セルビア代表タディッチのプレースタイルは?アイデアのある東欧のファンタジスタ

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プレミアリーグに所属するサウサンプトンは昔から優秀な選手を育成し、ビッグクラブに輸出していますよね。

ガレス・ベイルを始めとしてアダム・ララーナやオックスレイド・チェンバレン、セオ・ウォルコットなどのプレーヤーがサウサンプトンから大きなクラブに移籍しています。

そんな現在のサウサンプトンにおいてリヴァプールなどのビッグクラブから注目を集めているのがセルビア代表のドゥシャン・タディッチです。

東欧の国に定期的に表れるテクニック系のアタッカーでサウサンプトンの攻撃にアイデアとアクセントを与えていますね。

そんなわけで今回はセルビア代表タディッチのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ドゥシャン・タディッチのプロフィール

 

Good start to Europe 💪🏼 #coyr #dusan

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名前ードゥシャン・タディッチ(Dušan Tadić)

国籍ーセルビア

出身地ーバチュカ・トポラ

生年月日ー1988年11月20日

身長ー181cm

体重ー76kg

ポジションーMF、FW

利き足ー右足(両利き)

ドゥシャン・タディッチはまだユーゴスラビアが存在していた頃のバチュカ・トポラ(現在はセルビア領)という街で生まれたサッカー選手です。

サッカーキャリアのスタートは地元ノヴィ・サドにあるセルビア最古のサッカークラブFKヴォイヴォディナの下部組織から始まります。

まだ10代ながらトップチームデビューを果たして4シーズン主力の一角に定着すると、2010年には欧州で優秀な若手を育成するオランダリーグ・エールディビジのフローニンゲンに移籍。

ここでも主力としてプレーしたタディッチは2012年にトゥエンテに移籍して徐々にステップアップを果たします。

トゥエンテでは2013-2014シーズンにシーズン16ゴール14アシストという凄まじい成績を残し2014年からプレミアリーグのサウサンプトンに移籍してトップリーグ所属となりました。

セルビア代表では2008年から招集をされていましたが、2016年に招集されなかったことに不満をあらわにし代表から追放処分を受けましたね。しかし監督が代わってからはセルビア代表に復帰しています。

POINT

・10代でセルビア屈指の選手に

・オランダで出色の活躍

・サウサンプトンでも欠かせない中心選手

ドゥシャン・タディッチのプレースタイルは?

技術と創造性に優れるファンタジスタ

 

👏🏻

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タディッチの主なポジションはトップ下、及び2列目のウイング、サイドハーフで攻撃的なミッドフィルダーと言っていいでしょう。

タディッチのプレースタイルで特徴的なのは「滑らかに相手を交わすドリブル」と「アイデア豊富なパス」、「スペースをいち早く見つけ出す3Dセンス」ですね。

東欧のサッカーチームは伝統的に大柄な体格を生かし、組織的な守備で固めるチームが多いです。しかし日本でも有名なピクシーことストイコビッチや元ACミランの天才サビチェビッチ、ボバン、現レアルのモドリッチなどテクニックで魅せるプレーヤーが定期的に誕生します。

タディッチもそれらファンタジスタの系譜を継いでおり、抜群のテクニックと天才的な閃きで攻撃に「違い」をもたらせるプレースタイルを持っています。

ボールタッチとトラップは足に吸い付いているかのような柔らかいタッチで、ドリブルの際は細かく切り返しながらヌルヌルと相手ディフェンダーの出した足を交わしていきますね。バックヒールなどトリッキーなドリブルもできますし、キープ力も高いです。

パスに関しても本当に天才的。正確なのはもちろんのこと空くであろうスペースを読むセンスに長けているので味方から自分にボールが来るまでのわずかな時間のみで相手最終ラインを切り裂くスルーパスが出せます。

サッカーでスペースを見つけるというプレーは練習ももちろん大事なのですが、やはり持って生まれた「ピッチを平面ではなく立体で見る」センスが非常に重要なウェイトを占めます。サウサンプトンでのタディッチのチャンスメイクシーンを見ればこの3Dセンスが備わっていることは明白ですね。まさにファンタジスタと言うべきプレースタイルです。

最近は左サイドに入る事も多いですが、サウサンプトンの左サイドにはスピードと飛び出しに優れたバートランドがいるのでタディッチのパスとの相性が抜群に良く、メインの攻撃オプションになっていますね。

バートランドのプレースタイルはこちらも参考に→イングランド代表バートランドのプレースタイルは?ビッグクラブも獲得を狙うレフトバック

両足を扱えるのも大きなメリットに

さらにタディッチのプレースタイルで非常に厄介なのは「両足」が扱えるという事ですね。タッチする方の足が分かっていればディフェンス側もある程度その後のプレーを予測して守備ができます。

しかしタディッチは両足でボールコントロール、及びキックができるので守備側からすればプレーの的が絞れないのでディフェンスの着地点が見つけにくく、結果ドリブルやファーストタッチで剥がされて前を向かれてしまいます。

決してフィジカル的に優れているわけではない(プレミアリーグ内比較)タディッチがこれだけチャンスメイクに関われているのは両足のスキルの高さと無関係ではないでしょう。

いずれにしてもタディッチは技術とアイデアに関してはプレミアリーグでも屈指の能力を持っている選手であり、もっと上のクラブでプレーしていてもおかしくないです。

2018年ロシアワールドカップに出場が決まったセルビア代表ですが、後方には同じくパス展開力に優れたマティッチがいるのでコンビネーションに期待ができます。

マティッチのプレースタイルはこちらも参考に→セルビア代表マティッチのプレースタイルは?マンU移籍決定!

代表追放騒動などもあったのでタディッチが本番のメンバーに入る可能性は100%ではないですが、タディッチがいると攻撃のパターンが明らかに増えるのでメンバー入りに期待したいですね。

POINT

・2列目からドリブルとパスで局面を打開できる

・スペースを見つける早さに才能

・両足を使ってコントロールとキックができる