ドイツブンデスリーガに所属し、共に同じルール工業地帯にあるシャルケとドルトムントは因縁深いライバルチームであり、その2チームの対戦は「ルールダービー」、「レヴィアダービー」と称され世界一盛り上がるダービマッチとして知られています。
当然観客同士の罵りあいや喧嘩は当たり前で、ときに警察が出動するほどの事態に発展することもあります。
そんなルールダービーの中・・・
多数のシャルケサポーターが陣取る応援席にたった一人ドルトムントのユニフォームを着て応援する女性が話題になっています。
そして女性のこの勇気ある行動に感動したドルトムントの選手がSNSにその写真を載せ、「感謝の気持ちを伝えたいから拡散して!」とフォロワーに頼んでさらに話題になっています。
さてこの勇気ある女性と選手は会えたのでしょうか?
勇気あるサポーターの行動にドルトムントDF、バルトラが拡散希望!
発端となったのは4月1日に行われたシャルケ対ドルトムントの「ルールダービー」の翌日に投稿されたドルトムントDFマルク・バルトラのtwitter。
I want to meet this woman! Will you help me find her? I wanna gift her my shirt! Help me with RT + hashtag #SheLovesBVB @BVB #EchteLiebe 🙌🏼🐝 pic.twitter.com/ETh6cIJteR
— Marc Bartra (@MarcBartra) 2017年4月2日
訳:(この女性に会いたい!彼女を探すのを手伝ってくれないか?ユニフォームを贈りたいんだ!みんな拡散頼むよ!)
周囲をシャルケサポーターに囲まれる中、ただ一人ドルトムントのユニフォームを着て応援している女性が映っています。
ルールダービーと言えば世界一盛り上がる伝統のダービーマッチでも有名で、シャルケサポーターとドルトムントサポーターによる小競り合い、暴動や警官隊の出動は当たり前という厳つい環境。
そんな中シャルケの応援席にドルトムントのユニフォームを着て観戦だなんて・・・周囲のシャルケファンにどういう態度を取られるかは想像に難くありません。
この女性は夫がシャルケファンでそこしか席が取れなかったため仕方なくシャルケ側の応援席に座ったそうですが、自身はドルトムントファンのため意思を貫き通してドルトムントのユニフォームを着たそうです。
この勇気ある女性の行動にドルトムントのDF、スペイン人のマルク・バルトラがいたく感激し、彼女に会ってユニフォームをプレゼントしたいと思いこのようなツイートをしたのですね。
バルトラと女性、ドルトムントの練習場で対面!
バルトラの願いは通じ、その女性はすぐに見つかりました。
バルトラはすぐに会おうぜ!と女性と約束を交わし、ドルトムントの練習場で対面することとなるのです。
その様子がドルトムントの公式twitterにアップされています。
✌️ @MarcBartra trifft mutige Borussin #BVB #S04BVB pic.twitter.com/iakhmHnRj7
— Borussia Dortmund (@BVB) 2017年4月6日
女性もバルトラもとても嬉しそうですね。無事にユニフォームを渡せてよかったです。
そしてバルトラは同行したシャルケファンの夫からシャルケのユニフォームを渡されかけて苦笑という落ちもありました。
バルトラは元々バルセロナの選手で、ダービーマッチの盛り上がりと怖さを良く知っている選手ですから余計にこの女性の勇気ある行動に感動したのかもしれないですね。