ガンバ今野泰幸のプレースタイルは?タイトな守備と意外な攻撃センス

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ガンバ大阪の主力として存在感を発揮している今野泰幸選手。

2010年の南アフリカワールドカップでは帰国後の記者会見で田中マルクス闘莉王選手のモノマネを無茶振りされてスベるなどいじられキャラとして有名ですが、プレースタイルは普段の姿から想像もつかないほどインテリジェンスとダイナミズムにあふれる選手なのです。

2017年3月には久しぶりに日本代表に招集され、1ゴールを挙げるなど34歳になった今でも衰えるどころか円熟味を増していますよね。

今回はそんな今野泰幸選手のプロフィールやプレースタイル、凄さなどを見ていきたいと思います。

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今野泰幸のプロフィール

名前ー今野泰幸(こんのやすゆき)

出身地ー宮城県仙台市

生年月日ー1983年1月25日

身長ー178cm

体重ー73kg

ポジションーDF、MF

利き足ー右足

今野泰幸選手は宮城県仙台市生まれで、スポーツの名門校である東北高校出身の選手です。

東北高校でスポーツをやっていた・・・とあれば当然スポーツ特待生コースだと思われがちですが、今野選手は特待生にはなれず一般受験での入学になっています。

高校時代は冬の選手権などに出場するもJリーグクラブからのオファーを受けるまでには至らず、JFLに所属する社会人クラブソニー仙台への入社が内定。

しかし今野選手の才能を見抜いていた指導者が当時コンサドーレ札幌で監督を務めていた岡田武史氏にプレーを見てみることを勧め、今野選手は練習に参加することになります。

この練習で持ち前のボール奪取能力を見せつけた今野選手は見事契約を勝ち取ってプロ入り。岡田氏に非常に気に入られ、ルーキーながらスタメンで使われる機会も何度となくありましたね。

2004年にはFC東京に移籍。毎年30試合近く出場するなど主力に定着しました。

2012年には仲が良く、尊敬している遠藤保仁選手がいるガンバ大阪に移籍。

現在34歳になりますがまだまだ衰えは見せていません。

日本代表にはU-20年代から各年代で選ばれ続けており、現在キャップ数でも上位10以内につけるなど代表への貢献も多大です。

今野泰幸のプレースタイルは?

タイトな守備と駆け引きの上手さが光る

まず今野泰幸選手のポジションは基本的にボランチです。岡田ジャパンではサイドバック、ザッケローニジャパンの時はセンターバック、現在ガンバ大阪ではインサイドハーフを務めることもある守備寄りのユーティリィ選手と言えるでしょう。

そしてまだ新人の頃に岡田武史氏が評価し、アルベルト・ザッケローニが「イタリアに連れて帰りたい」と称した今野選手のストロングポイントは「球際の強さ」です。

身長は178cmで主戦場としているボランチやセンターバックとしては低い方ですが、とにかくフィジカルコンタクトが「上手く」、対人の守備におけるインテンシティも高いので相手から簡単にボールをもぎ取ることができます。

またポジショングセンスと自分の得意な距離感に持ち込むセンスも抜群。

体格では劣るはずの名フォワードと渡り合えていたのは、相手がドリブルで運ぶコースとパスを出しそうなコース、シュートを打ってきそうな動作を早めに察知し駆け引きに持ち込む才能の賜物だと思いますね。

ガンバでの守備を見ていると感じますが、今野選手は一旦相手にわざとドリブルやパスをさせておいて相手のボールコントロールとプレーの方向を限定し、予測しやすくした後に体をぶつけてボールをガツガツ奪いに行くことが多いです。

守備でのタイトさと駆け引きの上手さを兼ね備えた理想の潰し屋の一人だと言えますね。

意外性のある攻撃センスも〇

基本的には守備で才能を発揮する今野選手ですが、攻撃でも素晴らしいセンスを持っています。

ポジション的に当たり前ですがゴール数自体は毎年一桁前半と少ない数字。

しかし今野選手のゴールシーン、チャンスシーンは日本のサッカーファンの脳裏に強く焼き付いているでしょう。

2005年優勝目前のセレッソ大阪の夢を打ち砕く決勝ゴールや2012年フランス代表を破った時の野獣のようなドリブル、2017年3月久しぶりに復帰した日本代表でのゴール・・・

など今野選手は重要な試合で意外性のある攻撃センスを見せ、印象に残るゴールやチャンスメイクシーンを数多く残してきました。

これだけ印象に残る場面でのビッグプレーが多いのは偶然ではありません。

今野選手は上記した守備でもそうですが攻撃時でもポジショニングが抜群かつ絶妙なタイミングで攻撃に上がれるセンスを持っている選手。

ボランチでは特に大事な能力ですが、「行かなきゃいけない所」と「行かなくてもいい所」を適切に見抜く才能と上手さは歴代の日本代表でもトップクラスなのではないかと思います。もちろん2017年現在の日本代表ボランチと比べてみてもです。

年齢的にいつまでプレーするかは分からないですが、この判断力とタフな守備を考えれば日ごろから「デュエル」しろと言っているハリルホジッチが2017年になって今野選手を招集し始めたのも納得できますね。

2018ロシアワールドカップ代表入りも十分考えられます。