フランス代表コシールニーのプレースタイルは?驚異的なカバーエリアを誇るアーセナルの壁

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アーセナルというチームは良く知られている通り非常に攻撃的な戦術を採用していています。前線の強力なアタッカーを中心にパスワークと意外性のあるオーバーラップで常に得点を狙いにいくチームですよね。

しかしその分アーセナルは守備が崩壊してしまうこともしばしばあり、これがマンチェスターシティやユナイテッドとの差だとも言われています。

そんなアーセナル守備陣で絶対的な存在感を誇っているのがフランス代表のローラン・コシールニーです。コシールニーがいなければもっとアーセナルの失点は増えているでしょう。

今回はそんなローラン・コシールニーのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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ローラン・コシールニーのプロフィール

 

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名前ーローラン・コシールニー(Laurent KOSCIELNY)

国籍ーフランス、ポーランド(代表はフランス)

出身地ーチュール

生年月日ー1985年9月10日

身長ー186cm

体重ー75kg

ポジションーDF

利き足ー右足

ローラン・コシールニー(コシェルニーやコシエルニとも呼ばれる)はフランス中央部のチュールという都市で生まれたサッカー選手ですが、親のルーツをポーランドにも持っているためポーランド国籍も所有しています。

サッカーキャリアのスタートはフランスリーグのギャンガンからスタート。2004-2005シーズンにトップチーム昇格を果たすと2007年にはトゥールに移籍して主力としてプレーします。

どちらもリーグドゥ(2部)でのプレーでしたがここで活躍を見せたコシールニーは2009年にリーグアン所属のロリアンに移籍。

さらに1部での経験が1年足らずにも関わらず2010年にはイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCがその才能を見込んで獲得します。背番号は「6」です。

アーセナルでは当初プレミアリーグ特有のフィジカルプレーについていけず、また連携も拙くミスを連発していましたが出場機会を経る毎に経験値を貯め今やアーセナルにとって欠かせないディフェンダーに成長しました。

上記の通りコシールニーはポーランド国籍とフランス国籍両方を所有していますが、結果的にはフランス代表を選び、2011年からA代表としてプレーしています。

POINT

・フランス2部で着実に経験を積んで来た選手

・ヴェンゲルに才能を見込まれアーセナルへ

・アーセナルでは今や欠かせない選手に

ローラン・コシールニーのプレースタイルは?

スピードとカバーリングに能力を見せるCB

 

💪🏼💪🏼⚽️ @arsenal

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コシールニーの主なポジションはセンターバックで、緊急時には右サイドバックもこなせます。

コシールニーのディフェンダーとしてのプレースタイルで特徴的なのは「裏を取られても追いつけるスピード」、「広大なカバーリングエリア」、「判断の巧さ」、「ビルドアップ」です。

コシールニーはディフェンダーの中では非常に足の速いタイプの選手で、最終ラインの裏にスルーボールが出てしまってもスピードを発揮して追いつくことが可能なプレースタイルを持っています。

アーセナルの戦術は多くの人が認識しているように非常に攻撃的で最終ラインも高い位置に置くことが多いです。確かに攻撃しまくるならハイラインの方がいいのですが、そうなると当然裏を取られやすくなるというデメリットがあります。

そこでコシールニーのような足の速いセンターバックがいると裏のスペースを使われても後から追いつけるためハイラインをキープできますね。もちろんスピードを活かした鋭いチャージングによって一対一でも高い守備能力を発揮します。

現在のアーセナルでは3バックの場合ムスタフィやモンレアルと一緒にディフェンスラインを形成することが多いです。しかし彼らは瞬間的なスピードに優れているわけではないのでコシールニーはほぼ必須とも言うべき存在感を誇っていますね。

ムスタフィのプレースタイルはこちらも参考に→ドイツ代表ムスタフィのプレースタイルは?アーセナルの守備を支えるアタック系DF

モンレアルのプレースタイルはこちら→スペイン代表モンレアルのプレースタイルは?アーセナルの戦術幅を広げる万能DF

またコシールニーは裏へのケアだけでなくセンターハーフとの間にできた前方のスペースやサイドに空いた穴もカバーできる超人的なカバーエリアの広さも魅力です。

本当にカバーリングのエリアが広く、万が一前線でボールが取られてしまっても相手のアタッカーの位置とボールホルダーの位置、味方のマークの付き具合を一瞬で確認し、適切なスペースを埋めに行くことができます。

上記の通りアーセナル加入当初はそういった判断力が拙い選手でしたが、経験を積んだことによって判断力も成長しましたね。

ビルドアップや攻撃参加も魅力

そしてアーセナルのディフェンダーには後方から適切なサイド(または中央)にビルドアップパスを精度高く供給することが求められます。

コシールニーは足元の技術にも一定のクオリティがあり、後方からパスによってゲームをコントロールすることができますね。攻撃参加することもよくあり戦術にアクセントを加えるようなプレーも得意です。

コシールニーは比較的地味な存在ながらセンターバックとしては世界でも屈指、本当にワールドクラスのディフェンダーだと思います。もうコシールニーも32歳なのでいつまで一線級でプレーできるかは分かりませんが、アーセナルにとってコシールニーの後釜探しは最も難しい作業になることが予想されますね。笑

POINT

・抜群のスピードを持つCB

・カバーリングも速くてエリアも広い

・判断力もベテランらしく適切