スペイン代表イアゴアスパスのプレースタイルは?地味だがリーガ屈指のストライカー

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スペインリーガ・エスパニョーラの得点王争いと言えば毎年クリスティアーノ・ロナウド、メッシ、スアレス、グリーズマンで争うシーズンがほとんどですよね。

しかし彼らに次ぐストライカーがスペイン代表には存在します。

比較的地味ながら毎年のように二桁ゴールを挙げるその男の名はセルタ所属のイアゴ・アスパス。

リバプールでは上手くいきませんでしたがスペインに帰って評価を高め続けていますね。2018年3月のアルゼンチン代表戦でも1ゴール3アシストと爆発していました。

今回はそんなアスパスのプロフィールやプレースタイルを見ていきたいと思います。

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イアゴ・アスパスのプロフィール

 

Semana importante con partidos que ilusionan 🇪🇸

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名前ーイアゴ・アスパス・フンカル(Iago Aspas Juncal)

国籍ースペイン

出身地ーモアーニャ

生年月日ー1987年8月1日

身長ー176cm

体重ー67kg

ポジションーFW

利き足ー左足

イアゴ・アスパスはスペイン西海岸にあるモアーニャという街の生まれで、地元のクラブでプレーした後、セルタ・デ・ヴィーゴの下部組織に入団して本格的にサッカーキャリアをスタートさせます。

Bチームで順調に成長を遂げると2008年頃から当時2部リーグに所属していたトップチームに合流し始めます。

そして2011-2012シーズンにリーガ2部で23ゴールを挙げ、1部昇格を果たした2012-2013シーズンも12ゴールと活躍。

この活躍によってアスパスは2013年にイングランドプレミアリーグのリバプールFCに移籍することになります。背番号はフェルナンド・トーレスらが着けていた9番ということでかなり期待されていましたね。

しかしプレミアリーグでは独特のフィジカル&スピードサッカーに適応できずわずか1ゴールを奪っただけで2014年セビージャにローン移籍に出されてしまいます、

セビージャでもいまいち活躍は出来なかったものの、2015-2016年に完全移籍した古巣セルタ・デ・ヴィーゴでは見事に復活。毎年のように二桁ゴールを奪うエースとなっています。

POINT

・セルタでプロデビュー

・プレミアリーグには適応できず

・セルタ復帰後は絶好調

イアゴ・アスパスのプレースタイルは?

スペイン人らしいテクニックと裏抜けに長けたFW

 

Next round 💪 #IA10 ⚽

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アスパスの主なポジションはフォワードです。センターでもウイングとしてもプレーが可能。さらに元々はトップ下でプレーしていたように少し下がり目の役割もこなせます。

アスパスのプレースタイルで特徴的なのは「テクニック系のドリブル」、「裏抜けのセンス」、「ワンタッチのアイデア」、「偽9番としての動き」が挙げられます。

アスパスは身長こそ176cmとフォワードとしては小柄な部類に入りますが、いかにもスペイン人アタッカーといった特徴を持ち合わせています。

ドリブルのタッチは非常に細かくテクニカルで、ワンタッチ、ツータッチで簡単にマークを剥がすこともできますし、ペナルティボックス内ではディフェンダーに積極的につっかけていくような「抜きに行く」ドリブルも得意とする選手です。

さらにこれもスペイン人らしい特徴と言えますが、ワンタッチで状況を一変させるような創造性のあるプレーも簡単に行うことができ、前線からチャンスメイクもできるタイプだと言えるでしょう。

裏抜けのセンス、スピードも素晴らしく相手のディフェンスラインと駆け引きをしてスペースアタックによって相手ラインを操作する事も可能ですね。

もちろんアスパスはストライカーとして最も重要な得点力も十分。セルタに移籍してからの3シーズンで、公式戦それぞれ18ゴール、26ゴール、17ゴールと凄まじい得点力を発揮しており、別格のメッシやロナウドを除けばリーガでも屈指の得点力を誇ります。

プレーエリアが広く「偽の9番」もこなせる

上記のようにアスパスはテクニックと創造性、裏抜けによって得点を狙っていくいかにもスペイン人らしいプレースタイルを持っている選手ですが、アスパスのプレースタイルにおける魅力はそれだけではありません。

アスパスはいわゆる「偽の9番」的な動きも得意としており、プレーエリアが非常に広い選手でもあります。

「偽の9番」とはグアルディオラ期のバルセロナにおいてメッシがその役割を担い有名になった戦術。

フォーメーションの形式上は1トップ及び3トップのセンターという形ですが、前線にドンと張っているだけでなく、中盤に降りてパスを捌いたり、サイドに流れて起点を作ったりと「トップ下」のような動きもこなす戦術のことです。

アスパスもこの「偽9番」的な動きをよく見せる選手で、そのテクニックにより自身だけでなく味方のためのスペースを作ったりゲームメイクにも積極的に関わっていくタイプですね。

リバプール、というかプレミアリーグではどちらかというとストライカーは常に前線に張っていることが求められがちなので、アスパスが適応できなかったのはそのあたりに原因があると言えるでしょう。現にセルタでは人が違ったかのように生き生きとプレーをしています。

リバプールのファンは「アスパス、どうして・・・」と思っている事でしょうね。笑

現在のスペイン代表にはアスパスのようにフォワードの位置でピッチを柔軟に動き回り、チャンメイクをする選手が意外と少ないのでアスパスはかなり貴重な戦術ピースになると思われます。

中盤にはイスコやイニエスタ、コケなどこれまた流動的にプレーするのが得意な選手も揃っていますので彼らを追い越させて得点に絡ませるようなプレーも期待されますね。

イスコのプレースタイルはこちらも参考に→スペイン代表イスコのプレースタイルとレアルでの欠点

コケのプレースタイルはこちら→スペイン代表コケのプレースタイルは?アトレティコの中盤を支えるプレーメイカー

リーガの華麗なるアタッカー達に比べて比較的地味な存在ではありますが、代表でも好調ですし、能力自体はリーガトップクラスのものを持っているのでアスパスの今後にも期待したいですね。

POINT

・タッチセンスとドリブル技術に特徴

・裏に抜けるセンスと狙いも素晴らしい

・「偽の9番」的に前線を動き回る