2017ー2018年シーズンから古巣であるセビージャに復帰する事になったアルゼンチン代表のエベル・バネガ。
インテルでも時折輝きを見せていたものの1年で退団という結果に終わりましたが、元々スペイン系気質の強い選手だったのでまた活躍してくれることでしょう。
またメッシと生まれた地区が近く、小さい頃から一緒にストリートサッカーをしていたエピソードも有名ですよね。
今回はそんなバネガのプロフィールや経歴、プレースタイルなどを見ていきたいと思います。
エベル・バネガのプロフィールと経歴
バネガのプロフィール!幼少時はメッシとストリートサッカー
名前ーエベル・マクシミリアーノ・ダビド・バネガ(Éver Maximiliano David Banega)
国籍ーアルゼンチン、スペイン(代表はアルゼンチン)
出身地ーロサリオ
生年月日ー1988年6月29日
身長ー174cm
体重ー71kg
ポジションーMF
利き足ー右足
バネガはアルゼンチン第3の都市ロサリオの出身で小さな頃は年代が近くて同じ年出身のリオネル・メッシらとストリートサッカーをして技術を高めて来ました。
最初にプレーしたプロクラブは名門・ボカジュニアーズ。
元々トップ下の選手でしたがレジェンドであるファン・ロマン・リケルメが加入してきたためボランチとして起用され、活躍。
この頃U-20アルゼンチン代表にも選出され、U-20ワールドカップを制しています。
これらボカと代表での活躍により2008年シーズンからスペインのバレンシアに獲得され欧州上陸を果たします。
バレンシア、セビージャでプレー
2008年はアトレティコ・マドリードにレンタル移籍、2009年から本格的にバレンシアでプレーし、ウナイ・エメリ監督の信頼を得るなど悪くない活躍はしていましたが2012年にはサイドブレーキを掛け忘れていた自分の車に轢かれて足を骨折するなど不運もあって不調に。
2014年にはアルゼンチンのニューウェールズ・オールドボーイズにレンタル放出されるなどなんとか復調の道を探りますがバレンシアに復帰とはならず、夏にはセビージャに完全移籍となりました。
セビージャではそこそこ持ち直し、ヨーロッパリーグ2連覇の原動力となるなど活躍。
2016年にはセリエAのインテルに移籍するも安定せず2017年シーズンからセビージャに復帰することになりました。
・ボカ・ジュニアーズでキャリアスタート
・バレンシア、アトレティコでは才能ほど活躍できず
・セビージャで復調→インテルで調子落とす→2017年セビージャに復帰
エベル・バネガのプレースタイルは?
中盤ならどこでもこなせる万能選手
バネガの主なポジションはトップ下とセンターハーフ。中盤ならどこでもプレーできるというユーティリティ性が魅力です。
アルゼンチン出身でスペインリーグをメインにプレーしている選手らしく、非常に足元の技術と攻めのアイデアにあふれる選手で、中盤でパスを受けて前線にはたくプレーでゲームを支配できるタイプ。
運動量も豊富で、パスを散らしながら走り回る現代的なセンターハーフの動きもこなせます。
ショートパス、ロングパス、フリーキックなどキックの精度が高いのでゲームを組み立てるプレーからゴール前でラストパスを出すプレーまで攻撃的な中盤のプレーは全て高いクオリティでこなせる選手だと言っていいでしょう。
基本クオリティは高いがムラも大きい
ただどこのクラブでもその技術ほど活躍できていないのはメンタル的にもプレー的にも安定感がなく、ムラが大きいタイプである事が原因だと考えます。
どうも安定して高いパフォーマンスをシーズン通して維持できないというか・・・安定してセビージャでの成績くらいパフォーマンスができればビッグクラブでも十分やれる逸材ではありますが、現状そこは改善ポイントだと言えるでしょう。
また上記の通り運動量は多いですが体格が大きくなく、パワープレーで押してくる相手だと守備面での貢献はそれほど期待できないので他の中盤ポジションに高さに対抗できる選手を置いておくなどバランスを調整する必要はあると思いますね。
そういう意味ではセリエAより創造性を活かせるスペインリーグの方が合っていると思うのでセビージャ復帰は英断でしょう。
・中盤ならどこでもプレー可能
・足元の技術が高く、アイデアも運動量も豊富
・ちょっとムラが大きい所のが欠点