近年不振にあえぐセリエAの名門ACミラン。
この2017年のオフは10番を背負っていた本田圭佑選手と18歳のGKドンナルンマが移籍濃厚など動きが大きくなりそうです。
補強もかなり積極的に行っており、すでにいくつかの選手のACミラン入りが報道されていますよね。
そのミラン入りが確定している選手の中で今回紹介するのはポルトガル代表の将来を期待されている21歳、アンドレ・シウバです。
同代表のクリスティアーノ・ロナウドがレアル加入を薦めたほどの逸材はどのようなプレースタイルを持っているのでしょうか?プロフィールと共に見ていきたいと思います。
アンドレ・シウバのプロフィール
名前ーアンドレ・ミゲル・ヴァレンテ・ダ・シウバ(André Miguel Valente da Silva)
国籍ーポルトガル
出身地ーバギン・ド・モンテ
生年月日ー1995年11月6日
身長ー185cm
体重ー78kg
ポジションーFW
利き足ー右足
アンドレ・シウバが名を馳せたのはポルトガルの名門・FCポルトですがポルトのユースに入団するまでサルゲイロス→ボアヴィスタ→サルゲイロス→パドロエンセなどいくつかのユースチームでプレーしています。
ポルトでは2015年、19歳の時にトップチームに昇格。
2016ー2017シーズンでは公式戦合計21ゴールを記録して大活躍し、ビッグクラブからの注目は加速。
ポルト側は6000万ユーロという高額な違約金を設定していたので獲得は難しいとされていましたが、2017年にセリエAのACミランがアンドレ・シウバの獲得を発表。
本田圭佑が着用していた背番号10を用意されるなどミランの期待が伺えますね。
ポルトガル代表にも召集されており、すでにハットトリックも達成済み。
代表で同僚のクリスティアーノ・ロナウドが所属のレアル・マドリードにアンドレ・シウバの獲得を薦めるほどの活躍を見せています。
・FCポルトでブレイク
・2017年からはACミランでプレー
・クリロナがレアルに獲得を薦めるほどの才能
アンドレ・シウバのプレースタイルは?
センターフォワードらしい決定力
アンドレ・シウバの主戦場は相手ペナルティボックスの中。つまりセンターフォワードが彼の主なポジションになります。ただ後述するように総合的な技術が高いのでウイングやセカンドトップも可能。
特筆すべきはやはり得点能力ですね。
身長も185cmと高いですし、体もガッチリしていてフィジカルが強靭。相手DFと五分のボールを獲り合う場面でも高確率で収め、シュートを放つことができます。
シュートは左右両方で打つことが可能。シュートレンジも広くてボックスの外からでも狙える精度を誇ります。
ドリブルに関しても爆発的なスピードはありませんが、「取られないドリブル」は巧いです。
決定力だけでなく後ろも活かせるタイプ
そんなストライカー然とした決定力を持っているアンドレ・シウバですが、この選手の魅力はそこだけには止まりません。
アンドレ・シウバはフィジカルと決定力だけではなく、非常にクオリティの高いテクニックとコンビネーションセンスを持っています。
センターフォワードなので基本的には最前線に張っていることが多いですがいつも絶妙に一列後ろを見れていて自分でシュートを打たずに後ろにポストして流すこともしばしば。
ポルトガルの2列目にはクリスティアーノ・ロナウドやナニ、ベルナルド・シウバなど強力な選手がいますからアンドレのこのポストが本当に強力な武器になっています。
相手の最終ラインとボランチの隙間に入り込んでスペースを作ったりする動き、意識も上々で、単純なセンターフォワードの働きだけでなくより後ろの選手を機能的に動かせる「9.5列目」のようにプレーができます。
レアル・マドリードのベンゼマやモラタのような感じと表現すればいいでしょうか。
ベンゼマのプレースタイルはこちらも参考に→レアル所属ベンゼマのプレースタイルは?最高とは?事件やエピソードも
これらの選手よりアンドレ・シウバの方がよりストライカー寄りではありますが、ボールの流れを良くするプレーができるのは間違いないストロングポイントだと言えるでしょう。
一介のフィジカルストライカーではなく、左右で強烈なシュートを打ててさらに味方を活かすのも上手い選手で、そのどれもがハイクオリティでこなせます。今のACミランならエースを張れる存在だと思いますね。
・左右で強烈なシュートが打てるセンターフォワード
・フィジカルも強靭
・フィジカルだけでなく後ろの選手を活かすプレーも上手いタイプ