2017皐月賞の有力馬とレース展開。先行勢と後方勢がはっきり分かれる!

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4月16日(日)は中山競馬場芝2000mで牡馬クラシック第一弾「皐月賞」が行われます。

今年の注目ポイントはなんといっても牝馬であるディープインパクト産駒ファンディーナの出走。前走フラワーステークスでは後続を5馬身千切ってかつ最後は手綱を緩める余裕を見せました。

もしファンディーナが皐月賞を制すれば1948年のヒデヒカリ以来69年ぶりの快挙になります。

さてファンディーナとそれを迎え撃つ牡馬のメンバーを見ながら2017年皐月賞の展開を予想してみましょう。

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2017皐月賞の出走予定有力馬

ファンディーナ

前走中山で行われた1800mの牝馬限定重賞フラワーカップを快勝し、牡馬戦線に殴りこんできた怪物牝馬ファンディーナ。

相手は牝馬とはいえ後続を五馬身千切り、最後は鞍上の岩田康誠騎手が手綱を抑える見事な勝ちっぷりでしたね。あの勝ち方からここでも上位人気が予想されます。

特徴としては前に付けつつさらに速い上がりを使えること。前に行った馬の成績がいい皐月賞向きですね。こちらの怪物牝馬ファンディーナが皐月賞に参戦という記事でも書いていますが、フラワーカップのタイムは前日に行われた3歳牡馬によるスプリングSと遜色ないレベル。ファンディーナは最後抑えていたことを考えれば出色の内容だった言えるでしょう。

陣営もわざわざ追加登録料を払って参戦しているので、自信満々だと言えますね。

力は間違いなく通用すると思います。不安点があるとすればまだわずか3戦というキャリアの短さ。ファンディーナがまだ経験したことのないタフな流れや馬場になったときはどうなるでしょうか。

スワーヴリチャード

迎え撃つ牡馬陣は地味ながらも粒ぞろい。筆頭は共同通信杯を勝ったハーツクライ産駒スワーヴリチャードでしょうか。

スローな流れを中団で我慢し、抜群の手ごたえで最後の直線を向くと最後にちょっと追い出しただけで完勝。前哨戦のメンバーでは力が違うことを証明しました。

しっかりと溜まったときの末脚は素晴らしいものがあります。

レイデオロ

昨年暮れのG2ホープフルSを勝った藤沢和雄厩舎のレイデオロ。

ホープフルS皐月賞と同じ舞台、中山の2000mで後方から一頭違う勢いで突き抜けました。葉牡丹賞でも後に京成杯を制するコマノインパルスを最後方から豪快にぶち抜き。パワーとスピードを兼備する有力馬の一頭です。

不安点としてはレース間隔。ダービーを見据えているためか無理に前哨戦は使わず、ぶっつけ本番で臨むことがどう出るでしょうか。

カデナ

皐月賞の最重要ステップレース弥生賞をディープインパクト産駒らしい切れ味で差し切り勝ちしたカデナ。

スローになったときの切れ味はおそらくこの馬が一番でしょう。

ただ弥生賞はあまりにもスローだったので、そこそこペースの上がりやすい皐月賞になったときタフな流れに対応できるかがポイント。

ペルシアンナイト

阪神1600mのアーリントンカップを3馬身差で快勝したハービンジャー産駒ペルシアンナイトが距離を延長して皐月賞に参戦。

マイル付近で主に使われている同馬ですが、スピードに勝ちすぎているようにも見えないので距離は問題ないでしょう。鞍上のミルコ・デムーロ騎手も2000mまでは大丈夫と言っています。

課題としては渋った馬場への対応。雨の中行われたシンザン記念で3着に敗れているので当日の馬場状態は重要ですね。

サトノアレス

昨年のG1阪神1600m朝日杯フューチャリティーSの勝ち馬サトノアレス。

逃げたボンセルヴィーソが最後まで残る展開の中外から差し切って2歳G1チャンピオンに輝きました。前走のスプリングSでは平均的な流れを後方待機して臨むも先頭グループには届かず。皐月賞は坂を2回登るタフな中山の2000mということで距離に不安を覚える内容でしたが・・・

上手く折り合って中団くらいのポジションから流れに乗れれば末脚は要警戒の馬。

アルアイン

阪神1800mの毎日杯で前でしぶとく粘ってサトノアーサーらを完封したディープインパクト産駒のアルアイン。

シンザン記念では致命的な不利があって6着と負けてしまいましたが、前で発揮するしぶとい足は皐月賞向きと言えるでしょう。距離も2000mくらいなら問題ないと思います。

アメリカズカップ

きさらぎ賞は先行3番手で上がり最速というパフォーマンスを見せつけたマンハッタンカフェ産駒アメリカズカップ。

先行して速い上がりを出せるのは中山2000mで大きな武器になるでしょう。

重馬場も問題なくこなせるので枠次第では上位入選も十分にある怖い一頭。

コマノインパルス

メンバーレベルが疑問ながらも京成杯で強い勝ち方をしたコマノインパルス。

弥生賞では若い気性を露呈して行きたがり、6着と負けてしまいましたが本番の皐月賞はあんなにスローにはならないと思うのでまだまだ見限れません。

そして騎手も「穴男」江田照男騎手が騎乗することが決まっています。忘れたころのエダテルの一発が見られるかも?

2017皐月賞のペース、展開予想

比較的「前に行って粘りを発揮する馬」と「後方から溜めて末脚を引き出したい馬」が分かれていると思います。まず前に行きたいグループとしてはアルアイン、アメリカズカップ、マイスタイル、プラチナヴォイス、トラストといった馬たち。しつこく粘りそうな馬ばっかりです。この中でもマイスタイルは横山典弘騎手が騎乗予定なのでハナもありえるかと思います。中山で逃げそうなノリは要警戒。

ファンディーナも前に行きたい馬の一頭でしょう。そもそもスピードを抑えるのが難しそうな馬ですしせっかく前に行って速い上がりを使えるので控えることはおそらくないと思われます。オークス、ダービーを見据えて控える可能性も0ではありませんが、わざわざ牡馬相手の皐月賞に出走する以上いつも通りの競馬で全力で勝ちに来ると思います。

中団、後方で末脚を溜めたい馬としてはスワーヴリチャード、カデナ、サトノアレス、ウインブライト辺り。この馬たちはおそらく後方からレースを進めることになるでしょう。

有力馬ペルシアンナイトとレイデオロもおそらく後方から進める・・・と思いますが、騎乗予定のデムーロとルメールなら突然いつもより前目に付ける可能性があります。枠順や関係者のコメントを注視していくべきでしょう。

中山の2000mはスタートしてすぐに坂があってコーナーまでの距離も長いので流れが落ち着きやすいコースです。もし後方勢が先行勢を可愛がって放置するようだと前目の馬が上位を独占しても驚きません。中山2000mはそういったことが十分に起こりうるコースですからね。

さて牝馬ファンディーナの参戦が話題を集めている今年の皐月賞ですが、結果はどうなるでしょうか。牝馬が勝てば69年ぶりの快挙となりますね。2017皐月賞は4月16日(日)発走です!

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