するなどブルペンのエースとして活躍しています。

また通算ホールド数も240台に突入。これは巨人の山口鉄也選手に続き歴代2位の数字となっています。

2013年に記録した12登板機会連続ホールドはパ・リーグ記録にもなっています。

中継ぎ投手にホールドが付く条件はこちらも参考に→野球における投手のセーブ、ホールドの意味と記録される条件

性格は陽気だが朝は怖い?

宮西選手はそのルックスから「チャラい」と言われることが多いですが普段は明るくてよくしゃべる陽気な関西の兄ちゃんです。

自分でランナーを出して無事ピンチを切り抜けた時にはベンチで涙するなど熱い性格も持っています。

そのため日本ハムではキャプテンを務めた事もありますし、ブルペンではリーダー格として他の選手にも慕われている選手と言えるでしょう。

そんな頼れる兄貴分な宮西選手ですが・・・朝(寝起き)にだけは弱いらしく杉谷拳士選手をして「宮西さんは朝、人を殺したような顔で来るから近づかない方がいい」と新しく入った大田泰示選手に忠告していました。

POINT

・尼崎高校→関西学院大学という経歴

・日本ハムでは9年連続50試合登板、通算246ホールドで歴代2位

・兄貴分だが朝に弱い

宮西尚生の特徴は変則フォームからのスライダー

タフな鉄人

宮西尚生選手の選手としての凄さはどこにあるのでしょうか?

まずは上記の記録でも紹介した「救援の精度」と「タフネス」ぶりが挙げられます。

2017年6月現在で通算246ホールドは驚異的ですし、9年連続50試合出場も大変な偉業だと思います。

中継ぎは毎日登板の準備をしなければならないので体力的にシーズン途中で脱落する選手も多い中、宮西選手の成績はまさに「鉄人」と言ってもいいと思いますね。

またメンタルも強く、状況が悪くなってもある程度開き直って厳しいコースを攻め続けられる度胸もあり、中継ぎ向きの選手と言えるでしょう。

投手タイプの向き不向きはこちらも参考に→野球における先発、中継ぎ、抑えの向き不向きは何で決まるのか?

半分以上がスライダーの投手

そして宮西選手最大の武器は「スライダー」と「変則フォーム」です。

投球の半分以上がスライダーで占められており、打者の手元で強烈に変化するカーブに近いスライダー(スラーブ)を得意としており、ストレートの勢いと変化量の大きいスライダーでガンガン押していく投手と言えます。

近年はシンカーも習得し、左打者の内側に食い込む(右打者の外に逃げる)ような投球も織り交ぜ、より攻めのパターンが増えました。

変則気味のサイドスローで左キラー

また希少な左投げであり、フォームは腕の位置を大きく下げて踏み込んで投げる「変則サイドスロー」であるため、特に左打者からしたらリリースポイントが非常に見にくく、背中から突然ボールが出てきたように見えるので捉えるのは困難となっています。

実際にここ2年宮西選手の対左被打率は1割に抑えられており、「左打者キラー」と表現してもいい成績を残していますね。

最近では「左キラー」という言葉はあまり聞かれなくなりましたが、宮西選手は間違いなくその系譜でしょう。

WBCの練習試合で対戦したカブスのマドン監督も「印象に残ったのは宮西」と評するほどで、ワンポイントならメジャーでもやれる可能性がある選手です。

POINT

・9年連続50登板はタフじゃないと達成できない記録

・スライダーが投球の半分以上を占める

・変則のサイドスローで左打者は球が見えない