優秀な攻撃能力を持つもレアル・マドリードであまり出場機会を得られていないブラジル代表のサイドバック、ダニーロ。
その出場機会の少なさからマンチェスター・シティなどに移籍の噂が出ていますね。※追記シティ移籍が決定しました。
今回はそんなダニーロのプロフィールとプレースタイル、レアルではなぜあまり出場機会がなかったのかを見ていきたいと思います。
ブラジル代表ダニーロのプロフィール
名前ーダニーロ・ルイス・ダ・シウバ(Danilo Luiz da Silva)
国籍ーブラジル
出身地ービカス
生年月日ー1991年7月15日
身長ー184cm
体重ー78kg
ポジションーDF
利き足ー右足
ダニーロのキャリアスタートはブラジルのミネイロ。
その後名門サントスFCに移籍、ネイマールらとプレーして南米選手権を優勝するなど結果を残しました。
またブラジル代表としてもアンダー世代から招集されており、2011年にコロンビアで行われたU-20ワールドカップではコウチーニョやオスカルらと共に活躍。優勝に貢献しました。
2012年からは育成の上手さと選手層に定評のあるポルトガルリーグFCポルトに移籍。ポルトで安定的に出場機会を得ると2015年にはレアル・マドリードに引き抜かれます。
レアル・マドリードでも当初はかなり期待を集めていましたが、守備面での課題を克服できずに出場機会が減少。
結局カルバハルからスタメンは奪えませんでした。
そのため2017年オフに移籍を検討しており、マンチェスター・シティやチェルシー、ユヴェントスなど複数のクラブに獲得の噂が立っています。※追記シティ行きが決定しました。
・ネイマールらとサントスでブレイク
・ポルトでも安定して活躍
・レアルでは能力のわりに出場機会少なし
ダニーロのプレースタイルは?
ドリブル、クロス、キック力に優れる「マイコン2世」
ダニーロのポジションは右のサイドバック。シティでは左での起用も想定されています。ブラジルサッカーにおいて非常に重要なポジションと呼ばれる「ラテラウ」(サイドの意味)を務める選手です。
そのプレースタイルはブラジル人サイドバックらしくとても攻撃的でゴールに直結するプレーに定評があり、ストライカーを後方から支援できるタイプでもあります。
ドリブル、クロスボールの精度、カットインシュートとおよそディフェンダーとは思えない技術の高さが特徴的で、まさにブラジル系サイドバックの系譜。
手足が長くてドリブルは懐が深く、相手に取られない位置にボールを置いて前に進められますし、場合によってはスピードでぶち抜くことも可能です。
クロスボールは深い位置からはカーブが強く掛かった正確なボールを、そしてよりゴールに近い所ではマイナスの位置に冷静にグラウンダークロスを通すこともできます。
総じてダニーロは攻めの際は万能で迫力が凄まじく、そのプレースタイルから「マイコン2世」とも呼ばれていますね。
ダニーロがレアルで出場機会が少なかった理由は?
ダニーロは2016ー2017シーズン、リーガ・エスパニョーラでは17試合にしか出場していません。
レアル・マドリードで安定的に出場機会を得られていない理由はその守備の脆さにあります。
フィジカル能力は抜群なのですが、いかんせん守備時に気を抜くことが多く一対一の対応もお世辞にはいいとは言えません。リーガではしょっちゅうサイドをスピードのある選手にぶち抜かれてはピンチを作っていましたね。
決定的なオウンゴールも2つほど決めてしまっています。
マークの受け渡しも微妙でポジションも良くなく、現時点での守備はかなり怪しいと言わざるを得ません。堅実なカルバハルにポジションを譲ったのは当然とも言えます。
シティでグアルディオラの指導を受ければ成長できるかも
ただ同じブラジル代表のダニエウ・アウベスがそうであったように噂のあるマンチェスター・シティでグアルディオラの指導を受ければまだ守備面で進歩する可能性はありますね。
ダニエウ・アウベスのプレースタイルはこちらも参考に→ダニエウ・アウベスのプレースタイルは?バルセロナから移籍した理由も
こういうタイプは是非グアルディオラの元でプレーしてもらいたいと思います。攻撃面でももっと成長できるでしょう。グアルディオラは今季アウベスを狙っていたともされ(結果PSGに移籍)、ニーズにも合致しています。
コンテのチェルシーでも悪くないですね。
いずれにしてもプレミアリーグに移籍するのは悪い選択肢ではないでしょう。プレミアではウイングバック型の3-4-3が流行でもありますので、ダニーロの攻撃センスはきっと活きるはずです。
・マイコンのように攻撃技術の高いサイドバック
・守備対応はかなり怪しい
・ベップの元でなら活躍できるかも