オランダ代表ワイナルドゥムのプレースタイルは?リヴァプール攻守の要?

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いくつかのクラブを渡り歩き、現在リヴァプールでユルゲン・クロップの戦術にベストマッチしているオランダ代表のジョルジニオ・ワイナルドゥム。

2016-2017シーズンでは地味ながら重要な試合で決定力を見せ、またクロップに重用されている事実が示す通り守備でも高い貢献度を誇っています。

今回はオランダでは10代の頃から期待されていたリヴァプール影の主役ワイナルドゥムのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ワイナルドゥムのプロフィール

 

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名前ージョルジニオ・グレギオン・エミール・ワイナルドゥム(Georginio Gregion Emile Wijnaldum)

国籍ーオランダ、スリナム(代表はオランダ)

出身地ーロッテルダム

生年月日ー1991年11月11日

身長ー173cm

体重ー69kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足

ワイナルドゥム(ワイナルダムとも)はロッテルダム出身のオランダ人で南米のスリナムにもルーツを持つ選手です。

サッカーキャリアをスタートさせたユースチームは地元のスパルタ・ロッテルダム

約7年間という長い期間を過ごしたのちに同じロッテルダムのクラブでオランダビッグ3の一つであるフェイノールトに移籍することになりました。

幼少時から多大な期待を受けていたワイナルドゥムのトップチームデビューはなんと16歳の時で、フェイノールトの最年少記録となっています。

ちなみにワイナルドゥムは2010-2011シーズンにアーセナルからレンタル移籍でフェイエノールトに来ていた宮市亮選手とも一緒にプレーしています。

当時は「あのパスを出さないトップ下は誰だ?」と言われていましたね。笑

その後ワイナルドゥムは10番を背負ってPSVアイントホーフェンに移籍。エールディヴィジ通算63ゴールを挙げるなど活躍しました。

2015-2016シーズンからは新天地プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドに移籍。

ニューカッスルが2部に降格したことと、ユルゲン・クロップが早くから注目していたこともあって2016-2017シーズンからリヴァプールFCに移籍しています。

代表はオランダを選択し、ブラジルワールドカップで得点を決めるなど主力となっています。

POINT

・ロッテルダムで16歳にしてデビュー

・フェイエノールトとPSVで活躍

・ニューカッスル→リヴァプールでプレミアでも活躍

ワイナルドゥムのプレースタイルは?

攻守に切り替えの速いボックス・トゥ・ボックス

リヴァプールではワイナルドゥムは基本的にセンターハーフの一角として起用されることが多いです。しかしニューカッスル時代にはウイングとサイドハーフ、オランダ時代にはトップ下を務めるなど中盤より上のポジションはほとんどこなせます。

クロップもワイナルドゥムのこのユーティリティ性を期待して獲得したそうですね。

ワイナルドゥムのプレースタイルは決して派手ではありませんが、90分間絶えずピッチを上下できるスタミナとダイナミズムを持っている「ボックス・トゥ・ボックス」と言えるでしょう。

フィジカルパワーが強く、攻守両方でボールに対してしつこくアタックできるためリヴァプールのようなプレミアのチームまたは切り替えの速いクロップのトランジションサッカーには抜群の適性を見せています。

また攻撃面で特に目立つのは相手のラインの間でボールを受けるプレーです。

相手のゴールキーパーと最終ラインの間、相手ミッドフィルダーと最終ラインの間を動き回るセンスがとても高く、そこからチャンスメイクをするシーンがよく見られます。

リヴァプールの戦術自体2列目のコウチーニョやフォワードのフィルミーノらが降りてきてボールをさばく事も多い流動的なシステムで、ワイナルドゥムはそういった前線の選手が下がって空いたスペースに飛び込むのが抜群に上手い選手ですからリヴァプールの戦術ともマッチしていると言えるでしょう。

リヴァプールのCFフィルミーノのプレースタイルはこちらも参考に→ブラジル代表フィルミーノのプレースタイルは?リヴァプールの新9番!

身長173cmながらヘディングで重要なゴールをいくつかマークしているのはラインの駆け引きが上手いからだと思われます。

テクはあるがリヴァプールではバランス重視

ボールタッチやコントロールにも一定の評価。ドリブルも決して派手な突破を見せるわけではありませんが、そもそもオランダ時代はトップ下だったように自分の周囲にボールを置いておくキープドリブルの技術はかなり高いです。

ロングキックや散らしのパスも悪くないですね。特にロングキックはセットプレーのキッカーを務める事もあるほど高い精度を誇ります。

ニューカッスルにいた頃は主にサイドが主戦場だったのでもうちょっと強引に仕掛けていた印象がありますが、リヴァプールではセンターハーフ起用という事もあって攻守のバランスを取ることに重点を置いてプレーしているような印象を受けます。

本人はトップ下の位置が最も好きなようですが今後起用法はどうなるでしょうか。ワイナルドゥムは抜群に視野が広いというわけではないのでトップ下での起用はなさそうにも思えます。

これだけボールにアタックできるわけですからヘンダーソンなどに変わってアンカー起用などの道はありでしょう。

ヘンダーソンのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表ヘンダーソンのプレースタイルは?リヴァプールのキャプテン

いずれにしてもワイナルドゥムは現在のリヴァプールにおいて「影の主役」といってもいいくらい貢献度が高い選手です。将来的に同じスリナム系オランダ人のエドハー・ダーヴィッツのような存在になってもおかしくないですね。

POINT

・スタミナとインテンシティがハイレベル

・キープ時のコントロールはかなり上手い

・もっとゴリゴリやれるが現在はバランスを重視