フランスリーグという比較的地味なリーグに属しているせいかいまいち能力ほど知名度がないコートジボワール代表でパリ・サンジェルマンのオーリエ。
ただ日本限定で言えばわりと有名かもしれません。
2014年ブラジルワールドカップでドログバと共に日本代表にトラウマを植え付けたのは記憶に新しいですから・・・
今回は2017年オフにマンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスなど複数の移籍先が噂されている(※2017年9月追記トッテナムへの移籍が決定しました)オーリエのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。
コートジボワール代表オーリエのプロフィール
名前ーセルジュ・オーリエ(Serge Aurier)
国籍ーコートジボワール、フランス(代表はコートジボワール)
出身地ーオーラガヒオ(コートジボワール)
生年月日ー1992年12月24日
身長ー174cm
体重ー76kg
ポジションーDF、MF
利き足ー右足
オーリエはコートジボワール生まれですが、フランス系移民の多く存在する国フランスのランスでサッカーキャリアをスタートさせます。
2012年には同じフランスリーグのトゥールーズに移籍。
2014年からはフランスの強豪パリ・サンジェルマンにレンタルで移籍(のちに完全移籍)して活躍しています。
2017年のオフにはエメリ監督に自ら移籍の意思を伝え、プレシーズンにも帯同してないことから移籍の可能性が高いとされていますね。モウリーニョが非常に気に入っているとされ、マンチェスター・ユナイテッドやダニエウ・アウベスが抜けるユヴェントスなどに獲得の噂があります。
※2017年7月追記トッテナムに移籍金30億超で移籍が決定しました。
またオーリエはフランスとコートジボワール両方の国籍を所有していますが、代表チームは生まれた国であるコートジボワールを選択しています。
・フランスリーグで活躍中
・代表はコートジボワールを選択
オーリエのプレースタイルは?難点も?
加速力が高くてフィジカルも強いサイドバック
オーリエのポジションは基本的にサイドバックです。さらにセンターバックもやった事がありますし、一つ前の中盤でもプレー経験があり、両サイドをこなすことができます。
しかしやはり一番オーリエに適しているポジションは後方から走りこめてフィジカルが活かせるサイドバックでしょう。
アフリカ系の選手らしく一瞬のスピードとバネ、フィジカルが強いタイプの選手であり、攻守に渡ってインテンシティの高さを見せつけます。
特に加速力は本当に高く、フランスリーグではオーリエをスピードのみで止められるディフンダーはほとんど存在しません。
前の選手に当ててワンツーで抜け出すときのスピードは間違いなくプレミアリーグでも通用するでしょう。
またクロスボールやミドルシュートなどロングキックの精度、威力共に抜群で中距離から相手DFにプレッシャーをかける選択肢も持てます。利き足は右足ですが左でも蹴る事が可能。
2014年のブラジルワールドカップで日本代表相手にアシストを決めた2本の高速クロスボールは印象的ですよね。あのように単純なスピードだけでなくキックの精度も非常に高いやっかいなプレーヤーとなっています。
守備も強靭。身長は174cmと標準以下ですがとにかくフィジカルが強く、最後まで体を投げ出してアタックするような守備ができます。センターバックで使われたこともあるくらいですからその守備力の高さが分かります。今でも3バックのストッパーならやれると思いますね。
PSGはダニエウ・アウベスを獲得しましたが、守備もできるオーリエとはプレースタイルが違いますので適応が待たれますね。
アウベスのプレースタイルはこちらも参考に→ダニエウ・アウベスのプレースタイルは?バルセロナから移籍した理由も
・加速力とフィジカル能力に長けるサイドバック
・ロングキックの精度も高い
・守備もタフなタイプ
オーリエの欠点は?
そんな能力の高いオーリエですが欠点も存在します。
それは「素行不良」。
SNSで監督を「ホ〇野郎」と罵倒したりディ・マリアを「操り人形」とバカにしたり、ナイトラブで暴れて逮捕沙汰になったり(イギリス入国拒否になり結果CLアーセナル戦に出場できず)、ゴール後に首切りパフォーマンスをしたり・・・とかなりの問題児なのです。
一応試合中に競り合いで失神した選手の舌を引っ張り出してあげたり善行もあるのですが・・・この素行の悪さはどこに移籍するにしても計算しなければなりません。
噂になっているマンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョなんてこの手の態度の悪さにはかなり厳しい監督ですからね~。
しかもユナイテッドはバレンシアがいるので右サイドバック(ウイングバック)は困ってなさそうですし・・・さてどうなるでしょうか。
※2017年7月追記カイル・ウォーカーが抜けたトッテナム・ホットスパーに移籍が決定しました。
いずれにしてもスピードとインテンシティはプレミアでも通用するとは思うので、そろそろフランスリーグ以外の舞台でオーリエが見たいと思います。