2016-2017シーズンのアーセナルでウイングバックとしての才能を開花させたイングランド代表チェンバレン。
若くしてアーセナル歴が長いという事もあって人気の選手ですが、2017年オフにはリヴァプールやチェルシーへの移籍が取り沙汰されるなど身辺が落ち着いていませんね。
※2017年8月追記リヴァプールFCへの移籍が公式に発表されました。
移籍するかはともかくとして今回はそんなチェンバレンのプレースタイルを見ていきたいと思います。
イングランド代表チェンバレンのプロフィール
名前ーアレクサンダー・マーク・デイヴィッド・”アレックス”・オックスレイド・チェンバレン(Alexander Mark David Oxlade-Chamberlain)
国籍ーイングランド
出身地ーポーツマス
生年月日ー1993年8月15日
身長ー180cm
体重ー70kg
ポジションーMF、FW
利き足ー右足
アレックス・オックスレイド・チェンバレンはポーツマスでプレーしていた元イングランド代表のマーク・チェンバレンの息子として生まれました。出生地もポーツマスです。
父の身体能力を受け継いだチェンバレンは早くから期待を掛けられ、すぐにポーツマスの近くにあるプレミアリーグ常連サウサンプトンのユースチームに移籍します。
サウサンプトンでは16歳でトップチームデビュー、同年U-18イングランド代表に選ばれるなどイングランド人からも絶大な期待を受けます。
そしてサウサンプトンでのデビューからわずか1年後の2011年シーズンにアーセナルFCに移籍、非常に怪我をしやすい体質で当初は安定した活躍ができませんでしたが、監督のアーセン・ヴェンゲルお気に入りの選手とあってコンスタントに試合に出場しています。
・父親は元イングランド代表マーク・チェンバレン
・サウサンプトンでのトップチームデビューは16歳
アーセナルFCチェンバレンのプレースタイルは?
スピードに優れたサイドプレーヤー
チェンバレンのメインポジションは右サイド。元々ウイングですが3バックを採用した2016-2017シーズンは右のウイングバックで活躍するなど縦のプレー幅が広い選手です。
またカットインができる左サイドや中央のセンターハーフでもプレーしているようにわりとできるポジションは多いタイプ。
そのプレースタイルでまず挙げられる長所はやはり絶対的なスピード能力でしょう。ボールを奪って持ち上がるときの速さ、裏を突くスピード、守備時にかけるスプリントとおよそ「スピード能力」に分類される場面での迫力はプレミアリーグでも屈指。
技術も高く、攻撃時のアイデアもあり、細かい切り返しも上手いです。
基本的にそのほとんどのボールタッチを右足で行う選手ですが、その右足タッチが足首の角度をくるくると変えながら器用にドリブルをするので止めるのは簡単ではないですね。
このタッチがあるからより効果的に持ち前のスピードを活かせています。
ウイングバックで開花
ウイングフォワードとしては元々セオ・ウォルコットを超える逸材と古くから言われていましたが、2016ー2017シーズン、チェンバレンのキャリアでも最大の輝きを放った理由は少し下がり目のウイングバックをやるようになったからだと思います。
チェンバレンのスピードプレーは後方から駆け上がる事でより活かされるタイプのプレーですし、守備能力も大分向上しました。
元々身体能力は高いタイプだったので存分に走り切れるウイングバックの方がスタイルに合っていたのでしょう。
現在プレミアで大流行している3-4-3のフォーメーションにピッタリの選手です。
これが4バックに戻るとアーセナルには同じく後方からスピードを活かすタイプのスペイン代表ベジェリンがいるので厳しいポジション争いになると思いますが・・・2017-2018シーズンも3バックをやるなら左サイドもできるチェンバレンは重要(ベジェリンも左できるけど)だと思いますがどうなるでしょうか。
ベジェリンのプレースタイルはこちらも参考に→アーセナルDFベジェリンのプレースタイルは?ボルト超えのスピード?
得点力を増やせればもうワンランク上に行ける
改善としては得点力が挙げられるでしょう。決してシュート技術が低いわけではないのですが・・・
チェンバレンのアーセナルにおけるプレミアリーグシーズン最多ゴールはわずかに「2」で能力から考えればかなり少ない数字ですし、重要な局面で枠を外す場面が少し見られますのでもうちょっと精神力と得点力がついてくれば欧州でもトップクラスの活躍ができると思うんですけどね。
チェンバレンとアーセナルの契約は2018年まで。チェルシーやリヴァプールなど複数のクラブに移籍の噂があります。
※2017年8月追記リヴァプールFCへの移籍が公式発表されました。
・スピードに優れるサイドプレーヤー
・ウイングバックで才能を開花させる
・得点力はもうちょっと欲しい!