ポルトガル代表ネルソンセメドのプレースタイルは?やっと見つかったバルセロナの右サイド

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2016-2017シーズンのバルセロナはそれまで不動の右サイドバックであったダニエウ・アウベスがユベントスへと移籍し、本職インサイドハーフのセルジ・ロベルトが起用されるなど右サイドの選手探しに苦労していました。

しかしその問題は早々に解決するかもしれません。

2017年に加入が発表されたポルトガル代表のネルソン・セメドが早くもチームに馴染む気配を見せてるからです。

今回はそんなネルソン・セメドのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ネルソン・セメドのプロフィール

 

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名前ーネルソン・カブラル・セメド(Nélson Cabral Semedo)

国籍ーポルトガル

出身地ーリスボン

生年月日ー1993年11月16日

身長ー177cm

体重ー67kg

ポジションーDF

利き足ー右足

ネルソン・セメド(愛称ネルシーニョ)はポルトガルリーグの下位に所属するシントレンセというチームの下部組織からサッカーキャリアをスタートさせます。

その才能を見初められたセメドは2012年からポルトガルの首都リスボンを本拠地とする名門ベンフィカの下部組織に移動。

経験を積むためファティマへのレンタル移籍を経て2015年にベンフィカでトップチームデビューを果たし、ベンフィカのリーグ2連覇、カップ戦の優勝などに貢献して「ベンフィカ史上最高の逸材」とまで言われる存在になっていました。

この活躍によりビッグクラブが多数セメドの動向に注目しますが、セメドが選んだのは幼い頃からファンだったという強豪FCバルセロナ。DF史上最高額タイ(並ぶのはダニエウ・アウベス)となる39億円で移籍が決定し背番号も「2」を受け継ぐことになりました。

移籍直後は練習中の削りあいでネイマールと揉めるなど話題になりましたが結局仲直りしましたしネイマールはPSGに移籍してしまったので大きな影響は残されていません。

またセメドはポルトガルA代表にもすでに招集されており、2017コンフェデレーションズカップにも出場するなど所属チームと同じく経験を積み続けています。

POINT

・ベンフィカで若くして出色の活躍

・DFとしてはバルセロナ史上最高額タイで移籍

・A代表でもすでに期待の存在

ネルソン・セメドのプレースタイルは?

スピードとドリブルでサイドを支配できるタイプ

 

3 puntos más seguir asi trabajando Visca al barça UCL

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ネルソン・セメドの主なポジションは右サイドバックです。スペインやポルトガルでは「ラテラウ」と呼ばれているサイド担当の選手ですね。

セメドのプレースタイルで特徴的なのは「攻撃に深みを与えられるスピード」、「ドリブルのアイデア」、「フィジカルと体力を活かした守備」ですね。

サイドバックとしてのセメドのプレースタイルはまさにサイドバックといった感じでスピードとドリブルを活かしてタッチライン際を頻繁にオーバーラップし、攻撃のアシストができるタイプです。

非常に身体能力が高い選手で縦に侵入していくときのスピードと勢いはかなりのモノを持っているという印象ですね。バルセロナの右サイドバックはコンビネーションを重視して攻め上がるタイプが比較的多かったのでセメドのようなスピードでサイドを深く蹂躙できるタイプの選手は貴重でしょう。

バルセロナの攻撃に違ったアクセントを加えることができます。

またサイドバックながら幼い頃は攻撃的な選手だったこともあってドリブルのボールタッチやトリッキーなフェイントにも才能を感じさせます。囲まれてもいなして突破できますし、不必要にバックパスや横パスに頼ることも少なくしっかりボールを保持して前に進めることができますね。

さらに身長は177前後と少し小柄ながらボディバランスはよくフィジカルコンタクトにも一定の強さを見せつけます。サイドバックとしてのスタミナも十分ですね。

メッシのカバー役としても最適で逆サイドにも好影響

バルセロナの右サイドにはほとんど守備をせず運動量も少ないメッシがフラッと流れてくることが多く、そのスペースをカバーするために右サイドバックには裏のボールに対応するためのスピードと守備能力が求められますが、セメドはそれらすべてを備えている選手なので適任と言えるでしょう。

またセメドのこのスピードは逆サイドにも好影響をもたらします。バルセロナ不動の左サイドバックはジョルディ・アルバが担当していますが、アルバもスピードタイプであり、本来頻繁に攻撃に出たいタイプです。

これまで右サイドバックを担当していたアウベスやセルジ・ロベルトもスピードはあるタイプなのですが、若干対人守備に問題を持つ時がありました。そうなると左サイドバックは右サイドのケアも考えなくてはなりません。しかしセメドはスピードもフィジカルインテンシティも高い選手ですのでアルバは右サイドの守備を必要以上に気にすることなくオーバーラップしていけます。

アルバのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表ジョルディ・アルバのプレースタイルは?バルセロナのスピード系ラテラル

セルジのプレースタイルはこちら→スペイン代表セルジ・ロベルトのプレースタイルは?バルセロナらしい知性を持つ万能選手

このサイドの相乗効果はバルセロナにとって大きいと思いますね。

もちろんセメドはまだ若く、加入したばかりなのでバルセロナ独特の戦術に戸惑い時にはポジショニングがおかしいこともありますがシーズンが進んで馴染んで来れば歴代のバルセロナの右サイドバックの中でも屈指の存在になれる可能性があると思います。

順調にいけば2018ロシアワールドカップにもポルトガル代表として召集されそうなので非常に楽しみですね。

POINT

・サイドを深くえぐれるスピードが武器

・ドリブルコントロールもトリッキー

・対人守備も強くチームに良い効果