2016年シーズンのプレミアリーグで見事優勝を飾ったチェルシー。特にコンテ監督に導かれた守備陣のタフさはヨーロッパのトップリーグの中でもトップクラスと言っていいほど堅牢でしたね。
そのチェルシー守備陣に2017年から新しい選手が加わります。その名はドイツ代表のアントニオ・リュディガー。
今回はコンフェデでも活躍を見せたリュディガーのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
アントニオ・リュディガーのプロフィール
名前ーアントニオ・リュディガー(Antonio Rüdiger)
国籍ードイツ、シエラレオネ(代表はドイツ)
出身地ーベルリン
生年月日ー1993年3月3日
身長ー190cm
体重ー85kg
ポジションーDF
利き足ー右足
リュディガーはドイツ人の父とシエラレオネ人の母を持つアフリカ系ドイツ人。
元々ベルリンのストリートでサッカーをしていましたが、ドルトムントのユースチームを経てシュトゥットガルトのユースに所属。本格的にキャリアをスタートさせます。
2012年ごろから徐々にシュトゥットガルトのトップチームで試合に出場するようになり、2013-2014シーズンには35試合に出場するなど主力に定着。
2015年シーズンにはセリエAのローマにレンタル移籍され、ここでも安定的に試合に出場。翌年には買取でローマに完全移籍することになりました。
2017年シーズンからはさらにステップアップしてプレミアリーグのチェルシーへの移籍が決まっています。
ドイツ代表にはアンダー19の頃からちょくちょく呼ばれていて、2017年コンフェデレーションズカップにもスタメンとして名を連ねるなどロシアW杯での代表入りも期待できる選手です。
・ドイツとシエラレオネのハーフ
・ローマで主力として活躍、チェルシーへ移籍
・ドイツ代表でも活躍が期待される
アントニオ・リュディガーのプレースタイル
リュディガーのポジションはディフェンダー。基本的にはセンターバックですがサイドバックも経験が豊富で対応が可能な選手です。
そのプレースタイルは190cmという長身を活かした抜群の対人守備能力の高さが特徴的。
フィジカルパワーが強くて足が長くて読みも鋭く、対峙した相手選手から強引にボールを奪い取る能力と対人守備での迫力は守備のスペシャリストが揃うセリエAでもトップクラスだったと言ってもいいでしょう。
小回りは効きませんが、カウンターを喰らって戻るときのスピードはかなり速いです。フォーメーションのアップダウンが多いコンテ式の3-4-3にはピッタリでしょうね。
守備時の積極性も高く、足を豪快に放り出してドリブルを止めることもありますね。あの長い脚を差し込まれると技術の高いプレミアのドリブラーでも苦戦すると思います。
一時期モウリーニョが獲得を考えていたと言われていますが、それも頷ける守備クオリティの高さを誇ります。確かにモウリーニョが好きそうなタイプのDFだという印象です。
また抜群の技術を持っているわけではないですがデカくてフィジカルが強いだけの選手でもなく、ストリート出身らしく基礎的なボールコントロールは安定した巧さがあります。サイドバックをやることがあるようにフィード系、クロスボールといったロングボールの精度も高く、DFラインから攻撃の起点になることもできますね。
コンテ体制下のチェルシーではおそらく3バックの一角を努めることになりそうな感じ。また上記の通りスピードもあるので状況によっては守備寄りのウイングバックもこなせるでしょう。プレミアの速い展開についていけるかが鍵ですが、慣れれば問題なくプレーできると思います。
唯一心配なのは実はリュディガー本人がアーセナルファンな事くらいですかね。笑DFとしてのプレー自体はチェルシーでも十分にやれる素質を持っています。
・身長が高くてボールを奪い取れるDF
・クロスボールの精度も高い
・サイドバックもできるユーティリティ性